北区浮間にお住いのT様から台風で擁壁のフェンスが倒れてしまった、というお問い合わせを私たち「街の外壁塗装やさん」に頂きました。調査にお伺いさせていただくと確かに擁壁のフェンスが倒れてしまっておりましたが、気になるのは外壁にある「何か」が当たって傷がついてしまっていることでした。そのことをT様にお伝えしたところ擁壁に意識が行っていて全く気が付いていない、とのことでした。擁壁はもちろん火災保険での復旧工事の対象となりますが、外壁の傷も復旧対象になります。ただし、あくまでも火災保険は「現状復旧」が前提となりますので被害を受けた外壁1面のみの申請となります。実の所、T様は外壁・屋根塗装を丁度ご検討されていたこともあって火災保険以外の所はご負担にはなりますがこのタイミングで塗り替えを行おう、と決断してくださいました。問題なく火災保険の申請も受理され、保険も認定されて、私たち「街の外壁塗装やさん」にてご契約・工事を承る事になりました。
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 シーリング打ち替え 部分塗装
使用材料
ニッペサーモアイSi ニッペパーフェクトトップ ニッペケンエースG2
北区浮間にお住いのT様は一昨年の台風で擁壁のフェンスが倒壊したことで、私たち「街の外壁塗装やさん」にお問合せをくださいました。調査に伺うとご自宅の裏側にある擁壁のフェンスが完全に崩落しT様がまとめておいてある状態でした。フェンスはご加入の火災保険を使って復旧をしていくことになりました。
擁壁が倒壊するほどの台風被害を受けているという事は、ほかの部分にも被害がある可能性があります。そこで建物の外壁を確認させていただきました。するとやはり外壁には何かが当たったような痕跡が多数発見いたしました。
何かが擦れたような跡であったり、少し抉られてしまったように見えます。このような跡が残るのは、鋭利な何かが当たった可能性があります。フェンスがこの壁まで飛んだということはT様のお話ではなかったそうです。
そこで疑うのは、屋根の板金です。お客様の家の板金だけとは限りませんが、屋根の状態も確認していきます。
T様の屋根は化粧スレート葺きです。屋根の勾配は地上から見ているよりもきつく、6寸勾配はありそうです。安全に留意しながら屋根調査を行っていきます。
調査を進めていくと心配していた棟板金の飛散は確認できませんでした。ただし、棟板金を固定する釘は抜けかけている所が数か所確認できました。
屋根材の化粧スレートの剥がれはありませんでしたが、南北面でのコケの発生の差が凄くある状態です。お客様が気にされていた雨樋の点検も可能な限り行っていきます。雨樋がゴミで詰まっているのではないか?とご心配されておりましたが大丈夫なようです。
屋根から降りながら、外壁の状態も確認していきます。軒天や出窓の天端なども見ていきます。出窓の天端は鋼板製の場合が多いのでサビの発生などが無いかを確認していきます。
新築の時から、今まで塗装塗り替えを行っていないT様邸の外壁は、2色の色分けがされているサイディングボードです。1F部分には濃い色のサイディングボードが使用されておりますが、明らかにチョーキング現象が起きておりました。この辺りはT様も気になられていたようです。また、玄関ポーチのサイディングボードの破損も気にされている所でした。
フェンス倒壊と何かが当たって傷のついた外壁は復旧工事の為、火災保険を申請して行くことになりました。いずれにしても足場仮設を行う事になる事から、検討されていた外壁屋根塗装工事を全体的に行っていくことをお決めになられて、ご契約・工事を行っていくことになりました。もちろん火災保険で出る費用だけでは賄いきれませんのでT様ご負担の部分も発生いたします。それでもすべて自己負担で塗装工事を行うよりもかなりお得にはなります。
塗装工事を行う上で避けては通れない物は、「色選び」です。これから最低でも10年という長い年月を共にする外壁・屋根の色・・。この色選びにはほとんどのお客様がお悩みになります。そのため私たち「街の屋根やさん」ではカラーシミュレーションを作成しお客様の理想に極力近くなるようにお手伝いをさせていただいております。まずは、気になる色(色の系統)をお聞きしてシミュレーションを作成していきます。そうするとお客様のイメージも決まりやすくなることが多いようです。T様は今回の塗り替えでは2色に別れていた外壁の色を一色にしたいという大きなイメージがありました。
外壁は明るめの色でアクセント色を使うイメージのシミュレーション作成
こんな色は?という参考イメージでのシミュレーション作成
玄関脇の開口部の周りもアクセントカラーを入れたシミュレーション作成
外壁の色のトーンを少し落としアクセントカラーも少し濃いめにしたシミュレーション作成
