南都留郡鳴沢村にお住まいのお客様より、家の汚れが気になったので調査のご依頼がございました。
緑に囲まれた邸宅のため、外壁にコケ・藻の付着が目立ちました。
また、屋根には錆びが発生してしまっている状態でございました。
立地的にどうしても、林からの湿気によるダメージが受け易いようでした。
屋根材は、最新のガルバリウム鋼板屋根であり、まだまだメンテナンス次第で長く使えることから塗装工事をご提案いたしました。
錆びの状態から、屋根にダメージが蓄積し易い立地であることから、耐用年数が長く最上級の塗料でもある、フッ素樹脂塗料での塗装工事をご提案いたしました。
使用材料
ファイン4Fベスト・ハイポンファインプライマーⅡ
こんにちは!街の外壁塗装やさん山梨店です。
今回は、南都留郡鳴沢村で錆びが多いガルバリウム鋼板屋根を、錆止め剤ハイポンファインプライマーⅡで下塗りし、フッ素樹脂塗料ファイン4Fベストで重ね塗りしました。錆びを丁寧に落とし、錆止め剤を塗布し、フッ素塗料で耐久性抜群に仕上げました。
本来、ガルバリウム屋根は錆びにくい素材ですが、林に近い場所では錆びが進行する可能性があります。林には湿気が多く、葉や樹木から出る酸性成分が屋根に付着しやすいため、錆びが進行しやすくなります。
ガルバリウム鋼板屋根は、その耐久性や耐食性に優れているため、屋根勾配(傾斜)が緩やかでも錆びが増殖する可能性は低い、とされています。
【ガルバリウム鋼板屋根に錆びが発生している原因】
– 傷やめっきの剥がれ:何かが衝突するなどで傷ができ、めっきが剥がれると、そこから錆が広がる可能性があります。
– 枯れ葉や汚れ:屋根に付着した枯れ葉や汚れが錆の原因となることがあります。
– 工場や自動車の排ガス:排ガスなどの影響も錆びの原因となることがあります。工業地帯では特に注意が必要です。
綺麗な屋根面もあることから日当たりも影響しています
お写真で屋根面に、綺麗な面と錆びが発生している面が存在していることが分かります。この現象は太陽の関係が考えられます。
太陽の光や熱によって、屋根面の一部が直接的に照らされることで、その部分がより暖かくなります。暖かい部分と比べて日陰になる部分は温度が低くなります。この温度差によって、屋根面には熱膨張や収縮が生じることがあります。
この熱膨張や収縮によって、屋根面の表面に微小なひび割れや傷が生じることがあります。そして、この傷やひび割れが錆びの発生を促すことがあります。特に金属製の屋根面では、錆びが発生すると美観を損ねるだけでなく、耐久性や強度にも影響を及ぼす可能性があります。
したがって、屋根面の錆びが発生している場合は、定期的な点検やメンテナンスが重要です。錆びが進行すると、修復が難しくなる場合があるため、早めの対処が必要です。
屈強とされているガルバリウム鋼板屋根を高圧洗浄する際でも、気を付けるべきポイントがあります!
– 高圧洗浄機の設定: 高圧洗浄機の水圧やノズルの角度を適切に設定し、ガルバリウム鋼板に過度な圧力をかけないようにします。過度な圧力は鋼板表面を傷つけ、錆の進行を促す可能性があります。
– 適切な洗浄剤の使用: 洗浄剤を使用する場合は、ガルバリウム鋼板に適した洗浄剤を選びます。過剰な洗剤や化学物質を使うと、鋼板表面を傷つけたり、錆びを悪化させる可能性があります。
– 水の流れ方向: 高圧洗浄を行う際は、水の流れ方向に注意してください。鋼板の裏側に水が侵入すると、錆びの原因となる可能性があります。水の流れをコントロールして、鋼板表面だけを洗浄するようにします。
これらのポイントに留意しながら、丁寧に高圧洗浄を実施しています。
お写真は、あしつけ棒という棒付きの手工具で屋根をケレンしている様子です。
– ガルバリウム鋼板屋根はもちろん、金属屋根にケレンを行わずに塗料を塗布すると、塗料の密着度が低くなります。すなわち塗膜の早期剥離に繋がります、、( ゚Д゚)
~理由としては~
– 密着度が低いと、塗料が屋根表面から剥離しやすくなります。
– 塗料が剥離すると、屋根材自体の劣化が進行しやすくなります。
– また、剥離した部分から水分や酸素が侵入し、錆が発生しやすくなります。
– このように、ケレンを行わずに塗料を塗布すると、塗膜の早期剥離や屋根の劣化、錆の進行が促されます。
今回の屋根では、ご覧のように錆びが目立ちました。
