経年劣化がひどく錆びが全体にまわっていたので。
まず一番初めに足場がないとなにも始められないので組立作業からです!
三重県松阪市朝田町の看板棟塗装工事の施工事例です!
こちらの日別の現場ブログはこちら(^^)/
ケレン作業のブログ
下塗り~中塗りのブログ
目の前が駐車場なのでスペースが広く足場の組み立てもしやすいのですが目の前は道路で付近には車が止まっているので上から材料を落とさないようになど気を付けての作業です!
塗装をするまえの重要な工程であるケレン作業をしていきます。
マジックロンという道具を使用しています。
この工程を無視してしまうと塗膜と基材の間にゴミが入り新しく塗った塗料の剥離時期を大幅に左右するからです。
簡単に言うと塗装に適した状態にするための工程です。(下地調整)
他にも目荒らしという理由もあります。
目荒らしとは基材に細かな傷をつけ塗料を入り込ませて剥がれにくくする作業のことを言います。
こちらは皮スキという道具を用いている様子です。
マジックロンと皮スキは手動なので広範囲で作業するのは大変な作業です。
形状によってもカワスキの用途は違うのですがこの形の主な用途はケレンです。
仕上げでサンダーを使用して表面を磨いています。
冒頭の辺りでも申し上げましたがこういった工程は塗装作業において欠かせません。
余談なのですがここで錆びについて少し説明します。
赤錆びと黒錆びが有名なのでその二つについてです。
赤錆びは水分と空気中の酸素によってできる錆びで鉄そのものを腐食させボロボロにしていく性質を持ちます。
一方黒錆びは基本的に自然に発生することはなく熱した鉄に酸素がくっついてできるものです。
その黒錆びですがなんと赤錆びを防ぐ役目をします。
中華鍋等には使用前に熱してわざと黒錆びをつけるそうです。
すべての錆びが悪いものなわけでもないのです。
ここに発生しているのは前者の赤錆びなので下塗りで錆止め塗料を塗っていきます。
DIYで鉄部の塗装をしようとするとホームセンターなどで塗料を買われると思うのですが一般のものは性能が低いです。
そしてケレンをきちんと行わないと塗装後すぐに錆びが出てしまうので注意しておく必要があります。
今回は塗装というメンテナンスでしたが本当はこういった錆びて一部腐っている部分は部分交換をしておいた方が安全といえます。
今はまだ大丈夫なのですが台風などの強風時に倒壊してしまう恐れもあるのでメンテナンス時にそういった対処をすることが薦められます。
下塗りがしっかり乾いたら中塗りをしていきます。
2液型のウレタンを使用しています。
ウレタン塗料は柔らかく弾性を持っているため塗装面にひび割れが起きにくい塗料です。
木材や鉄部は時間や気温変化等により少しずつ形を変え伸び縮みします。
そのため伸びる性質を持たない塗料では変化に対応できないのです。
ですがウレタン塗料で対応することによりその伸縮に合わせて順応します。
施工費用も比較的安く、木部や鉄部に適していて高級感のある仕上がりになります。
夏場は炎天下の作業で体力を奪われるデメリットもありますがもう一つ台風という大きな災害があります。
今年の台風は結果的に直撃はしなかったですが飛散防止シートが足場に当たって足場が倒壊する危険性があるのでこうして畳まなければいけません。
夏の台風の時期にはこういった光景を目にすることは珍しくないのではないでしょうか。
上塗りも中塗り同様の塗料を使用しています。
まず刷毛を使用して細かな箇所や隅を塗っていきます。
モザイクがかけてありますが40年ある看板棟ですのでご近所様にはどこにある看板棟かバレバレだと思います(笑)
そしてあれほど錆びていた看板棟がとても綺麗になりました。
太陽に照らされて艶がでてピカピカに光っています!
オーナー様にも綺麗にしてくれてありがとう!とお声をかけていただき大変うれしく思います。
ご依頼いただき誠にありがとうございました(*´▽`*)
記事内に記載されている金額は2020年10月19日時点での費用となります。
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