「外壁を手で触れると白い粉が付く」そういった経験はありませんか?それはチョーキング現象と呼ばれる劣化症状の一つです。塗料の色成分(顔料)に含まれる合成樹脂が、雨や紫外線によって分解され、粉状になって現れたものです。小金井市緑町にお住まいのお客様もチョーキング現象を気にされていました。「すぐに工事を行わなければ…」と焦る必要はありませんが、塗り替えを検討する時期です。
使用材料
パーフェクトトップ
(ND-342)
ファインSi
(23-255)
「外壁塗装を検討している」とご相談後、点検にお伺いしました。モルタル外壁には、レンガや幕板が取り入れられており、とてもお洒落な印象です。正面から見た感じでは、あまり劣化している様子は見られませんが、隅々までしっかりと調査を行っていきます。私たち街の外壁塗装やさんでは、無料で点検を実施しておりますので、ご不安な方は一度ご利用ください。
隅や日陰になってしまう部分には、汚れが目立ちました。また、クラック(ひび割れ)も発生している模様です。クラックの大きさによっては補修方法も異なります。幸い、クラックは下地まで届いていませんでした。この程度でしたら、塗装で埋まりますので問題ありません。しかし、症状が進行すると、シーリング材を充填したり、機械を使ってひび割れを20センチ幅まで削りシーリング材で埋めなければいけなくなってしまいます。クラックが見られましたら、早めにご相談ください。
まずは、塗装に備えた準備をします。施工スタッフの安全を確保し、かつ近隣に塗料が飛び散るのを防ぐ為に、足場とメッシュシートを設置していきます。その後、高圧洗浄で外壁に付着した汚れや旧塗膜を綺麗に落とします。高圧洗浄後はしっかりと乾燥させなければなりませんので、後日改めて塗装塗装に入ります。
また、塗装前の準備としてもう一つ行わなければいけない作業があります。「養生」と呼ばれる工程です。塗料で窓が汚れてしまわないように、ビニールを被せ、テープで止めます。車が駐車してある場合には、同じように養生します。
塗装準備ができましたら、いよいよ塗装に入っていきます。まずは、パーフェクトフィラーを使用して下塗りを行います。水性系なので環境にやさしく、ひび割れ追従能力に優れています。パーフェクトシリーズには、パーフェクトサーフやパーフェクトプライマーといった下塗り材もございます。それぞれに適用下地があり、今回使用したパーフェクトフィラーはモルタルに対して最も有効です。
下塗り乾燥後、パーフェクトトップで上から塗装していきます。ラジカル制御塗料であるパーフェクトトップは、外壁の劣化要因となるラジカル(物質)の発生を抑制し、色褪せやチョーキング現象を防ぎます。お客様はこの現象を気にされていましたので今回、こちらを使用することになりました。全体的に塗装し終えましたら、次は上塗りです。
上塗りにも中塗りと同じ塗料を使用します。塗料にはそれぞれ適切な塗膜の厚さがあります。2度塗り(下塗り・中塗り)だけでは、十分な厚さが出ず、耐久性も短くなってしまいます。耐久性のある外壁に仕上げる為にも、絶対に省いてはいけない工程です。
塗装後のモルタル外壁です。工事前と印象を変えたくないとの事でしたので、かなり似た色を使用しました。こちらのシックで落ち着いた色は、ND-342になります。外壁塗装ではよく使用される人気のある色です。ツートンカラーに取り入れるお客様も結構いらっしゃいます。ツートンカラーを検討している皆様、こちらの色を取り入れてみてはいかがでしょうか。
付帯部の塗装も行いました。こちらは、庇を塗装している様子です。まずは、ケレンと呼ばれる作業を行っていきます。鉄部をヤスリで擦り、汚れやサビを落とす作業です。 ケレンで綺麗になりましたら、1液ハイポンファインデクロを使用して下塗りを行います。1液ハイポンファインデクロは錆止め塗料になります。錆びやすい鉄部の塗装を行う際に使用されるものです。
下塗り後は、ファインSiの23-255を使用して塗装します。庇だけではなく、雨樋や幕板の塗装も行いました。「付帯部の塗装にこげ茶色(23-255)を使用したい!」とご希望されるお客様は非常に多いです。ブラウン系は様々な色の外壁と相性抜群なので、付帯部の塗装に使用してみてはいかがでしょうか?
現在、コロナウィルスの感染防止に伴い、弊社でも様々な対策を行っております。詳しくは新型コロナウィルス対策についてをご覧ください。
記事内に記載されている金額は2020年05月22日時点での費用となります。
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