館山市那古にお住まいのお客様は、
スレート屋根の塗装メンテナンスを検討していたところ、棟板金が飛散してしまい、修理も塗装も両方行える業者を探していたそうです。インターネットで検索した際に、私たち街の外壁塗装やさんのホームページを見つけ、お問い合わせ下さいました。
せっかく塗装するのであれば、耐久性のあるものを使用したいとのご希望から、
屋根塗装にはフッ素塗料のサーモアイ4Fを使用しました。飛散した棟板金の補修工事からメンテナンスを終えるまでの様子をご覧ください。
使用材料
サーモアイ4F(クールブラック)、ガルバリウム製棟包み
お問い合わせを頂き、まずは現地調査へお伺いしました。強風によって、棟板金が数箇所、落下してしまったようです。下地の貫板ごと、外れておりました。お客様から、雨漏りのご相談は受けていませんが、棟板金が飛散してしまった場合、雨漏りのリスクは高まります。破損に気付きましたら、早めに応急処置と補修を行いましょう。
スレートには、大量の藻が発生していました。藻や苔・カビは、建材の劣化を促進させてしまいますので、塗装によって保護機能を蘇らせてあげましょう。
飛散を免れた棟板金には、錆びや劣化が顕著に現れておりました。このままでは、新たな飛散や雨漏りを発生させてしまう危険性がありましたので、養生を行いました。一時的な応急処置ですが、養生しておくだけでも、雨が降った際の不安を軽減できる
と思います。工期までの期間は、この状態で凌いで頂きました。
安全確保と近隣への配慮として、足場仮設を行い、メッシュシートを取り付けてからの作業となります。まずは棟板金交換工事です。スレートに空いた釘穴をシーリング材で埋め、貫板を固定します。腐食が心配な方は、プラスチック樹脂製貫板に交換することもできますので、ご相談ください。
貫板を設置し終えましたら、上から板金で覆い、固定します。板金は元々、加工されたものが運ばれてきます。しかし、棟のつなぎ目の形状は、屋根それぞれ違いますので、施工スタッフが現場にて加工致します。
板金設置後、つなぎ目のコーキング処理を行い、棟板金交換工事が終わりました。私たち街の外壁塗装やさんでは、棟板金を固定する際に釘ではなく、ステンレス製のSUSビスを使用しています。ねじ込み式で抜けにくい為、棟板金の飛散を予防することができます。
高圧洗浄で屋根の表面に付着した汚れや、劣化した旧塗膜を除去していきます。恐らく足場仮設の翌日に行うケースがほとんどでしょう。しかし、高圧洗浄が早く終わったとしても、しっかり乾燥させなければなりませんので、この後の工程は翌日以降になります。
屋根を乾燥させましたら、塗装したいところですが、まずはタスペーサーと呼ばれる縁切り部材を設置します。スレートの重なり部分に設置することで、屋根内部に浸入した雨水が外へ排出されるようにします。この隙間が塗料などで塞がってしまえば、雨漏りを引き起こしてしまう危険性がありますので、とても大事な工程です。
タスペーサー設置後、下塗りを行います。主材にはサーモアイ4Fを使用しますので、同じシリーズのサーモアイシーラーで下塗りしました。
サーモアイシリーズは遮熱塗料です。セットで使うことによって、上塗りで反射しきれない赤外線を下塗りで反射させることができます。
続いて中塗りと上塗りを行っていきます。中塗り・上塗りには、サーモアイ4Fのクールブラックを使用しました。フッ素塗料なので、13~15年の耐用年数が期待できます。クールブラックの日射反射率は28.4%です。この数値が高ければ高いほど、より遮熱効果を実感できるでしょう。遮熱効果を重視したい方は、白などの淡色がお薦めです。
飛散した棟板金交換工事と屋根塗装が無事、竣工しました。棟からの雨漏りの心配が無くなり、高い光沢保持性と耐候性を持つスレート屋根に仕上がりました。お客様はスレートに発生していた藻も気にされておりましたので、工事後の様子を見て、大変満足されておられました。フッ素塗料は耐久性に優れていますが、また時期が来ましたらメンテナンスを行いましょう。
現在、新型コロナウィルス対策として、スタッフはマスクを着用してお客様のもとへお伺いしておりますので、安心して点検・工事をご依頼ください。
記事内に記載されている金額は2020年11月30日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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