
「室内に雨がポタポタ落ちている。見てほしい。」と、ご相談をいただきました。
現地調査に伺うと、天井に雨染みがあり、所々に洗面器やバケツが置いてありました。雨染みの色を見ると、かなり濃い部分があり、以前から雨漏りは始まっていたようです。
瓦のズレも確認できましたが、防水シートは耐用年数を過ぎているので、部分的な葺き直し工事をご提案いたしました。
現地調査に伺うと、雨水が落ちていて、洗面器やバケツが置いてありました。
ポタポタと落ちる雨漏りをお気づきになったのは、今回が初めて との事です。
雨染みの色を見ると、かなり濃い色をしている箇所があるので、以前から雨漏りはしていたようです。
ポタポタと雨水が落ちてきて、初めてお気づきになられる方が多いですが、その前段階で天井に雨染みが出てくることが多いです。
雨漏りし初めのころは、天井材が雨水を吸って、室内に落ちてこないことが多いので注意が必要です!
天井に雨染み=既に雨漏りが始まっています!
桟瓦に浮きやズレを確認できます。
桟瓦の浮き・ズレ、防水シートの耐用年数が過ぎていること、雨染みは1箇所だけではなく複数個所に見られましたので、葺き直し工事をご提案いたしました。
初めに、棟を撤去します。
丸・のし・鬼瓦・漆喰・泥を撤去します。
瓦は再利用するので、丁寧に外します。
桟瓦も一時撤去します。
桟瓦を撤去すると、泥や瓦ゴミ、木くずが出ますので、全て撤去します。
水平方向についている瓦桟とルーフィングも撤去します。
瓦桟は、瓦を引っ掛け固定する為の木材です。
瓦・泥・木くず・瓦桟・ルーフィングを撤去すると、野地板が現れます。
当時の野地板は、バラ板です。
1970年代後半~1980年代頃からは、構造用合板が建材として普及しました。
ルーフィング(防水シート)を張ります。
防水シートはゴムアスルーフィングです。防水シートは、瓦から侵入した雨水を、すみやかに外部へ排水させます。
瓦が新しく、きれいに並んでいても、雨水は瓦の下に入り込みます。瓦の下に入り込んだ雨水を、下地や室内へ浸入を防ぐ大切な役割があります。
瓦桟を取付けます。
水抜き加工済みで、防腐処理をされた瓦桟です。
水抜き加工がしてあると、瓦から侵入した雨水は、瓦桟に溜まりにくくなり、軒先へ流れていきます。
また、防腐処理がしてあることで、瓦桟が腐りにくくなります。
桟瓦を復旧していきます。
きれいに並べ直します。瓦は1次防水として、初めに雨水が建物内に侵入することを防ぎます。
瓦から侵入した雨水は、2次防水であるルーフィングにより、外部へ排水されます。
この1次防水と2次防水の2段階で雨漏りを防ぐことが、基本的な仕組みとなっています。
棟を積み直します。
泥は使用せず、南蛮漆喰を使用します。
南蛮漆喰は従来の漆喰に比べて、耐久性・防水性に優れています。
主な主成分は消石灰で、シリコンや防水材が加わっています。
工事後、何度か大雨やゲリラ豪雨があり、都度、雨漏りがないか確認をさせていただきました。
「雨漏りしてないよ!本当に良かった!こんなに降っても大丈夫なら、今後も安心!」と、お喜びのお声をいただきました。
雨漏りにお気づきの際は、お気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
「ポタポタと落ちていないけど、天井に雨染みがある」この時点でお気づきになれば、初期症状です。部分補修で雨漏りを止めることが出来るかもしれません。
和室の天井は雨染みを確認しやすいので、ご自宅に和室があれば、時々チェックすることをお勧めいたします。
また、クロスの天井は雨染みが分かりにくく、クロスが雨水を多く吸って、ある日突然めくれることがあります。
瓦が浮いていたり、ズレてしまったら、早めに補修をし、その際、ルーフィングの状態を確認することが大事です。
街の外壁塗装やさん深谷店では、熟練した職人と、雨漏り診断士が在籍しております。
部分補修、葺き直しや葺き替え 等、様々な工事にご対応可能です。
お見積りや点検は無料です!
お気軽にお問い合わせ・ご相談ください!
記事内に記載されている金額は2025年09月14日時点での費用となります。
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