小平市鈴木町で外壁塗装をおこないました。
以前に屋根の補修工事をご依頼いただいたお客様で、外壁塗装を検討中という事でご連絡をいただきました。外壁はサイディング張りで目地のコーキングが結構劣化している状態でしたので、コーキングの工事と併せて外壁塗装工事をおこなう事になりました。
どのような仕上がりにしたいかをお打合せした際に、今のイメージを損ないたくないというお話をいただきましたので、色を付ける着色での塗装工事ではなくクリアー塗装で仕上げていくことで決定しました。
耐久性の高い塗料をご希望でしたので、菊水化学工業のSPパワーフッ素クリアをご提案しました。フッ素樹脂塗料のため耐久性が非常に高い塗料ですので、塗装工事後のメンテナンス周期を長くすることが出来ます。非常に硬い塗膜になりますので、目地のコーキングに影響が出てしまいますので、コーキング工事は塗装工事後におこなう後打ちで施工していきます。塗膜で覆われませんので紫外線に晒されてしまうことになるので通常のものは使用しません。目地のコーキング材にはオート化学工業のオートンイクシードを使用します。耐久性が非常に高く柔軟性を長期間持続させてくれますので、目地のコーキングには最適な材料です。
今までのイメージを維持し、全体的に綺麗に塗装が出来ましたので、お客様にも大変喜んでいただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは、新型コロナウィルス対策としてマスクの着用・アルコール消毒の徹底、オンラインでの打ち合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。
使用材料
キクスイSPパワーフッ素クリア,オート化学工業オートンイクシード
外壁塗装工事をおこなった建物は、外壁にサイディングが貼ってあります。
窯業系のサイディングは定期的に塗装工事でのメンテナンスが必要になりますので、傷みの状態を調べていきます。
全体的にみても傷みはそれほど酷くは有りません。サイディング同士をつなぐ部分は、年数が経過すると雨水を吸い込んで反りが出てしまう事も有りますが、目地部分でも反りなどは特に見られません。色自体は若干退職している状態で撥水性も落ちているのは間違いありません。
窯業系サイディングの目地は、サイディングを張った後に最後にコーキングを打って仕上げていますので、サイディング自体よりも劣化の進行は早くなります。紫外線によって劣化し、硬化してひび割れや裂けなどが起きてしまいますので、塗装工事の際に一緒に施工する事をお勧めします。
塗装工事とコーキング工事をおこなう事になりましたが、お客様のご要望で今の外壁の感じをそのまま残したいとお話しいただきましたので、色を付ける塗装工事ではなくクリアー塗装で外壁塗装をおこなっていきます。
塗装工事をおこなう前に一番最初におこなうのは高圧洗浄です。塗装する際には塗装面の表面に付着したコケや劣化した塗膜などの汚れを落とす必要があります。そのままの状態で塗装をすると付着性が悪くなりフクレや剥がれに繋がりますので、しっかりと高圧洗浄をおこなっていきます。
外壁以外にも門扉回りの塀や玄関の床タイルも洗い流します。見た目には汚れが付着していない様に見えても実際は結構汚れている事がありますので、外壁が綺麗になった時に汚れた部分が残らない様に一緒に高圧洗浄していきます。
外壁塗装をおこなう際に塗装するのは外壁だけではありません。他にも塗装する部分があります。レンジフードや雨樋・屋根の側面の破風板なども一緒に塗装していきます。
金属部分の下塗りにはサビ止めを塗布します。鉄部のサビを止め仕上げの塗料の付着性を高めるための下塗りになりますので、塗りムラが出て仕上げの塗料に影響が出ない様に丁寧に塗装していきます。
レンジフードやサッシの上に取り付けてある霧除けの仕上げです。元々サビは酷くありませんでしたが、サビ止めを塗布して金属部分の下地処理をおこなっておりますので、仕上げの塗装をしっかり塗布していく事が出来ます。外壁や屋根の色合いに併せてこげ茶で仕上げてきます。
屋根の側面部分になる破風板は外壁のサイディングと同じような素材のセメント窯業系の材料が使われています。この破風部分も経年によって劣化して色褪せが進んでいましたので、他の部分と同じようにこげ茶で塗装していきます。
雨樋も紫外線によって劣化して塩化ビニル素材の耐久性が落ちてしまい脆くなり、ヒビ割れや破損などに繋がってしまいますので塗装によって表面を保護していきます。サッシの外側の格子も同じ様に塗装していきます。
