
塗装工事はあと2.3年以内くらいでできればいいかなと思っておられるお客様でした。
しかし、同じ築年数の近くのお家の塗装を弊社で行っており、良いキッカケになったとの事で今回ご依頼をいただきました。
雨筋汚れが目立っており、施主様も気にされていました

こちらのお家はモルタル壁にリシンという砂の塗料を外壁に吹き付けて建てられています。リシンを吹き付けしたお家の外壁は表面がボコボコしています。凹凸が激しい分、中に汚れが溜まりやすい構造です。見た目にも気になるという事もありますし、なによりこのような外壁の中まで入り込んだ雨筋汚れは表面を洗浄しても取れません。見た目と、またお家を長期に渡り守っていくためにもお手入れが必要ですね(^^♪

こちらは日の当たらない北面の写真です。先ほどの雨筋汚れと同様に、苔が外壁面に発生していると見た目が良くないです。また苔の発生は、外壁の表面塗膜の防水性の劣化のサインでもあります。外壁が湿気を弾かずに吸収するので結果的に苔が発生します。しっかり塗装をして、見た目をキレイにして湿気を弾く外壁にする必要があります。

排管を固定している金具から錆が発生していました。塗装で綺麗にします。
屋根は瓦だったため、塗装は必要ないので外壁塗装のみのご提案となりました。
外壁を塗装する際には、塗料のランクによって質も金額も変わります。
今回は施主様のご要望により、どうせするなら良い品質の塗料をという事で、高耐候性の期待できるフッ素樹脂塗料を選択して頂きました。

コンプレッサーはガソリンを燃やして起動します。ですので、洗浄中はエンジンのかなり大きな音がします。ご近所様へ配慮しながらの作業となります。

高圧洗浄は外壁に付着した汚れを落とすためにします。どんな塗装でも表面に汚れが付着していると塗料がしっかり密着しません。早期剥離の原因にもなりますし、塗料本来の性能が発揮できなくなります。塗装工事において、塗装前に表面の汚れを落とすことは非常に重要です。
2階のベランダ上部に付いています、雨よけパネルもついでに洗浄しました。このパネルは足場が無いと普段は中々掃除できない箇所です。塗装の際はこのようなパネルに付着した汚れもしっかり落としていきます。

お家には鉄で出来ている箇所があります。鉄は当然ですが、濡れて放置すると錆びます。このような錆を発生しにくくさせる為に、先に鉄部に錆止めを塗装します。材料は日本ペイントの1液ハイポンファインデクロを使用します。
今回は白色の錆止めを塗装しました。上から塗装する塗料の色によって錆止めの色も変えます。

外壁は合計3回塗料を塗り重ねて仕上げます。1回目は下地と塗料をしっかり密着させるための接着剤の役割を果たしますフィラーを塗装します。フィラーは外壁表面の細かなひび割れを補修しながら塗装に適した下地に調整してくれます。
材料は日本ペイントのアンダーフィラー弾性エクセルを使用します。

フィラーは白なので塗装後は一度お家全体が白くなります。リシンの外壁は表面がボコボコしているのでしっかり中まで入れ込む必要があります。職人さんは何気なく塗装をしていますが、見た目以上に力の必要な作業です。

材料はKFケミカルのセミフロンアクアを使用します。1液水性フッ素樹脂塗料です。水性の為、匂いが控え目で1液なので作業性も良好です。また高級品でもありますフッ素樹脂塗料です。長期にわたり、外壁を保護してくれます。
中塗りと上塗りは同じ材料の同じ色で塗装します。塗り漏れが無いように慎重に作業します。

付帯部とは外壁以外の塗装できる箇所の総称です。具体的には雨樋・シャッターボックス・水切り等です。お家によって付帯部の種類は変わりますし、塗装できない素材もあるので、事前にどこまでを塗装するか業者と確認することが非常に大切です。また付帯部を塗装することは以下のメリットがあります。①見た目を美しく保つ②塗膜により保護することにより、各箇所の耐久性を高める以上の観点からも、付帯部の塗装も非常に重要な工程の一つと言えます。
付帯部は塗装をする面積が外壁に比べると狭いです。ですので、少し小さめのローラーや刷毛を使用して塗装します。キレイに塗装した外壁やサッシに塗料が付着しないように慎重に塗装作業を進めます。
付帯部の塗装を終えると、塗装の工程は終了です。その後は、タッチアップ・掃除をして全ての作業が終了となります。最後までご覧頂き、ありがとうございました。お家の事でお困りごとのある方は、いつでもお気軽にお問い合わせくださいませ<m(__)m>
記事内に記載されている金額は2025年07月30日時点での費用となります。
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