千葉市花見川区、築14~15年で初めての塗り替えをご検討中のお住まいです。
仕事等でご多忙なお客様のご希望で「頻繁にリフォーム等を行いたくない」というお声を頂くことがあります。
しかし、お住まいにトラブルなく住み続ける為には、住宅のリフォームはいずれはしなければなりません。
そこで今回は超高耐久塗料を使用し、長期的なメンテナンスフリーをご提案させて頂きました。
4Fと呼ばれる塗料の特徴を、合わせてご紹介いたします。
使用材料
屋根:1液ファイン4Fルーフ(ブラック)
1階外壁:UVプロテクト4Fクリアー
2階外壁:ファイン4Fセラミック(ND-104)
付帯部:ファインSi(ブラック)
スレート屋根は、しっかりとメンテナンスを行っていれば、25~30年の寿命だと言われています。
瓦屋根と比べると短いようにも感じますが、コストパフォーマンスに優れている為、ほとんどの新築物件で使用されていますね。
同じスレートですが、カラーバリエーションに富んでいる事も特徴です。
築15年も経過すると、新築時の塗膜が劣化し色褪せを起こし、苔やカビの付着も目立ってきます。
棟板金も色褪せてしまっていますが、錆は発生していないようです。腐食さえ起きていなければ使用できるのは、高耐久の金属素材の長所ですね。
段になっている屋根材がありましたが、スリット部分が割れ、少し浮いてしまっているようです。
この程度の状態でしたら、そのまま塗装メンテナンスが可能です。
但し屋根材自体が吸水して、屋根表面に酷い劣化や反りまで見られる場合は、塗装を行っても比較的早く、塗膜の剥がれが見られる可能性があります。
劣化の判断を見極めるのは、街の外壁塗装やさんにお任せください!
棟板金を固定している釘は抜けかかっていましたが、これはよく目にする症状です。
強風や建物の揺れによって、板金は動いてしまうからです。
打ち直して固定できるようであれば問題はありませんが、下地に固定された感じが無い場合は、下地の木材が腐食していますので、交換をご提案させて頂きます。
1階の屋根(下屋)も同じ状態ですので、塗り替えで綺麗に仕上げ直していきましょう。
続いて外壁は幕板を挟み、1階と2階に異なるサイディングを使用しています。
塗装のお見積りを作成する前に、1色塗りつぶしか2色(ツートン)にするかで、塗料の使用量も変わります。
あらかじめ塗装面積を把握していると、塗装概算の参考になるかもしれません。
そこで、塗装面積をざっくりと算出する方法をご紹介します。
お住まいの窓面積は、外壁の1/3程度と言われています。そこで外壁全体の面積を計算し、2/3をかけるとおおよその塗装面積が分かります。
あくまでお住まいごとに窓の数も大きさも違いますが、ぜひ一度計算をしてみるのも良いでしょう。
サイディングの塗り替えのサインは、目視で確認できます。
塗膜が劣化することによって色褪せを起こしますので、全体がぼけた印象になります。
続いては汚れや苔が付着し、美観を損ねてしまいます。同時に目地と呼ばれる、ボードの隙間のシーリング材も硬くなり、ひび割れや肉痩せを起こしてしまいます。
塗膜の劣化は【チョーキング現象】として、粉化しますので触れてみると分かります。
粉化が見られる場合は、既に塗膜が寿命を迎えていますので、早急に補修を行っていきましょう。
塗装点検では、雨漏りを起こしていないかもしっかり確認いたします。
屋根やバルコニーに破損等の不具合が見られず、漏水が確認できない場合は、軒天に染みが出来ているかも見ていきましょう。
雨水は下方に向かって流れますので、傾斜のある端(軒先)の方へ、バルコニーは真下に染みが出来る可能性があります。
軒天は直接雨水が当たる事が少ない為、はっきりとした染みが出来ることはありません。
軒天に黒染みがある場合は、雨漏りを疑って点検を行いましょう!