外壁は今のサイディングの状態を維持したいというご希望でしたので、クリアー塗装で仕上げます。塗装工事をおこなった後は耐久性の高い塗料を使ってメンテナンスをなるべく行わなくても済むようにフッ素樹脂塗料で塗装工事をこないます。
使用したのは菊水化学工業のSPパワーフッ素クリアを使用します。
色を付けずに表面に透明なコーティングをするような仕上げになるのですが、傷みが酷い外壁に塗装してしまうと傷んだ部分がそのまま見える状態で仕上がってしまいますので、傷みが酷い場合にはお勧めできません。仕上がった感じは、濡れたような感じに仕上がりますので若干色が濃く出てくるようになります。
クリアー塗装の場合はコーキングは後打ちで仕上げます
外壁のクリアー塗装は表面を透明な塗膜でコーティングする事になります。耐久性が高い塗膜は非常に硬く、塗膜が硬い事で耐久性を維持していきます。(耐久性高く柔軟性の高い着色塗料はあります)
そのため、サイディングのメンテナンスで必須にもなる目地のコーキング工事を先に行って上から塗料を塗布すると、コーキングは柔らかく塗膜が硬い状態になりヒビ割れなどの原因になってしまいます。そのため、クリアー塗装の場合は目地のコーキング工事は基本的に後打ちでおこなっていきます。
古いコーキングを除去するのですが、両側のサイディング部分に切れ目を入れて剥がしていきます。奥の部分はハットジョイナーというジョイント部材(金物)が取り付けてあり、ボンドブレイカーというシールが張ってあるために接着施れていない状態になります。両側のサイディングだけに接着する様に打ってあるのですが、この様に2面だけに接着させることが正解の施工方法です。サイディングの目地は動きが大きな部分ですので、奥の部分まで接着されいていると力がかかってしまい、剥がれたりする原因になってしまいます。
古いコーキングを撤去していきます。剥がした時に結構ある症状としてコーキングの奥の部分が固まっていない硬化不良が起きている場合があります。剥がすと固まっていないのでべたべたな状態になっている事が有るのですが、今回工事した建物ではそのような症状は起きていませんでした。
クリアー塗装の場合はコーキングは後打ちになるとお伝えしましたが、この状態は新築時にサイディングを張った時と同じ仕上がりになるという事です。サイディングを張って最後にコーキングを打って仕上げるのですが、コーキングが剥き出しな状態になってしまうので紫外線や風雨に晒されてサイディングよりも持ちが悪くなりヒビ割れや裂けたりしてしまいます。
今回も後打ちでコーキングを打ちますので紫外線や風雨に晒される状態になりますので、良く使用されている変性シリコンコーキングではなく、耐久性が非常に高く露出した状態でも弾力性が長持ちするオート化学工業製のオートンイクシードを使用します。
コーキングを打つ部分にプライマーを塗布して密着性を高めた後にオートンイクシードを打ち、空気が入らない様に上から押さえて均していきます。このままの状態で仕上げになりますので、既存の色に合わせたオートンイクシードを選択して施工していきます。
若干通常使用されるコーキングよりも乾きは遅いのですが、重要な弾力性が非常に長続きしますので今回の様なクリアー塗装仕上げだけでなく、色を付ける着色での塗装で塗装の前にコーキングを打つ場合でも問題なく使用できますのでお勧めのコーキング材です。
外壁塗装工事が完了しました。
色を変えないクリアー塗装で仕上げておりますので、今までと変わらない様に見えますが、外壁の表面は艶のあるフッ素クリアーで塗装しましたので、若干元の状態よりも濃く見えて鮮やかな感じに変わっています。目地のコーキングも全て新しくしましたので、美観を損なわず耐久性を高める事が出来ました。
お客様にも大変満足していただけましたのでとても良かったです。
外壁塗装工事は税込み657,800円から承っております。使用する塗料や下地の状態などによって変わりますので、まずはお気軽にご相談ください。
私たち街の外壁塗装やさんでは、
新型コロナウイルス対策としてマスク着用・アルコール消毒の徹底、
オンラインでの打合せにも対応しておりますので、安心して工事をお任せください。
記事内に記載されている金額は2023年02月24日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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