中央区湊で築42年になる建物を所有しているお客様より、「建物の室内に雨漏りが発生しているので至急、点検と工事をお願いしたい」とご相談を頂きました。陸屋根の防水工事は何度か行っているそうですが、屋根の上は見たことがないので、どのようになっているのかは分からないとの事でした。
点検にお伺いさせて頂きますと、確かにウレタン塗膜防水でメンテナンスがなされた形跡がうかがえました。今回は、雨漏りしていましたので、ウレタン防水工事の通気緩衝工法を実施することになりました。
現在、私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウィルス対策として、マスク着用やアルコール消毒を徹底しておりますので、安心して点検・工事をお任せください。
まずは現地調査にお伺いしました。室内の天井クロスは雨水によって大きくたるんでおり、今にも剥がれてしまいそうな状態です。私たち街の外壁塗装やさんでは、天井の張替え工事も承っておりますので、染みや剥がれが見られた場合には、お気軽にご相談ください。
陸屋根にのぼると、床は全体的に色褪せ、変色している様子も見られました。
パラペットや床には、大きなひび割れが発生していました。両サイドが黒く変色していますので、ここから雨水が浸入しているのは間違いないでしょう。
今回のように、既に雨漏りが発生している場合には、ウレタン防水工事の通気緩衝工法が適しています。劣化やひび割れが生じている部分の修繕と調整後、ウレタン防水工事を行う流れになります。
まずは洗浄で表面を綺麗にします。洗浄は、防水工事だけではなく、屋根や外壁を塗装する際にも行う、重要な工程です。水で洗浄するのが一般的ですが、今回は雨漏りしていますので、防水用洗浄剤を使用しました。
JSプレミックス60で、下地の調整を行います。普通の樹脂モルタルを使用して厚みを増せば、そこからひびが入り、割れや欠落してしまうのですが、こちらはポリマーセメントモルタルなので、60mmまでは、その心配がありません。
パラペットのひび割れは、オートンQィックシーラントを充填して補修します。多くの部材に接着性の高い、速乾タイプのシーリング材です。防水下地処理の定番として用いられています。
下地調整・補修が終わりましたら、プライマー(下塗り材)を塗布し、通気緩衝シートを敷設していきます。シートにはマス目が印刷されていますので、カットする際や寸法を測る時に役立ちます。
シート敷設後、排水口に改修ドレンを設置します。プレート状の鉛は柔らかい為、ハンマーで叩きながら下地の形状に合うよう、形成していきます。
床面の一番高い位置に、脱気筒を取り付けます。これを取り付けることによって、防水層と下地の間に発生する水蒸気を外へ排出し、防水層の膨れや雨漏りを防止します。
脱気筒を取り付ければ、いよいよウレタン防水材を塗装していきます。塗装には、ダイフレックス株式会社のDSカラー・ゼロを使用しました。
始めにパラペットを塗装してから、床面の塗装に入ります。パラペットの塗装では、片手に刷毛、もう片方にはローラーを持ちながら作業を進めていきます。細かい部分を刷毛で塗装するのと同時に、広い部分はローラーで塗装するのです。まさに職人さんの腕の見せ所です!
ウレタン防水材は二度塗りします。塗り重ねることで、塗膜に規定の厚みを出し、耐久性をもたせます。塗装後はしっかりと乾燥させます。
ウレタン防水層は紫外線に弱い為、トップコートで表面を保護する必要があります。こちらも同様、パラペット、床面の順に塗装します。定期的にトップコートを塗替えれば、その分、耐用年数も長くなります。
ウレタン防水工事の通気緩衝工法が無事、竣工しました。工事によって、色褪せや変色、ひび割れ、そしてお客様が悩まれていた雨漏りを解消することができました。再び、雨漏りを発生させないように、定期的にお手入れを行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2020年11月25日時点での費用となります。
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