
今回塗装することになった建物ですが、施主様のご両親が建てられたもので、施主様も大切にされているというお話を伺いしました。
ただ、今は住居としては使っていないのでそれほど良い塗料を使わなくても良いとのことでした。
そこで耐久年数が10年~16年程度の塗料をご提案し、内容にもご納得いただきました。
今回の工事は以下となります。
・外壁塗装
・屋根塗装
・付帯部塗装
施工内容
外壁塗装 屋根塗装 付帯部塗装 現場調査・点検 足場工事 屋根材 外壁材(金属系サイディング) 塗料 車庫 倉庫
使用材料
【外壁】ハイポンファインデクロ、マックスシールド1500Si-JY(ガルグレー)【屋根】シャネツトップワンSi-JY(トゥルーホワイト)【付帯部】マックスシールド1500Si‐JY(チャコール)

皆様、こんにちは!街の外壁塗装やさん飯田・伊那店です!
伊那市で金属サイディングの外壁とトタン屋根の倉庫兼車庫という建物を塗装しましたのでご紹介します。
傷み具合を気にされてはいたそうですが、そのままになってしまっていたみたいです。
今日明日放っておいてもどうこうなるものではないですし、実際お金もかかりますので、皆さんそうだと思います。
この記事がメンテナンスの目安などの参考になれば幸いです。
では、点検のようすからお伝えしていきます。
金属サイディングの耐用年数は20~40年程度とされていて、10~15年を目安にメンテナンスをすると良いです。とにかく金属製の素材はサビが大敵なので、錆を防ぐための塗装は重要となります。

色あせ遠目には問題なさそうに見えますが、色褪せてぼんやりした印象になっています。
色あせや変色はメンテナンス時期が近付いているサインです。

チョーキング現象水切の上に白い粉が落ちているのが見えますでしょうか?
これは紫外線により、塗料に含まれる顔料が分解されて粉のようになって落ちたものです。

外壁を手で触ると、べったりと白い粉のようなものが手に付いてきました。
これが先ほど触れた劣化した塗料に含まれていた顔料です。
チョークの粉のようなので「チョーキング現象」と言います。
これも、メンテナンスを検討すべきサインです。

屋根と外壁の取り合い部分にも、白い粉のようなものがたくさん付着していました。

ほんのりと錆が出始めています。
トタン屋根も金属なので、やはり錆が大敵です!早めにメンテナンスをしたいところです。

全体的に色あせて、ボルトも錆びる前のギリギリです。
塗装によるメンテナンスをするには良い機会だと思われます!
基本的に、高さ2メートル以上での高所作業をする場合は、労働安全衛生規則というもので足場を設置するよう義務付けられています。
また2024年度からこの労働安全衛生規則が改正されて足場を組むための部材が増え、足場代が値上がりしました。
ですので、どうせ足場を組むなら外壁と屋根、付帯部などをまとめてメンテナンスをするのがお得です!
足場ができて安全が確保出来たら塗装職人が入ります。
まず洗浄作業です。
汚れた残ったまま塗装してしまうと、塗料がうまく密着せずに施工不良を起こしてしまいます。
洗顔せずにお化粧をしてしまうのと同じ感じですね。
下地調整はとても大切な作業です!
洗浄の際、雨樋の中も一緒に洗浄することが多いです。
今回も洗浄作業をしていたら、なんと雨樋に穴が空いている個所が発覚しました。
しかも複数箇所です。

あまりにも破損が大きかったり、亀裂がひどく入っている場合は交換することをお勧めしますが、今回は
防水アルミテープで補修しました。
ホームセンターなどでも売っていますので、小さな穴であればDIYでも直せます。
ただ高所作業となる場合は、無理せずに業者さんを頼ってくださいね!
塗装の前にもうひと手間。
塗装しない場所、塗料が付着すると後から取り除くのが大変な場所など、あらかじめ専用のビニールで覆う「養生」という作業をします。
この作業をきっちり行うことで、塗装に集中することができます。

いよいよ塗装作業に入ります。
まず金属サイディングへの下塗りです。
日本ペイントの「
ハイポンファインデクロ」という錆止め塗料を使いました。
速乾性、防錆力に優れた塗料です!
軒天と外壁の間に取り付けられた部材も塗装しましす。
ここは外壁の上塗り材と同じ塗料の「
チャコール」という色で塗装しました。
刷毛を使って細かな隙間を塗装します。
「ダメ込み」という作業です。
「ダメ(ダメ出し・やり直し)が出ないように塗り込む」というのが語源だそうです(^-^)
その後、ローラーで広い面を塗装します。
先ほどの見切り部と同じように、帯も塗装しました。
濃い色を使っているので建物の印象が締まりますね。
中塗りと上塗りは同じ塗料を使っています。
アステックペイント社の「
マックスシールド1500Si-JY」の「
ガルグレー」という色です。
少し黄みのある淡いグレーです。

色あせて粉が浮いていた外壁も、つやつやピカピカに蘇りました!
今回使用した塗料はシリコン系の塗料ですが、採用されているシリコン樹脂が無機物と同じ構造のものなので、高い耐候性を実現しています。
また汚れの定着を防ぐセラミック成分が配合されているので、この美しさが長持ちします!
雨樋や鼻隠しも「チャコール」で塗装しました。
外壁や屋根以外の「付帯部」と呼ばれるところは大抵2回塗りで仕上げています。
屋根はアステックペイント社の「
シャネツトップワンSi-JY」という塗料の「
トゥルーホワイト」を使いました。
この塗料は金属屋根や外壁専用の塗料で、
弱溶剤系錆止め用下塗り材と同等の防錆性を有します。
ですので、
よほど錆の発生が顕著な状態でない限り、2回塗りで施工できる優れた塗料です!

遮熱性もあり、白に近い色ほど日射反射率も高くなりますので、今回のこの屋根も高い遮熱効果が期待できます!

社内でチェックしてから最終的に施主様にチェックして頂き、OKが出たら足場を撤去して完成です!

青空に映える美しい建物に蘇りました!
色あせてぼんやりしていた建物が、つやつやに輝きを取り戻しました。
確かに少し見て見ぬふりをしていても、すぐに何か不具合が出るというものではありません。
ただ、放っておいても建物が自然治癒することはありません。
タイミングを見計らって、是非信用できる業者さんにご相談くださいね。
もちろん、弊社でも承ります!

今回塗装工事を行った伊那市のお客様より、施工後のアンケートを頂きました(^-^)
弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
・担当の方の対応が良かった
工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
・こまめに担当の方が対応していただいて良かった
飯田・伊那、上伊那・下伊那・木曽地域のみなさまへ!
お住まいの不具合は、早めの対応が肝心です!
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店では点検・見積もりまで無料で行っています。
気になっているところは遠慮なく、何でもご相談くださいね!(^^)!

「大した工事じゃないんだけどいい?」「ちょっと遠いけど来てくれる?」「点検や見積りにお金がかかる?」
などなど何でも聞いてください!(^-^)
街の外壁塗装やさん飯田・伊那店ではお客様のご要望やニーズに合わせて一緒に考え、お客様にあった最善の提案をさせていただいております。
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※ご自身で点検される場合、
安全な位置からご確認下さい。
記事内に記載されている金額は2025年09月06日時点での費用となります。
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