シャッターボックスのアクセントカラーを変更したシミュレーション作成
アクセントカラーを出窓周りと合わせた場合のシミュレーション作成
ご覧のように多種多様なシミュレーションを作成していき、最終的なイメージを作っていきます。シミュレーションで残念ながらツヤまでの表現はできません。私ども「街の屋根やさん」が作成しているPC画面の色とお客様が確認されるPC画面の発色が全く同じとは言い切れませんので、塗料メーカーに塗り板見本というA4サイズの実際の色見本を作成してもらって最終ご判断を頂き、色決定が終了となりました。塗り板見本は納期に最低でも3~4日間はかかりますので色決めには必然的に時間がかかってきます。
色が決まり、いよいよ塗装工事がスタートします。まずは高圧洗浄を行ってチョーキングを起こしている外壁の汚れや塗膜を洗い流していきます。
高圧洗浄といっても洗浄する箇所ごとに水圧は適正に行っていきます。
洗浄が終わった外壁は劣化した古い塗膜がスッキリと洗い流されました。やはり濃い色のサイディングボードは薄い色のサイデイングボードよりもチョーキングが目立ちます。
今回、外壁塗装と一緒に屋根塗装も実施します。屋根の洗浄も行っていきます。
コケや汚れがすっかり取り除かれた屋根です。洗浄をすることで現場調査時には確認が出来なかった不具合も確認しやすくなりました。化粧スレート屋根材の数枚にひび割れを発見することが出来ました。
洗浄作業の次の日は、たいてい1日乾燥のために作業を休工します。その後、下地処理作業を行っていきます。外壁がサイディングボードとなりますので継ぎ目のパッキン状になっているシーリングの打ち替え・増し打ち作業を行っていきます。
下処理工事の際に、サイディングの割れや破損があれば補修を行っていきます。
外壁塗装の下塗りに使用するニッペパーフェクトサーフです。
外壁塗装の仕上げに使用するパーフェクトトップや軒天塗装に使用するケンエース、屋根は遮熱塗料のサーモアイを使用します。すべて日本ペイントの製品となります。
ローラーを使用して外壁サイデイングボードに下塗り塗料のニッペパーフェクトサーフを塗布していきます。
下塗り乾燥後、中塗りにニッペ水性パーフェクトトップを塗布します。ラジカル制御型ハイブリッド高耐候性の塗料で性能と価格のバランスがとても良い塗料です。
中塗りの乾燥後、上塗りを中塗りと同じパーフェクトトップで塗布します。
今回の塗装工事のポイントでもある、出窓周りのアクセントカラーを塗布します。こちらは標準色では無い色になりますので調色してもらっています。オレンジ系や黄色の濃い色系の色はなぜか被りという色付きが悪いことがありますのでしっかりと作業を行います。外壁の白系の色との色分け部分もキッチリとラインだしをしないとコントラストの差が大きいので気を付けたい部分です。
塗っている職人では気が付かない客観的な意見を出しながら作業を進めていきます。夕方になってきてオレンジ系の色がより鮮明に見えます。
破風板を塗装していきます。こちらも二回塗り以上の工程を行います。
雨樋は破風板と同じ色で塗装いたしました。破風板、雨樋ともにニッペファインパーフェクトトップという弱溶剤の塗料を使用しています。
出窓の屋根は建物屋根と同じ色を使いました。サーモアイSiのクールローマオレンジ色です。
建物の基礎部分と外壁の下端にあるのが土台水切りです。こちらも雨樋・破風板と同色、同塗料で塗装を行います。金属部分なので下塗り材にはサビ止め塗料を使用します。
工事の終了前には、職人と一緒に建物全体の塗装の仕上げを確認していきます。塗り残しはほとんどありませんが他所に塗った塗料の細かい飛散などがある事があります。そのような場所は印をつけながら手直しの指示を行っていきます。このチェックが無事に済んでお客様にご報告、可能な部分はお客様にも目視確認していただき、お客様の見ることが出来ない屋根などは写真にて確認を頂き塗装作業は終了となり、足場の解体となります。
屋根の色と合わせたオレンジ色がいいアクセントになっていますね。
完成したT様邸です。カラーシミュレーションのイメージとほぼ同じに仕上がったと喜んでいただくことが出来ました。私たち「街の外壁塗装やさん」ではお客様のご希望を極力実現できるように職人はもちろんシミュレーション作成スタッフも努めております。ご希望・ご要望は遠慮なさらずお伝えください。それが理想の塗り替え工事への近道です。また新型コロナウイルス感染拡大防止策にも最大限努めておりますので安心して工事をお任せください。
記事内に記載されている金額は2021年02月04日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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