葛飾区柴又にお住まいのS様邸にて行った
外壁塗装工事の様子をご紹介致します。「外壁が汚れているので塗装を検討している。」と、お問い合わせをいただきお伺い致しました。
S様邸の外壁はALC外壁になります。以前は、ご家族で定期的に塗装を行っていたとの事ですが、塗膜も剥がれ目地も傷んできていることからプロに任せようという事で私たち街の外壁塗装やさんにお問い合わせをくださいました。
以前から道路面の汚れが気になっていたとの事ですのでご案内していただくと北面の外壁に汚れが付着しておりました。
建物の北面は日照時間が短く日陰になりやすいため防水性が低下した外壁は特に汚れが付着しやすい部分になります。 防水性が低下すると耐久性の低下に繋がる事を踏まえ調査のご報告をしたところ「汚れにくい塗料で今回は北面のみのメンテナンスを行いたい。」とのご希望でしたので、
エスケー化研のプレミアムシリコンをご提案し、
外壁塗装工事のご依頼をいただきました。
今回使用したプレミアムシリコンは、シリコン塗料ですがラジカル制御機能により塗膜の劣化速度を抑え、長持ちさせることで耐用年数を延ばすことが可能です。従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。
色は標準色ではなく日本塗料工業会発行の色見本の中からお選びいただく事となり25-60Aをお選びいただきました。
使用材料
エスケー化研 プレミアムシリコン(25-60A)
無料点検の様子です。
以前から汚れが気になっていたという外壁面をご案内していただくと
ALC外壁の北面が防水性の低下により汚れが付着している状態でした。 ALC外壁とは珪石、セメント、生石灰、発泡剤のアルミ粉末を主原料とし、高温高圧蒸気養生という独自の製法により作られた軽量気泡コンクリート建材です。軽さと強度、断熱製を持ち合わせた近代建築で多く使用されている建材となります。
ALC外壁は、塗膜で保護されており防水性や耐久性を保持していますが太陽光や紫外線、風雨や塵埃等の外的影響を受けていますので徐々に塗膜が剥がれて防水性が低下してしまいます。防水性が低下すると雨水を吸収しやすくなりますから汚れが付着してしまうのです。
北面の上部は斜壁になっており、
塗膜の剥がれや目地のシーリングの劣化が発生していました。
ALC外壁の建物で雨漏りのリスクが高い場所は、パネルの継ぎ目(目地)や外壁に発生したクラックになります。
目地やクラック部分からの
雨漏りの事例が多くあることから、シーリングの劣化も含め塗膜の剥がれにより防水性が低下すると耐久性の低下に繋がる事を踏まえ調査のご報告をしたところ「汚れにくい塗料で今回は北面のみのメンテナンスを行いたい。」とのご希望でしたので、
エスケー化研のプレミアムシリコンをご提案し、
外壁塗装工事のご依頼をいただきました。
今回、施工させていただいた外壁塗装工事の費用につきましては北面のみの施工になりますので税込359,000円になります。使用する塗料や建物の形状及び施工範囲によりそれぞれ工事費用が異なりますので詳しくは私たち街の外壁塗装やさんまでお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事では先ず
高圧洗浄の工程から開始致します。建物の高所から行い、旧塗膜や汚れを除去するため高圧洗浄で丁寧且つ確実に洗い流していきます。
塗装工事では高圧洗浄を行わないと新しい塗料が密着せず、塗料の耐用年数に影響してしまいます。
高圧洗浄は水道水を使用しますが、専用の高圧洗浄機を使用しますので水圧はかなりのものになります。
最大で15MPa以上の水圧をかける事が出来ますので、
外壁の状態を確認しながら水圧を調整し、付着している汚れや苔を綺麗に除去していきます。
シーリング工事の様子です。先ずは、シーリングを充填する目地やサッシ廻りをマスキングテープで養生を行います。
養生を行う事により目地やサッシ廻りのシーリングによる外壁の汚れを防ぐほか、真っ直ぐなラインが出ますので綺麗な仕上がりとなります。 養生後は、シールプライマーの塗布を行います。シールプライマーはシール用の接着剤となりシーリングと下地の接着を良くする役割があります。
