
ひたちなか市津田のお客様で以前に弊社で塗装工事をさせていただいたお宅です。
今回、部分的に気になるところがあるとのことで、前回の工事もよかったことからご依頼いただいた形です。
施工と合わせ、以前の工事点検も実施しましたが、10年たってもまだまだよい状態で、お客様にもご評価いただきました。
木部部分の塗装の様子をお伝え致します。
施工内容
部分塗装 付帯部塗装 木部塗装 足場工事
ひたちなか市津田のT様のお宅の木製の附帯部の塗装が完了しました。
こちらの建物は2014年の7月に当社で塗装をさせていただいたお客様で屋根は瓦屋根なので屋根以外の雨樋・破風・雨樋・木枠・戸袋・ゲンカンドア・濡縁はクリンマイルドシリコン チョコレート色 戸袋は元色で。
軒天は日本ペイントのケンエースか関西ペイントのセラマイルドで。
外壁はエスケー化研のセラミクリーンで塗装しています。
今回は東南というのか南東というのか真南向きと言いうよりは半分は東を向いている1面の切妻部分の破風板はじめ木部の塗装が剥がれてきたということでの1面のみの木製附帯部塗装の工事のご依頼での工事です。
塗装前の写真撮ったつもりでい御増したが撮りそびれていたようで完成写真のみになってしまいました。
まずは皮スキとサンドペーパーとマジックロンを使ってのケレン作業。
ケレン作業とは下地調整。剝れていたり浮いていたりの旧塗膜を剝してサンドペーパーで削ってていく作業です。
当社サンドペーパーは木部のケレン#120・鉄骨系は#60~#80を使っています。
ケレンとはクリンが言語と聞いたことがありますが実際のところはわかりません。
塗装工程は下地の素材・状態によって塗装仕様を決めていきますが今回は下地状態が決して良いとは言えなかったので下塗り材を使いました。
日本ペイントの1液ファインウレタンU100木部用下塗
ずっとこれを使っていますが今は他社さんでもよい下塗り出ているかもしれないので今度調べてみようと思います。
今回の塗装工程下塗り2回着色3回です。これは全てというわけではありません。
破風板・戸袋窓の痛みの激しい部分でそのほかは下塗り1回上塗り2回の3回塗です。
木部は傷みが激しい場合3回塗くらいでは本当に色が付く程度でとても仕上がったとは言えません。
下塗りが乾いたらサンドペーパーで軽く削ると仕上がりがさらに良くなります。
料理と同じでひと手間掛けると仕上がりはぐっと良くなります。
何度も塗り重ねていくと塗膜も厚みが付いて耐久性が上がります。
色が付けば良い。という考えだと下塗り1回上塗り1回で仕上げる。
もっと言うと下塗りをしないで茶色の木枠に茶色を塗れば1回で仕上がってしまいます。こういう場合2~年で塗膜がペラペラ剝れてきたりします。
完璧な薄塗りが原因です。当社も下地が傷んでいなければ下塗りを使わず直接2回塗という場合はありますがなるべく厚く塗るように心がけています。
塗装工事は正確・正直が長持ちさせる基本と考えていますので。
濡縁に関しては下塗りはしていません。
床面ということで耐摩耗性を考えると上塗りだけで厚塗りした方が表面が擦れて白い下塗りが見えてくるのを防ぐためと下地があまり傷んでいなかったので上塗のみという判断です。
今回の塗装工事は1面の木製附帯部のみだったので工期も短くあっという間の工事でした。
少し無理をすれば9尺の脚立の足を延ばせばできる工事でしたが高さが4メートル超。
足元が段差があって脚立では危ないかな?というところで足場を掛けました。
塗装が終わって足場を解体して工事の完了となりました。
工事が終わって最後に一回り点検させていただきました。
日当たりの良い今回塗装した1面は附帯部の劣化を含め外壁も若干艶引けしていました。
外壁材はエスケー化研 水性単層弾性のセラミクリーンです。
このセラミクリーンは長持ちしないという業者が多く正直あまり人気のない塗料です。
扱いやすく仕上がりが良い塗料ですが仕上がりが良いのでメーカーさんの規定の塗布量の半分くらいの材料で仕上げてしまう業者が多かったんです。
単層弾性とは簡単にいうと色付きゴムの様な塗料で厚く塗らないとゴム質にもならずに(ゴムが効かずに)割れや艶引け変色を引き起こします。
元々モルタルなどのクラック(ヒビ)が入りやすい下地に対してゴム質(弾性)で割れをカバーするイメージの塗料です。
こんな厚塗り用の塗料をメーカーの塗布量を無視して薄く塗ってしまったら長持ちなどするはずがありません。
ちょっと話がそれましたが単層弾性は良いものだということを伝えたくて。
この写真は10年前に塗装した現在の写真です。
当然塗装の劣化には紫外線が大きく影響しますが10年経ってこの状態を維持しているというのはセラミクリーンは最強と感じました。
当然クリンマイルドシリコンもです。やはり弱溶剤2液のシリコンです。
一時期 サイディングはエスケー化研 水性コンポシリコン
モルタル系にはこのセラミクリーンと使い分けをしていました。
本来 艶持ちや変色・退色にはコンポシリコンの方が上かと思っていましたがここ10年以上見てきてきちんと塗布量を守ればセラミクリーンの方が長持ちするような気がします。

工事が終わって最後にお茶をいただきながらもい10年経つのでそろそろ塗装を考え時期ですねと提案してみましたがまだ大丈夫と言われてしまいました。
10年経ってこの状態を維持できていれば私もいつでも胸張ってお客様のところに行けると嬉しい気持ちになれました。
うちの職人たちにも感謝です。
記事内に記載されている金額は2025年02月14日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。