10年前に一度塗装しましたが、施工があっというまに終わり、こんなものなのかと多少不安がありました。数ヵ月後に予感が的中。屋根の一部が剥離していました。足場のプレートがあった部分だと感じました。何回か補修のお願いをしましたが、来てくれませんでした。それから数年経過すると破風・鼻隠しの塗装も剥離がはじまり、さすがにこのまではまずいと思い、再施工を検討しました。
施工内容
屋根塗装 その他 破風ガルバリュウム鋼板カバー工法
築23年で過去に一度他社で塗装していました。お客様の話しでは、屋根と外壁を塗装したのですが、若い子が2人来てあっという間に施工が終わったようです。これで大丈夫かと心配していたら、数か月後に予感的中。屋根の一部分が剥離してきたようです。補修依頼をしたのですが、その後一度も来る事は無かったようです。数年が経過したら、屋根全体の剥離が始まり、同時に破風・鼻隠しも塗膜が捲れてきたようです。僕も現調時には状況を見てかなり酷いと感じました。
こうなった要因としては、屋根の場合はケレン不足、洗浄不足、シーラー未塗布、そこらが考えられると思います。
また破風・鼻隠しに関しては、塗料選定ミスもしくはケレン不足が要因だと思います。
いずれにしても酷い状況です。破風に関しては塗装で仕上げる事は不可能な状態ですから、お客様にはガルバリュウム鋼板でカバー工法するようお勧め致しました。
浮いた塗膜は、スクレーパー等では除去出来ません。このようなケースではサンダーの先にワイヤーブラシが付いたカップワイヤーというケレン道具を使い、浮いた塗膜を除去していきます。当然ながら通常の塗り替え工事ではここまでやらないので、コストが高くつきます。
破風は板金屋さんにお願いして、ガルバリュウム鋼板でカバー工法しました。この工法だと今後20年以上は破風で問題を起こす事はないと思います。
屋根の塗膜剥離はサンダーケレンで十分に塗膜の除去を終え、その後はエポキシ系シーラーを塗布。仕上げはSK化研の屋根フレッシュシリコンを2回塗布致しました。これで屋根も剥離する事はなく今後も意匠性と防水性をキープしてくれると思います。
今回の工事で感じた事は、いかに前回やった業者がいい加減だったかです。足場のプレートが置かれた部分は、洗浄すら出来ておらず、色が付けられているのみの施工。この状態では数ヵ月もすれば剥離するでしょう。そんな施工をする業者ですから、他の部分もケレンせずして塗装した事が予測されます。塗装工事は一定期間それなりに綺麗に見せる事が可能な職種であるゆえ、下地処理の重要性を軽視する職方がいます。お客様も仕上がりだけに目がいきがちですが、一番重要なのは下地処理です。今回もそうした下地処理を無視した結果だと言えるでしょう。
E様は今後このような事が起こらないように、下地処理を入念に施工させて頂きました。今後は安心して生活して頂けると思います。ご縁を頂きありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年06月20日時点での費用となります。
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