中央区佃にお住まいのお客様は、雨樋付近の軒天が落下したことに不安を感じ、お問い合わせ下さいました。お客様邸は陸屋根タイプで、10年程前にシート防水の施工を行ったそうです。調査を行っていくと、防水シートや排水溝付近に、様々な劣化症状が見られました。特に症状が出ていたのは、排水溝付近です。排水溝周りのシートに亀裂が生じ、そこから雨水が浸入したことで、軒天が落下してしまった可能性が考えられます。
お客様のご要望は、なるべく費用を抑えたいとの事で、不良箇所の修繕とトップコートの塗替えを行いました。防水工事の様子をご覧ください。
使用材料
シートトップ100(A-4フォックスグレー)、エポタール BO エコ(ブラック)
まずは調査を行います。私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウィルス対策として、マスクを着用して、お客様のもとへお伺いしております。お客様がおっしゃっていた落下した軒天箇所は、二階の角のようです。場所から見て、排水溝又は、雨樋周りに原因があるものだと予想できます。早速、陸屋根の状態を見ていきましょう。
陸屋根は10年程前にシート防水を行ったそうですが、表面を保護しているトップコートに、色褪せが目立ちました。トップコートが劣化しているサインなので、メンテナンスを行う時期でしょう。
軒天落下の原因として考えられる排水溝の様子です。周辺には、泥や苔などが堆積していました。これでは水の流れが途絶え、コーナー部分に水溜まりができてしまいます。
更に、排水溝周りのゴムシートに亀裂が入っていました。ここからの雨水浸入が疑えますので、しっかりと補修し、雨漏りを解消しましょう。堆積した汚れも勿論、綺麗に除去します。
今回は、不良箇所の修繕と、トップコートの塗替えでメンテナンスを行っていきます。まずは高圧洗浄です。経年によって付着した汚れを、水圧で綺麗に洗い流します。洗浄後は乾燥させる必要がありますので、作業は後日、改めて取り掛かります。
排水溝周りの修繕を行います。堆積した泥や苔は手作業で除去していきます。汚れを除去することで、密着性を高めることができます。
堆積していた汚れを落とした後、排水溝周りの亀裂を塞いでいきます。シーリング材を充填し、その上からメッシュシートを貼り、更にウレタン層を作って、雨水の浸入を防ぎます。これで、排水溝周りの修繕は完了です!
ゴムシートの継ぎ目の数箇所には、若干の捲れが生じていました。ですので再度、シーリング材を充填し、しっかりと補修していきます。
立ち上がり部分や笠木の隙間の補修も忘れてはいけません。ちょっとした隙間からでも、水が入り込む可能性はありますので、同じようにシーリング材を充填して、雨漏りを防ぎます。これで、下地調整が終わりましたので、いよいよトップコートの塗装に入ります。
トップコートを塗装します。塗装する際には、中塗り、上塗りの順に塗り重ねていきます。下塗りのプライマーを入れると、計3度塗りです。
今回は、シートトップ100を使用しました。低臭で乾燥が早いので、作業しやすく、工期短縮が期待できます。6種類ある色の中からお客様は、A-4フォックスグレーをお選びになりました。
トップコートの塗装後、エポタール BO エコ のブラックで塗装した排水溝カバーを戻しました。
防水工事を終えた屋上がこちらです!色褪せや排水溝周りの劣化が解消され、とても綺麗になりました。また、不良箇所の修繕によって、雨漏りの心配も無くなりました。お客様のように、トップコートの塗替えと、不良箇所の修繕を行うことで、既存の防水を活かした施工も可能です。屋上やベランダ・バルコニーの防水工事をお考えの際には是非、私たち街の外壁塗装やさんへご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2020年11月25日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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