府中市若松町にお住まいのお客様より、外壁の塗装メンテナンスについてご相談を承りました。お客様のお住まいは今年で築19年目。塗装メンテナンスは今回が初めてという事だそうですが、「20年近く住み続けて汚れもひどくなってきたので、どうせなら明るい色に塗り替えてリフレッシュしたい」との事でした。特に擁壁に関しては、お傷みが目立つとの事で塗装できれいにしたいとの事でした。
使用材料
パーフェクトセラミックトップG ND-280
外壁の状態を見てみます。お客様の外壁はモルタル外壁を使用しています。まだ一度も塗装メンテナンスを行っていないとの事ですが、目立った傷みや苔、藻などの繁殖もなく、比較的美しい外観が保たれています。比較的日照時間の少ない北側外壁を見ましても、カビや苔、藻などの繁殖もほとんど見られません。ところどころ雨だれなどの汚れがありますが、大きなクラックなどもなく、20年近いお住まいとしては状態は良好といえます。
擁壁の方を見てみます。こちらは外壁と違ってカビや藻の発生などがありかなり汚れた印象が目につきます。細かいクラックも多く発生しています。細かいクラックであれば、高弾性のある塗料でカバーすることができます。
お客様には点検中に撮影した写真をご覧いただき、外壁と擁壁の塗装工事を承りました。
近隣住人の方にご挨拶をした後、足場を架設し、塗装しない箇所を汚さないようメッシュシートをかけて養生をしていきます。これは工事中に工具などを落としてしまっても足場の外へ落下させないようにする、安全対策の意味もあります。
まずは外壁表面に付着している汚れやカビなどを洗い流すために、高圧洗浄をかけていきます。新築時に塗られた古い塗装塗膜も高圧洗浄で一気に洗い流していきます。特にモルタル外壁は細かい凸凹が多く汚れが落ちにくいため、念入りに洗浄をしていきます。
外壁塗装の工程は基本3回。下塗り塗装を行った後、仕上げ塗料を使用して中塗り・上塗りと重ねて塗っていきます。
まずはニッペのパーフェクトフィーラーを使用して下塗り塗装を行います。下塗りは、モルタル外壁の表面と仕上げ塗料の密着性を高める為にはとても重要な工程です。
やや毛足の長いローラーを使用して丁寧に塗っていきます。平らなスポンジタイプのローラーではモルタル外壁の凹凸には対応できませんので、毛足の長めなローラーを使用してしっかりと隙間まで塗膜を張っていきます。
下塗りの塗料が十分に乾いたのち、仕上げ用塗料を塗っていきます。
今回使用しているのは日本ペイントのパーフェクトセラミックトップGです。フッ素樹脂塗料を超える耐候性と超低汚染性と非常に美しい仕上がりで人気の塗料です。
仕上げ塗装はこのパーフェクトセラミックトップGを使用して2回行います。一度の塗装でもある程度の防水性、耐候性は発揮されるのですが、メーカーが期待する耐候性や色艶を発揮するには、しっかりと乾燥させた後重ね塗りを行い、塗膜にしっかりとした厚みを付ける事が重要になってきます。やや毛足の長いローラーを使って手早く塗装していきます。下地と同様やや毛足の長いローラーと刷毛を使い分けて丁寧に塗っていきます。一工程ごとにしっかりと乾燥させ、塗膜の厚みを付けていきます。厚みを付けるために一回の塗装で濃度の高い塗料を調合してタップリと塗っていくのではなく、適量に調剤した塗料を適切な回数で重ね塗っていくことが大切です。
外壁の塗装が終わったら次は擁壁の塗装に移ります。
高圧洗浄を行った後、こちらも下地塗料パーフェクトフィーラーを使用して下地から塗っていきます。乾燥後、仕上げのパーフェクトセラミックGを塗っていきます。こちらも2回仕上げ塗装を行います。
狭いコーナーの部分は刷毛を使用して隅々まで塗っていきます。
これで外壁と擁壁の塗装工事が完了いたしました。最後に複数スタッフにより最終確認を行い、塗装後の塗り残しや色ムラなどをチェック・補修し、工事完了となります。最後はお客様にご確認いただき、工事竣工となります。
外壁・擁壁塗装工事、竣工いたしました。塗膜に充分な厚みが出たため、光沢が増しているのが分かります。お客様もきれいに生まれ変わったお住まいに大変ご満足されたご様子でした。擁壁塗装を含めた外壁塗装工事に関しましては、私達街の外壁塗装やさんに何でもご相談ください。
記事内に記載されている金額は2020年06月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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