隣家と近いのですが、足場は組めますか?と施工に心配を持っている方もいらっしゃいます。
しかしご安心ください。人が通れる幅があれば足場を組むことが出来ます。
人が入る幅が無い場合は、そもそも状態の確認すらできませんので施工が行えません、ご了承ください。
工事に取り掛かる前に、近隣の方へ工事のご挨拶に伺わせて頂きます。
施工に関するご質問、疑問等は、弊社にて対応いたしますので、遠慮なくお申し付けください。
足場仮設には、1軒当たり半日程かかります。作業中は、作業車の駐車・騒音・単管の移動等、危険が多い為お気を付け下さい。
足場を組んだ後は、飛散防止用のネットを取り付け、塗装メンテナンスを行います。
近隣住宅が近い地域はトラブルが起きないように、準備を怠りません。
高圧洗浄時には最も水の飛散が多い為、作業前に汚したくない場所に養生をしておく必要があります。
雨天時には気にしなくてもいいのですが、想像以上に汚れた水が飛び散ってしまいます。
近隣住宅の自動車も、汚れの付着が考えられる場合には、お声掛けをし養生を行います。
屋根から下に向かって、強い水圧で洗い流していきます。
長年の蓄積でこびりついた頑固な汚れを、そぎ落とすように取り除き、塗装をする面を綺麗に仕上げます。
この作業が充分でないと、汚れた面に塗装をすることになり、塗膜の剥がれが起きる可能性があります。
バルコニーも後ほど、トップコートで表面保護を行いますので、汚れを落とししっかりと乾燥させます。
今回使用する塗料は、屋根:1液ファイン4Fルーフ、外壁;UVプロテクト4Fクリアーとファイン4Fセラミックの全てが4F(4フッ化フッ素)塗料です。
4Fとは、フッ素塗料の基本単位となる構造に、4つのフッ素がついていることを表します。
純粋なフッ素は非常に猛毒な気体ですが、3Fや4Fのように結びつくと、非常に安定し、分解されない高耐久の物質になります。
近年はシリコン系塗料を使用することが多いのですが、フッ素は更に耐久性が高い為、15~20年程の寿命です。
耐久性の高い塗料を使用することで、メンテナンスサイクルを延ばすことが出来ますので、頻繁に工事をしたくないという方には非常にお奨めの塗料です。
屋根塗装前に、浮いた釘を打ちつけます。このまま固定が出来ない場合は、更にビスを増やし固定を高めます。
釘穴から雨水が浸入してしまう可能性がありますので、コーキングで塞いでいきます。
材料が乾燥した後に、下塗り(エポシーラーマルチ)を塗り下地調整を行います。
下塗り後はタスペーサーを屋根材に差し込み、毛細管現象による雨漏りを防ぎます。
スレート屋根材は薄い形状の為、塗装で屋根材同士が密着してしまいます。必ず、縁切り作業かタスペーサーの設置を行いましょう。
仕上げ塗料は1液ファイン4Fルーフ(色:ブラック)です。
過酷な熱・紫外線にも耐えられる強靭な塗膜を持ち、長期に渡り劣化を防止します。
屋根のキラキラとした艶は、経年劣化により徐々に失われていきます。艶が塗膜劣化の判断材料にもなりますので、高い光沢性を維持することは非常に重要です。
1液ファイン4Fルーフは独自技術により、高耐候性・高い光沢性を長期に渡って維持します。
軒天は外壁塗装と同時に行っていきますが、洗浄時からいくつか注意点があります。
軒天に使用される材料は、カラーベニヤ・ケイカル板等の不燃材・ガルバリウム鋼板等の金属系に分類されますが、近年はほとんど不燃材だと思います。
ベニヤやケイカル板は、洗浄で水を当てると材料自体がボロボロになってしまう可能性が高い為、あまりあてないように施工していく必要があります。
ではどうするのかというと、サンドペーパー等で表面を細かく削るように、目粗しを行います。
埃を綺麗に落とし、通気性の高い塗料で表面保護を行っていきます。
腐食している場合は増張りや、張り替え等を行う必要もありますので、前もってチェックしていきます。
サイディング外壁の塗装は、シーリング打替えを同時に行います。
