ここ数年以内で、施主様の見える範囲の方が次々に塗装工事をしていかれ、建てた積水ハウスからも定期点検の際にそろそろ考えた方が言いといわれ、街の外壁塗装やさん大阪平野店へ見積のご依頼を頂きました。
メーカーは安心だけど金額が高いし、かといって他の知らない業者に安くで頼んで失敗するのも困るといったお悩みを抱えておられたので、金額から工事内容まで詳細にお伝えさせて頂き、今回工事を任せていただくことになりました。
同様に、このようなご時世なので、少しでも工事費は安く済ませたいけど、塗装工事は何度も経験する事ではないので、どこに頼めばいいかというお悩みを抱えている方は多いと思います。
私たち街の外壁塗装やさん大阪平野店ではこのようなお客様のお悩みをともに解決できる良きパートナーとなるべく、少しでもお家の方に寄り添ったご提案を心がけております。
玄関扉のある西面が特に日当たりがよく、全体的に色のむらが目立つ状態でした。
同様に屋根も当然日が当たるので、白く変色し、遠目に見ても劣化具合が分かる状態でした。
例えば新築時の写真と現在の状態を並べて比べて比較すると、劣化具合の変化は一目瞭然だと思います。
ただ、一緒に住んでいる家族と同じで、毎日見ていると劣化もほんの少しづつしか変化していかないので、こんなに劣化しているんだと後から気づくことが多いように感じます。
表面の塗膜の劣化は、新築時は水を弾く状態だったのが太陽光により劣化すると水を吸収しやすくなり、ゆくゆくは外壁自体が変形してきたり、最悪の場合には壁が割れてきて、壁ごと貼替をしなければいけないケースも存在します。
貼替になると、塗装工事に比べて費用が3~4倍くらい高くなってしまうので
、塗装工事は決して安価な工事とは言えませんが、長期的にみると実はトータルコストで考えると安く抑えれる工事になります。 今回のケースは、表面の塗膜は劣化してきていましたが、割れや欠損は確認できなかったので、屋根壁ともに塗装工事でご提案するかたちとなりました。
ボードとボードの継ぎ目のパッキンの状態です。
カビが繁殖して見た目にも劣化具合が分かります。部分的にパッキンが浮いている箇所も確認できました。
パッキン部分の施工方法としては、既存の劣化しているパッキンを全て取り除き、新たに新品のパッキンを入れることができるのは、積水ハウスしかできません。このようにパッキン交換は他業者ではできないので、今回はパッキン撤去後に通常の塗装工事で使用する変性シリコンに打ち替える内容でのご提案になりました。
変性シリコンがパッキンに性能上劣ることは無いので、積水ハウスのお家だから必ずしも積水ハウスでしか塗装工事できないことはございません。
パッキンの他にも、継ぎ目の既存のシーリング部が劣化している箇所も確認できました。
このような劣化したシーリング材の補強も塗装工事に含まれる標準的な工事となります。
継ぎ目のシーリングはパッキン同様に、お家の中へ湿気や雨水の侵入を防ぐ大切な役割を担います。
塗装工事の際にこのシーリング材を補修することは、上から塗装する塗料のランクを選ぶくらいに大切になります。
こちらのお家は、道路よりも少し高い位置にお家が建っているため、お家のまわりを擁壁が取り囲んでいる形になります。
擁壁の立地環境としては、雨を遮るものが無く、雨ざらしの状態なので、汚れが付着しやすい状態になる事が多いです。
今回の施主様も、この擁壁の汚れを気にされていたので、洗浄である程度汚れを落としたうえで、上から塗装する方法でご提案させていただきました。
まずは継ぎ目のパッキンから工事していきます。
パッキンを撤去した後に、両サイドにラインを真っすぐ出すためのマスキングテープを貼ります。
さらに、このパッキンは中から金物で固定されている施工がされていた為、中に通常入っているバックアップ材がもともと入っていなかったので、バックアップ材を新たに入れ込んでいきます。
同様にサッシの廻りにも同じ施工をし、シーリング材を流し込む準備をします。
その後、シーリング材を充填し、ヘラで抑えます。最後に両サイドのテープを外して継ぎ目の工事は完成になります。
