スレートは、定期的な塗装メンテナンスが必須の屋根材です。築年数が10年を過ぎてくると、様々な劣化症状も見られ始めます。町田市青葉台にお住まいのお客様もそのうちの一人です。築13年が経ち、屋根の汚れが気になり始めたそうです。スレートには藻が発生し、所々変色していました。「綺麗な屋根を長期的に保ちたい」とご要望でしたので、ラジカル制御塗料のファインパーフェクベストで塗装を行っていきます。
お問い合わせをいただき、点検にお伺いしました。以前は軒先が長い住宅が主流でしたが、お洒落ですっきりとした印象を与えるせいか、軒が短い建物を目にする機会も増えてきているように思えます。
早速、屋根にのぼり調査を行っていきます。スレートの広範囲には藻が発生していました。色褪せも目立つ様子です。塗膜の防水機能が低下している証拠ですので、塗装を行い蘇らせる必要があります。藻を放置してしまうと、屋根の劣化を促進させてしまいますので、なるべく早めにメンテナンスを検討しましょう。
屋根塗装は高所での作業となります。施工スタッフの安全確保や塗料の飛び散りを防ぐ為に、足場を仮設し、メッシュシートを張ります。メッシュシートの貼り方は業者によって異なります。目の粗いものを使用したり、誤った貼り方をしてしまうと、ご近隣に塗料が飛び散り、トラブルを引き起こす原因となってしまいます。こういった一つ一つの作業を疎かにしないしっかりとした業者を選びましょう。その後、高圧洗浄を使用して屋根に付着した汚れや塗膜を洗い流します。かなりの威力がありますので、藻で変色してしまった箇所も一瞬で綺麗になります。洗浄後の屋根は、すっきりした印象です。「綺麗になったので、さっそく塗装に取り掛かろう！」と思いますが、屋根の表面はまだ濡れていますので、しっかりと乾燥させてから塗装に入らなくてはなりません。塗装は日を改めて行います。
タスペーサーと呼ばれる縁切り部材をスレートの小口（スレートとスレートの重なり部分）に設置し、下塗りを行っていきます。この「縁切り」と呼ばれる作業は、スレートの塗装を行う際には非常に重要な工程です。小口の隙間が塗料で埋まってしまうと、屋根の内部に浸水した雨水をうまく排出できません。また、隙間が狭すぎると毛細管現象を起こして、雨水を吸い上げてしまいます。毛細管現象とは、狭い隙間や管の中を液体が上昇する現象です。吸い上げられた雨水が防水紙を劣化させ、雨漏りを引き起こしてしまう可能性もあります。縁切りがしっかりとされておらず、雨漏りが発生してしまったというケースも決して少なくありません。私たち、街の外壁塗装やさんでは、タスペーサーを使用した縁切りを行ってから塗装に入りますので、ご安心ください。
下塗りを乾燥させましたら、中塗り・上塗りと2回に分けて塗装します。今回の塗装には、ラジカル制御塗料であるファインパーフェクトベストを使用しました。塗料に含まれる顔料には、酸化チタンという化合物が入っています。それが紫外線を吸収するとラジカル（物質）が発生します。ラジカルが発生することで、チョーキング現象などの劣化症状を引き起こしてしまうのですが、ラジカル制御塗料は、名前通りラジカルの発生を抑制します。耐久性があり、色褪せしにくい屋根を長期的に保つことが可能ですので、お客様のように、綺麗な屋根を保ちたいといった方には最適な塗料です。
工事後の屋根です。とても鮮やかな印象になりました。こちらの綺麗な紺色はナスコンです。屋根塗装を行うにあたって、工事前と違う色を選択されるお客様もたくさんいらっしゃいます。「工事後、イメージと違ったらどうしよう・・・」とご不安に思う方もいると思います。私たち街の外壁塗装やさんでは、工事後をイメージしやすいようにカラーシミュレーションの作成も行っております。イメージチェンジを図りたい方はぜひご利用ください。
3月末より流行しているコロナウィルスの感染者数も日が経つにつれて少なくなってきています。失速の兆しも出てきましたが、まだ油断してはいけません。弊社では、引き続きコロナウィルス対策を実施しております。実施内容については、サイトに記載している「新型コロナウィルス対策について」をご覧ください。
記事内に記載されている金額は2020年05月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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