府中市白糸台で3階建てマンションの鉄骨階段の塗装工事をおこないました。お問合せのきっかけは、サビて穴が空いているので補修をお願いしたいという内容でした。
外に面した鉄骨製の階段は、定期的に塗装工事でメンテナンスをおこなわないとサビが進行してしまいます。今回工事をおこなったマンションも、何度か塗装工事おこなった事があるそうですが、サビが広がっていて鉄骨に穴が空いているところが何か所かありました。
手すりなどもあり複雑に入り組んでいるところが多いので、サビの除去やサビ止めがしっかっりと塗装できない所もあり、その様な部分からどんどんサビが進行してしまう事になります。鉄骨に穴が空くと中は空洞になっていますので雨水が入り込んでしまい、内側からサビが鉄骨を侵食してしまう事もありますので、穴埋めの補修工事も必要になります。
柱の根本は床のコンクリートに埋まって固定されているのですが、雨が降ると常に濡れてしまうところですのでサビが出やすい部分です。塗装をしてもまた同じ様になってしまいますので、今回は塗装工事の後に柱の回りをコンクリートで囲い直接溜まった雨水が降れない様にしました。
階段の床面(踏み面)も大分汚れが目立っていましたので、新しく滑り止め塗料を塗布して全体を綺麗にしあげました。見違える様に綺麗になり、サビに対しての対応もおこないましたので、お客様にも大変喜んでいただけました。
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外部に面した鉄骨階段は、雨水によってサビが出てしまったり汚れが付着しやすい状態になります。調査に伺った府中市白糸台のマンションも、汚れが非常に目立つ状態でした。
何度か塗装工事をおこなった事があるそうですが、その際のサビ止めなどの処理があまり出来ていなかった様で、全体的に塗膜の劣化が出ています。雨が降ると濡れてしまう部分ですので、階段の上に付いた汚れなども雨水と一緒に流れてくるので、水垢の様に塗膜の上に汚れが付着してしまいます。
塗装工事をおこなう事で一旦綺麗になったとしても、鉄骨部分にサビが残っていてサビ止めもしっかりと塗装出来ていないと、塗膜の下からサビが侵食して塗膜を浮き上がらせてしまう事になります。
こちらの建物もあちこちでサビによって塗膜が浮いている所が有りました。塗装工事で塗膜がしっかりとしていれば雨水が中に入り込む事はありませんが、浮いたり剥がれたりするとそこから雨水が入り込んで更にサビの進行を早めてしまいます。
サビが広がるとどうなるかが画像に現れています。鉄骨の柱は中まで鉄がギッシリ詰まっている訳ではなく、中は空洞になっています。このサイズの鉄骨の柱ですと鉄板の厚みは4㎜から厚くても6㎜程だと思いますので、サビによる浸食で穴が空いてしまう事になります。
このようになると柱の強度も落ち、雨水が中に入り込んで内側から更に柱を腐食させていきます。
柱の根本は基礎にボルトで固定されていますが、その部分は地面に埋められていてコンクリートで床が打たれています。先程の穴から入った雨水は柱の中にどんどん溜まる事になりますし、コンクリートの床に埋められた柱は雨水によって外側からもサビに侵されることに事になります。
一番重要な根本の部分が劣化してしまうと階段自体の強度にも影響が出ますので、この部分のメンテナンスもしっかりとおこなう必要があります。
3階建てのマンションですが、屋上に上がる階段があります。3階までは足を乗せる部分(踏み面)はコンクリートで滑り止め塗装で仕上げてありましたが、屋上に上がるところは鉄骨のみで造られています。
下の階は上に階段があるために屋根が有るのに近い状態ですが、屋上への階段は完全に雨風に曝される部分にあります。日当たりが下よりも良いというメリットはありますが、踏み面の鉄板は雨水が溜まりやすくサビが出やすくなっていました。このサビを放置してしまうと踏み面が脱落してしまう危険もありますので、今回は鉄骨階段全体を塗装工事でメンテナンスしていきます。