しかし、たとえ錆びがなくとも、ケレン作業なしではガルバリウム鋼板屋根の塗料のあしつけ(付着性)が低下する要因となります。
理由としては、
– 飛来物の落下などによる傷や凹みが密着を妨げる可能性があるため
– 塗膜の劣化や剥離があると、新しい塗料がうまく密着しない可能性があるため
– 塗料が密着しないと、防水性が低下し、錆が進行する可能性があるため
などが挙げられます。
ブロアーを吹き、ハイポンファインプライマーⅡを下塗り
ケレンで落ちた錆や、旧塗膜の汚れをブロアーで吹き落とします。
綺麗に清掃して、下塗りしていきます。
~ハイポンファインプライマーⅡを下塗りするメリット~
– 塗膜と下地の密着効果が高く、錆止めの効果があります。
– 下地の隠蔽性が高く、キメが細かく吸い込みが少ないため、綺麗に仕上げることが可能です。
– 鉄部に使用する際には、他の塗料と組み合わせて使用することも可能です。
ハイポンファインデクロの名に恥じぬ錆止め効果があります
錆止め塗料で、1液ハイポンファインデクロという塗料があります。
非常に、錆止め効果が高く、弊社でもサビカットⅡなどと同じく使用頻度は高いです。
ハイポンファインプライマーⅡが継承している、機能・性能としては
– 1液水性ラジカル制御形
– ハイブリッド高耐候性塗料
– ラジカル制御による紫外線による劣化を抑える性能
などが、挙げられ発売当初から、人気が継続中の塗料です。
ファイン4Fベストで、屋根の重なり合いを先に塗り込み(ダメ込み)して、全体に広げていきます。
【金属屋根の段差を先にダメ込み全体を塗装するメリット】
– 屋根の段差を先にダメ込み全体を塗装することで、塗膜の密着性を高めることができます。段差部分がしっかりと塗装されることで、塗膜が均一になり、耐久性が向上します。
– ダメ込みを先に行うことで、塗装の仕上がりが美しくなります。段差部分がしっかりと処理されることで、見た目の美しさが保たれ、全体の塗装が均一になります。
– 屋根の段差を先にダメ込み全体を塗装することで、塗料の浸透が均一になります。段差部分の処理をしっかりと行うことで、塗料が均等に浸透し、耐候性や耐久性が向上します。
フッ素塗料は、実績・データともに最上級の塗料です。
更に上には、無機塗料というものも存在しますが、割と最近発売された塗料です。
その為、実績を重視され、安心な塗装工事を望まれる方にはフッ素塗料をお勧めしています。
横葺き(よこぶき)屋根の溝から、塗料で先に埋め全体に塗り伸ばします。
段差でしっかりとローラーをあて、塗料をじっくり浸透させます!
このようにすることで、屋根全体の防水性を高めて雨漏りしない屋根になりますよ(*^^)v
完全に乾燥させ、ファイン4Fベストを中塗り・上塗りと重ねるメリットは以下の通りです。
– 超耐久性の4フッ化フッ素とセラミック配合技術により、屋根の厳しい環境に耐えることができる塗料であるため、中塗りと上塗りを重ねることで耐久性がさらに向上します。
– ファイン4Fベストは防藻・防カビ性も備えており、中塗り・上塗りを重ねることでこれらの効果も強化されます。
– 中塗り・上塗りを重ねることで色の均一性が保たれ、美しく仕上がった屋根を長期間維持することが可能となります。
屋根塗装をフッ素塗料で行うメリットをご紹介します。
【耐用年数が長い】
フッ素樹脂塗料を使用して屋根塗装を行うことで、耐用年数が長くなるというメリットがあります。この塗料は耐候性に優れており、外部からの影響を受けにくいため、屋根の保護に効果的です。
【耐候性に優れている】
フッ素樹脂塗料は耐候性に優れているため、屋根に長期間にわたって美しい仕上がりを保つことができます。さまざまな気候条件にも強く、色褪せや劣化が起きにくいので、メンテナンスの手間を減らすことができます。
更には、ハイポンファインプライマーⅡを下塗りしているので、錆びの再発生の心配もありませんよ(*’ω’*)
弊社では、調査を丁寧に行い状態にあった塗料の選定・間違いのない確実な施工を行います!
弊社は南都留郡鳴沢村の外壁・屋根修繕塗装工事を得意としております!
記事内に記載されている金額は2024年09月17日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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