施工後、塗膜で保護をするために、塗装前に打替えをする【先打ち】が多いとは思いますが、塗料の種類によって【後打ち】にする場合もあります。
「我が家は後で施工したけど…」という時は、塗料との相性を考えてという事だと思いますので、ご安心ください。
シーリングは劣化すると肉痩せ・ひび割れ・亀裂を起こしてしまいます。
外壁材同士の隙間を塞ぐ重要な箇所ですので、しっかりと補修をしていきましょう。
まずは既存のシーリング材を取り除き、密着性の向上の為にプライマー塗布、新たにシーリング材を充填していきます。
取り除くときは固形物ですが、充填するときには粘性のある液体ですね。
シーリング材は耐久性に乏しく、通常は5年程度から傷みが見られます。しかし、高耐久性の塗料を使用するにも関わらず、シーリング材補修を繰り返すのは矛盾しますよね。
そこで、シーリング材も高耐久の【オートンイクシード】を使用していきます。
オートンイクシードは30年超の耐久性をもち、外壁を汚す原因となる可塑剤も含まれていませんので、非常に綺麗な状態を維持することが出来ます。
塗料の耐久性に合わせ、シーリングの寿命はあわせて選ぶようにしましょう。
シーリング硬化後は、下塗り(パーフェクトサーフ)・中塗り・上塗りです。
仕上げ塗料はファイン4Fセラミック(色:ND-104)です。
屋根と同じく高耐久性・高耐候性の4F塗料です。
更に、サッシ等の下に良く現れる雨すじを残さないために、高い親水性を持ちます。
これは水濡れ性を高め、外壁に付着した汚れを一緒に洗い流すセルフクリーニング機能のことですので、雨水が当たる場所ほど高い性能を発揮します。
破風板・鼻隠し・雨樋は目粗し後、ファインSiのブラックで仕上げていきます。
なぜここまで4F(フッ素)だったにも関わらず、付帯部はシリコン系なのか?それは雨樋は塩化ビニル樹脂と呼ばれる柔らかい素材の為、硬膜なフッ素塗料を使用すると、塗膜が割れることが考えられるからです。
付帯部が木材の場合は、木材が呼吸を起こし塗膜が剥がれる恐れがあります。
つまり、高耐久性塗料を使用しても良い結果に繋がる事が少ない為、弾性のあるシリコン系塗料で保護を行います。
バルコニーの屋根は、塗装の邪魔になりますので、一度取り外しました。施工後に取り付け直しを行っていきます。
最後にバルコニーのトップコートです。
アセトンで表面に付着している油脂を取り除き、プライマー、トップコートを塗っていきます。
防水層に劣化が見られない場合は、今回の様にトップコートのみで問題ありません。
しかし、防水層にひび割れが起きている、実際に雨漏りが起きている、傾斜(勾配)がおかしい場合は、下地の補修や防水工事が必要です。
簡単で安価なトップコートで状態を維持するには、定期的なメンテナンスが大切です。
2種類素材のサイディングは、ファイン4Fセラミック(ND-104)とUVプロテクト4Fクリアーで塗り分けをしつつ、頑丈な塗膜保護が出来ました。
屋根も同様に、4フッ化フッ素樹脂塗料での塗装で、綺麗に高耐久の屋根に仕上げることが出来ました。
シリコン系塗料が10年程度での塗り替えが推奨されているのに対し、フッ素塗料は15~20年程度の耐久性が望めます。
弊社の施工保証も屋根外壁15年、付帯部3年をつけさせていただきました。
今後は隔年定期点検で、塗膜の状態確認をさせて頂きます。今後もアフターフォローを行ってまいりますので、引き続き宜しくお願い致します。
屋根外壁塗装を検討中、フッ素塗料についてのご相談、施工費用が気になる場合は、お気軽に街の外壁塗装やさん千葉中央店へご相談ください。
疑問点をクリアーにし、満足のいく住宅リフォームを行っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2021年10月13日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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