縦目地やサッシ廻りやその他、お家には意外と気づきにくい部分に新築当初からシーリング材が使用されています。
今回はこの継ぎ目の工事だけで丸3日間かかりました。
例えば、この継ぎ目の工事を無しにして上からただ塗装するだけでしたら、費用はかなり抑えれますし、継ぎ目の工事をしっかりしたかどうかは上から塗装してしまうと、お家の方からは正直分かりません。
なので、塗装工事の費用が業者によってどかまで手間をかけるかが違うこともあるので、塗装工事に関しては安すぎる業者はなにか理由があると思っていただいた方が賢明といえます。
洗浄の様子です。
塗装工事における洗浄作業は汚れを落とすのはもちろん、塗料と下地が密着しやすくするために欠かせない作業です。洗浄不十分だったりすると仕上がりにも影響するため、丁寧に作業していきます。
外壁屋根はもちろん、施主様が気にされていた擁壁も同じタイミングで洗浄していきます。
洗浄した後に、窓や土間に養生をし実際に塗装していきます。
塗料には全て、その塗料を作ったメーカーが作成している仕様書に沿って施工していきます。仕様書とはその塗料の取扱説明書のようなもので、乾燥時間や希釈の配分や下地によってこんな塗料を1回目に塗装してくださいなどの情報が記載されています。
仕様書に沿って施工しないとその塗料本来の性能が発揮できなかったり、塗装工事完了後まもなく施工した塗膜が剥離していきたりと不具合が生じるので、今回も仕様書に沿った施工をしています。
基本的に塗装工事は3回塗料を塗り重ねて施工していきます。1回目の塗装は今回は水性浸透シーラーというシーラーを施工しているので最初は乾くと透明な仕上がりです。
2回目の塗装から色のついた塗料を施工し、3回目の塗装で塗り漏れが無いか確認しながら慎重に作業を進め、仕上げていきます。
もともとの色むらや粉っぽい感じが消え、ピカピカに仕上がりました。
塗料は基本的に乾くと光沢感を発します。新築時はマットな仕上がりのお家が多いので、塗装施工後は塗り替えしたなとすごく実感がわきます。
屋根の塗装の様子です。
屋根も外壁同様に3回塗料を塗り重ねて施工していきます。
今回の屋根はセメント系の瓦で、厚みがあるため、表面の面積の大きな箇所はローラーを転がし施工します。瓦の段差や、瓦同士の隙間はローラーが入らないので、このような箇所は刷毛を使用して塗装していきます。
特に2階の上部に付いている大屋根は普段中々下から見ることが難しいので、施工前・施工後の写真は施主様にとっても工事後にデータなどをお渡しするとすごく喜んでいただけます。
普段見えにくい箇所だからこそ屋根の写真は枚数多く撮影し、施主様に見ていただいています。
屋根もピカピカに仕上がりました。
足場があれば、屋根の全体を見ることは容易ですが、逆に足場が無いとなかなか見えずらい箇所になるので施主様からたまに、屋根は見えないから何色でもいいよと、着工前の打合せ時に言われるかとがあります。
仰ることもよくわかりますが、近くから見たら確かに見えずらいですが、少し離れてお家全体を見ると、意外と屋根の色も全体の印象を決定するのに左右される大切なポイントになるので、外壁同様に屋根の色もついでと思わず、しっかり色のバランスを考えながら選択された方がよいと思います。
擁壁の塗装の様子です。
擁壁も洗浄後、屋根壁と同様に3回塗料を塗り重ねて施工しました。
かなり擁壁自体の高さがあったので、手の届かないなおかつ脚立の入れれない箇所は長尺の柄を使用して塗装しました。
写真の様に、表面がごつごつし、さらにローラーを転がしただけでは塗料が入り込めないかなり深い溝があったので、ローラーと刷毛の併用で時間はかかりましたが、何とか職人さんが仕上げてくれました。
擁壁の施工後は腕がパンパンになったと職人さんは言っていました。職人さんいつもありがとうございます。
雨ざらしで、黒い汚れが目立っていた擁壁が塗装により美しく生まれ変わりました。
こちらの箇所は歩道に面しているため、施主様がお家の出入りする度に汚いなと思われていた箇所で、このように綺麗になりすごく喜んでいただけました。