プライマーを塗らずにシーリングを充填してしまうと接着面の剥離や、ブリードを引き起こす原因となりますので忘れてはならない工程になります。
シーリング材を充填する様子です。プライマー塗布後は、プライマーを乾燥させた後にシーリング材の充填を行い仕上げ用のヘラを用いて表面の仕上げを行います。
仕上げの際は、目地の外側にシーリング材がはみ出てしまいますが目地周りの養生を行っているので周囲を汚すことなく綺麗に仕上げることが出来ます。
下塗りに使用した塗料です。
使用した下塗り材はエスケー化研の水性ソフトサーフSGになります。
水性ソフトサーフSGは水性から溶剤形まで各種上塗材に優れた密着性を示し、耐久性の高い保護層を形成します。
下塗りの様子です。下塗りの工程は外壁に仕上げ塗料を密着させる重要な役割を果たしますので専用のローラーや刷毛を使用し、塗りムラが無いようにしっかり確認しながら塗布していきます。
下塗りの工程も養生の工程と同様に外壁塗装工事の仕上がりを左右すると言っても過言ではありませんので丁寧に作業を進めていきます。
中塗り・上塗りに使用した塗料です。
中塗り・上塗りに使用する塗料はこちらもエスケー化研のエスケープレミアムシリコンになります。 シリコン塗料ですがラジカル制御を行うことにより従来のシリコン塗料よりも耐久性が高く価格の面ではシリコン塗料と同等の塗料ですのでコストパフォーマンスに優れた塗料になります。
色は、日本塗料工業会発行の色見本の中からお選びいただく事となり25-60Aをお選びいただきました。
中塗りの様子です。中塗りの工程も専用のローラーで塗布していき、細かい部分は刷毛を使用して丁寧に塗っていきます。
ALC外壁の表面は細かい凹凸がありますので入れ込むように丁寧にしっかりと塗っていきます。
上塗りの様子です。中塗りの工程後、仕上げ塗りの2回目の上塗りを行い塗膜を厚く強固なものにします。中塗りと同じ塗料を塗っていきますので塗りムラが無いように丁寧に仕上げていきます。
塗料メーカーでは殆どの塗料の仕上げ塗りを2回行うように指定されており、プレミアムシリコンもその1つです。メーカーが指定した回数を塗らないと色褪せも早くなりますし、塗料の保護機能も発揮できず耐用年数も短くなってしまいます。
全ての塗装が終了致しましたら、塗り残しが無いか確認しながらタッチアップを行います。また、塗料が飛散したり跳ねていないかの確認もしっかり行います。
最終確認が終わりましたら、お客様お立会いの元、ご一緒に確認をしていただき外壁塗装工事が完了となります。綺麗に仕上がりましたので大変満足していただけました。
私たち街の外壁塗装やさんでは、無料点検にてお住まいの状態を確認して、最適な補修や塗装をご提案致します。調査・お見積は無料になりますのでお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装工事を施工させていただいてから1年が経過しましたので
定期点検の
1年点検にお伺いさせていただきました。
塗装工事の定期点検では塗膜の
膨れや
剥がれなどの問題を確認します。これにより、問題が早期発見されれば、補修や修理を行うことで大規模な工事を防ぐことができます。
ALC外壁では、特に目地やシーリング材の劣化が雨水の浸入を招きやすい部分です。
目地に
ひび割れや
隙間ができると、雨水が浸入して雨漏りの原因となります。また、サッシ枠や外壁の表面の傷みも雨水の浸入を促す要因となります。
これらの部分は定期的な点検やメンテナンスが重要です。
定期点検を行い、早めに問題を発見して適切なメンテナンスを行うことで、ALC外壁の耐久性を保つことができます。 特に目地のシーリングや塗膜の状態を注意深くチェックする事が必要です。
点検完了後、S様に特に問題が無かったことをお伝えし、1年点検は終了となります。
次回の点検は隔年点検になり、2年後の3年点検にお伺いさせていただきますので引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2024年08月23日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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