外壁塗り替え工事は今回で2回目です、以前塗装をお願いした所に声をかけなかったのは、数年したら外壁がチョーキング(手で触ると白い粉が出る状態)になり、さらに既存の外壁(吹き付けタイル)表面が亀の甲羅状態になり、表面がヒビ割れだらけになったからです。年齢的にも今回の塗り替えで最後にしたいので、ちゃんとした施工業者を探そうと思いました。数社見積もりを取りましたが、一番信頼出来そうなのでお任せ致しました(お客様 談)
施工内容
外壁塗装 外壁 ソフトサーフSG KFケミカル フッ素樹脂
使用材料
KFケミカル セミフロンマイルド フッ素樹脂塗料
現場調査をさせて頂き、一番劣化しているのが、外壁吹き付けタイルの塗膜表面でした。よく見てみると塗膜の表面が亀の甲羅状になっていました。お客様もこの状態に気付いておられ、今後どうなるのか心配しておられました。
こうなった理由はいくつかありますが、通常であれば経年劣化として片付けられるでしょう。でも10年前に一度塗り替えしているのであれば、この状態はダメだと思います。経年劣化もあるかもしれませんが、僕の見解は水分だと推測致します。過去に塗装した業者さんが、表面塗膜の含水率が高い時に塗装している可能性があります。
塗装するうえで湿度は85%以下で塗装するのがベストですが、梅雨や冬場夜露がある時は湿度が高いため、外壁も濡れている場合が多いのです。そうした条件下で塗装していると、塗装表面の含水率が高くなりますので、水分を塗料でサンドイッチした状態となります。その水分が日中熱せられ、水分が水蒸気となり塗膜を押し上げ外に出ようとするので、塗膜表面が割れてしまう事があります。こらが亀の甲羅状の原因のとも考えられます。
塗膜表面が亀の甲羅状に割れた上に、直接上塗りをしても塗料に厚みが無いので、仕上がった状態は、また同じようにしかなりません。ですので塗料に厚みを持たせる事が重要になります。上塗りする前にソフトサーフSGという下塗り材を入れる事で、塗膜に厚みが出ますので、綺麗に仕上げる事が出来ます。
下地処理をソフトサーフSGで仕上げたら、次は中塗りと上塗り。今回の使用材料はKFケミカルのセミフロンマイルド、フッ素樹脂塗料となります。フッ素は塗料の中でも上位ランクに位置づけされ、約15年程度の耐用年数となります。
倉敷市黒崎のY様は、2回目の塗り替えで弊社にご縁を頂きました。1回目の塗り替えでは、数年でチョーキング(手で触ると白い粉が出る状態)、また吹き付けタイルの塗膜表面が亀の甲羅状に割れていました。それが嫌で何とかしたいとの事で弊社にお問い合わせ頂き施工させて頂きました。
前回の塗り替えで失敗した事を繰り替えしたのでは、何の意味もないので、湿度管理と含水率管理は入念にさせて頂きました。また使用塗料も、塗膜に厚みが付くソフトサーフSGを下塗りにいれ、上塗りはフッ素樹脂で塗装させて頂きました。
美味しい料理には、美味しい食材と、作り手がレシピ通りに作る事が必要です。塗装工事も同じ事が言えると思います。どんな良い塗料を使用しても、塗装する職方がレシピ通りに施工しない場合は、その塗料の性能を発揮しないばかりか、後々不具合を出してしまいます。
今回のY様邸で品質管理がいかに重要か、改めて気付かされました。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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