鉄骨階段の塗装工事で重要なのが『ケレン作業』です。古い塗膜を剥がしてサビを落とす作業で、このケレンがしっかりと出来ていないと仕上げの塗料の耐久性にも影響していきます。元々の状態がそうであった様に、いくら耐久性が高い塗料で仕上げても塗膜の内側から劣化してしまえば意味がありませんので、ケレンは隅々まで丁寧におこなっていきます。
斑点の様に出ているサビはマジックロンなどのナイロンのタワシ状のものでこすって落とします。浮いた塗膜は皮スキなどで剥がしてしっかりと付着している活膜はそのまま残していきます。
手すりの格子も1本1本丁寧にマジックロンでこすっていきます。結構手間の掛かる作業ですが、この作業とサビ止めが鉄骨階段の塗装では重要になりますので、丁寧に作業していきます。
頑固にこびり付いたサビは機械を使って落とします。ケレンには作業によって種類があり、手作業や機械を使用して活膜を残す方法は3種ケレンといい、一番よくおこなわれる方法です。
ケレン作業が終わったあとはサビ止めを塗っていきます。屋根や外壁の塗装工事の際の下塗りに当たるのがサビ止めで、サビを止める事は勿論、上に塗装する塗料との付着性を高める必要があります。
塗装工事の時には仕上がった時に見えるのは仕上げの塗料だけです。しかし、ケレン作業とサビ止めがしっかりとおこなわれていなければ、見た目は綺麗に仕上がっていても数年でサビが広がって塗膜が浮いてしまう事になります。仕上がった時に見えない部分だからこそ、しっかりとした施工で丁寧におこなう必要があります。
白いサビ止めを使用して仕上げは薄いグレーのため違いがわかりにくいのですが、塗り残しの無い様に手すりの格子も丁寧に塗装していきます。
屋上に上がる以外の1階から3階までの階段の仕上げは、下地を鉄骨で造り踏み面はコンクリートが打ってあります。緑色しているのは床用の滑り止め塗料ですが、長年の使用により撥水性も滑り止めの効果も薄れてしまっていました。
サビの浸食によって腐食して穴が空いていた柱部分も穴埋めをおこなって塗装で仕上げています。穴が大きかったところは鉄板を裏張りしてパテで段差をなくしてから塗装しましたので、見た目には穴が空いていた事は分からない状態にする事が出来ました。
サビ止めと塗装工事によって雨水が入り込む事は無くなりましたが、鉄部は屋根や外壁などよりもメンテナンスの周期は早い為、定期的にチェックをおこなってサビが広がる前の塗装工事をおこなっていきましょう。
最後に踏み面の滑り止め塗料を塗装します。元々はグリーンでしたが、鉄骨部分の色に合わせてグレーで仕上げたいというご希望でしたので、仕上げ色はグレーにしました。
人が常に歩く部分で雨によって濡れてしまいますので、滑らない様に骨材が入っていてザラザラとした仕上がりになる滑り止め塗料を使用します。今回はアトレーヌ水性トップHという塗料を使用しました。
マンションの階段ですので、作業中に入居者の方が上り下りする事もありますので、通行できるように反面ずつ塗装していきます。速乾性の塗料ですので乾燥まで時間もかからず、溶剤を使用していない為臭いも少ないので、ご迷惑を最小限に抑える事が出来ました。
床を濃いめのグレーにしましたので仕上がりが非常に綺麗になりました。
土間のコンクリートの中に埋め込まれている事で劣化が進行していた柱の根本です。雨ざらしになり、床に溜まった雨水で常に濡れた状態になってしまうので、根元をモルタルで囲って常に濡れている状態にならない様にしました。この状態であれば床に溜まった雨水も柱に直接影響を及ぼさない為に、劣化の進行を抑える事が出来ます。
汚れやサビが目立っていたマンションの鉄骨階段は、塗装工事によって見違える様に明るく綺麗になったとお客様にも大変喜んでいただけました。
記事内に記載されている金額は2020年11月27日時点での費用となります。
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