現在、築40年でおよそ14~15年前に他の業者で外壁塗装したという江東区北砂のお客様です。非常にお家を大事にしている方で、築40年ということなので「そろそろ最後の外壁塗装になるだろう」ということで、「できるだけ長持ちする塗料で外壁塗装を検討したい」ということでした。都内にありがちなお隣との距離が近い狭小地でしたが、以前の外壁塗装時にも足場も仮設したとのことなのでその問題はクリアできました。できるだけ長持ちする塗料ということで耐用年数24年超の無機塗料、ダイヤスーパーセランフレックスを使用しました。
3階建てで2階と3階に大きなバルコニーのあるお家です。鉄骨造で外壁はALCのようです。モルタルの吹き付け仕上げとなっています。外壁塗装の際には足場を仮設する必要があるのですが、お隣さんとの距離を見るとギリギリですね。何とか足場は仮設できるでしょう。
外壁は一部、塗膜が剥がれていたり、クラックが入っている部分も見受けられますが、これまで定期的にメンテナンスされてきたことも分かります。お家をとても大事にされている方なのでしょう。築40年という年数ですが、とても綺麗なお家です。このような鉄骨造の建物は50年超の耐用年数があると言われています。
足場の仮設にはちょっと苦労しましたが、何とかなりました。これで近隣へ塗料やゴミ、高圧洗浄時の水拭きが掛かることはありません。まずは高圧洗浄を行っていきましょう。外壁にとっては環境がいいのか、以前使った塗料が耐用年数が長いものなのかは不明ですが、それほど汚れていませんね。
今回は外壁塗装に耐用年数24年超という無機塗料を使用しますので、シーリング材もそれに合わせたものを使用しなければなりません。シーリング材は耐用年数30年に迫るというオートンイクシードを使用します。オートンイクシードは以前、「オートンイクシード15+」という製品名でしたが「15+」がとれて「オートンイクシード」になりました。15年以上は余裕で持つからでしょう。
これまでのシーリング材を除去したら、プライマーを塗布していきます。プライマーが充分でないとシーリングは目地に密着してくれません。オートンイクシードを充填し、ヘラで均していきます。
外壁塗装の工程に入ります。まずは下塗りです。下塗りは仕上げ用塗料を密着させるはたらきがあります。下塗りにはダイヤセラ・トーシツプラスを使用しました。ダイヤセラ・トーシツプラスは無機の下塗り材で、透湿性を持つ微弾性のフィラーです。下地を塗装するのに最適な状態にしてくれます。
仕上げの中塗りと上塗りにはダイヤスーパーセランフレックスを使用します。ダイフレックス社にはこれまでにも耐用年数24年超の塗料がありましたが塗膜が固く、外壁によっては合わないということもありました。その弱点を改良し、塗膜を柔らかくしたのがダイヤスーパーセランフレックスです。
スレート屋根というか庇の塗装を行います。まずは下地処理です。脆弱な塗膜をスクイーパーで剥がしていきます。ケレンを終えたところで、下塗りをしていきます。今回、使用したのは遮熱塗装のサーモアイです。サーモアイ専用のシーラーで下塗りしていきます。
サーモアイSiのクールグリーンで塗装をしていきます。画像を見れば分かるとおり、スレート屋根というより出入口のドアに付けられた庇という感じです。こちらの出入り口、夏になると暑いということで遮熱塗料を選択しました。お家の不便を解消していくのもリフォームの醍醐味です。
バルコニー下の軒天塗装を行います。こちらは塗膜が浮き始めていたので、塗装前に脆弱な塗膜を剥がしていきます。脆弱な塗膜は剥がしていくと落下していくので、こまめに清掃しながら近隣に飛散しないようにします。シートに囲われているといえども、人が出入りしているうちに風が吹きこんでシート外に飛散することもありますからね。
軒天塗装の様子です。塗料は軒天塗装でおなじみのケンエースを使用しました。軒天の下を明るくした場合、軒天の色は白がお薦めです。清潔感もありますし、光の反射率も変わりますので、明るくなったように感じられます。
耐用年数24年超のダイヤスーパーセランフレックスを使った外壁塗装が完了しました。高耐久ということで保証は15年をお付けいたしました。築40年と言えど、大事に扱われていただけあってまだまだ不自由なく、安心して暮らしていけると思います。寿命の長い無機塗料もそれを後押ししてくれるでしょう。
記事内に記載されている金額は2020年05月06日時点での費用となります。
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