家の塗装は数年前に終わらせ、現在でも綺麗な状態です。予算の都合もあり、当時塀は放置したままでした。近年塀に大量の苔や藻が発生し、意匠性の低下を感じていました。一度他業者で洗浄してもらいましたが、またすぐに生えてきたので、今回は塗装で綺麗にしたいとおもいました(お客様 談)
塀や家の北面によくある現象の藻の発生。意匠的に汚く不衛生ですよね。藻や苔類は塗膜に根を貼るので、洗浄のみしても,またすぐに生えてきます。今回は薬剤を塗布して根を、ねこそぎ死滅させるよう仕様を組みました。
薬剤を塗布し10分程度放置した後に、高圧洗浄で薬剤と苔や藻を一気に洗い流します。気持ちが良いくらい汚れや苔、藻が落ちていきます。これで下地処理は完璧です。
割れた部分にアクリル系のコーキングを充填していきます。クラック(ひび割れ)の大きい部分には2~3回コーキングを充填し、下地面が平滑になるよう処理していきます。
苔や藻、汚れの除去作業が終わり、いよいよ塗装下地作業となります。次の作業はシーラー処理、シーラーを塗布する事で、下地のモルタルに含侵して、強固に旧塗膜を固め、上塗りとの密着を向上させます。シーラーも水性タイプと溶剤タイプの2種類がありますが今回は水性タイプのシーラーを塗布しました。
いよいとこれが最終段階です、上塗りはアートフレッシュという材料を塗布しています。この材料の特徴は、塗料の中に小さなミジンコ(石を細かく砕いたもの)が混入されており、下地のカキ落としの風合いを再現してくれる塗料です。仕上がりはミジンコが入ってますから、多少のザラ目感があります。艶は完全マットな状態となります。
苔や藻が多く発生していた塀も、アートフレッシュを塗装した事で、見事に綺麗になりました。今回は最終仕上げとして汚れ防止のクリヤーも塗布させて頂いたので、当分の間は汚れが付着せず、綺麗が長持ちすると思います。
お客様と打ち合わせさせて頂き、まず一番に感じた事は、苔や藻が付着してすぐに汚くなるという事でした。苔や藻は一度生えてくると、どんどんと広がっていきます。特に家の北面は紫外線が当たらないため苔や藻が発生しやすい状況となります。洗浄しても薄くはなりますが完全に取りきるには薬剤を塗布し、洗浄するしかありません(それでも取りきれない場合もあります)
薬品洗浄をするメリットの一つとして、根を根絶させるという事が言えます。根が残って塗装した場合は、またすぐに生えて来る場合がありますから注意が必要です。根があると防カビ塗料で塗装しても、効果は半減してしまいます。今回も下地処理を入念に施工させて頂いたので、苔や藻の発生率は低下すると思います。
完成後はお客様から、カキ落としの風合いを残しつつ、綺麗になったと喜びの声を頂きました。
今後も綺麗が長続きすると思います。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、
屋根塗装、
外壁・屋根塗装、
ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。