今回使用した材料は、こういっ擁壁やブロック塀専用のアステックペイントのエクスファイン艶消しを施工しました。
外壁や屋根と違って、名前にもあるように艶消しタイプの塗料なのでピカピカと光沢感は無く落ち着いたマットな印象の仕上がりです。
お家の下から見たら天井になっている軒天部の塗装の様子です。
軒天はお家の中の湿気を逃がす役割を果たし、外壁と同じ塗料を施工してしまうと、湿気が逃げれなくなり中で湿気が溜まってしまう原因になります。
そうならないようにこの天井部分に関しては軒天専用の塗料を使用します。
今回は日本ペイントの水性ケンエースで施工しています。
壁の塗料のように艶は出ず、マットな落ち着いた仕上がりになります。
軒天も綺麗に仕上がりました。
軒天は日中も日が当たらず、今回の様に明るい色で塗装することが多いです。
ただ新築時から濃い色で施工されていることもありますので、そこはお客様のご要望にお応えする形で色は決めていきます。
シャッターボックスの塗装の様子です。
初めにケレンで表面の錆や汚れを落としていきます。
シャッターボックスは鉄部なので、下塗りとして錆止めを塗布した上にペンキを2回塗り重ねてせて施工します。
シャッターボックスもピカピカになりました。
同様にシャッター部分も塗装できないかとよくお問合せ頂くのですが、シャッター本体はボックスの中で巻き込んで収納されているので、塗装してしまうとシャッター同士が擦れてすぐに傷になったり、膜厚でシャッターの上げ下ろしがしにくくなる可能性があるので、シャッターの塗装は基本的にはお勧めしておりません。
横樋部の塗装の様子です。
写真のように何か付着していた痕や傷がある場合は先にケレン作業をします。
その上から2回塗装を塗り重ねて仕上げていきます。
横樋も綺麗になりました。
縦の樋も同様に仕上げていきます。
雨樋は塩ビプラスチックでできており、何もせずに放置しておくと太陽光の影響により変形して劣化します。
塗装することにより、外観を美しく保つことももちろんですが、雨樋の寿命も延ばすことができます。
ベランダ笠木の補修の様子です。
こちらのお家の笠木は窯業系の素材が使用されていました。
一般的に多いのは、雨が直接がかかる場所なのでアルミ素材を使用されていますが、窯業系なので中に水が入り塗膜が剥離している箇所が多くありました。
剥離している箇所をめくると、その箇所だけ凹んで見えるので上からパテで補修しケレン作業を繰り返すことによって塗装してもある程度凹凸感が目立たないように施工させていただきました。
パテ補修後、下地が少しスカスカになっていたので浸透性シーラーで下地を固めた後にペンキを2回塗り重ねて仕上げていきました。
今回、積水ハウスのお家の方の施工ということで施主様もメーカーは信用できるけど他の業者ってどうなんだろう?というご不安が当初はあられた方でした。
そう思われるのも無理はなく、自分たち含め塗装業者は星の数ほど存在し、その中から本当に良い業者を探すことは非常に難しいと思います。
そんな中今回見積依頼をいただき、金額もそうですが工事内容を一つずつお伝えし、少しづつではありますが信用していただき、工事を任せていただけることになりました。
高額でもハウスメーカーの方が安心だからという理由でもちろん施工される方もいらっしゃいますし、そこはお家の方の考え方次第になるのでどこで頼むのが正解かはお家の方によります。
もし少しでも費用は押えたいし、でもしっかりとした工事を任せれる業者を選びたいと思われているのであれば、見積依頼は無料で行かせていただいておりますので、気になる方はいつでも街の外壁塗装やさん大阪平野店までお問合せくださいませ。
記事内に記載されている金額は2023年06月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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