外壁塗装を検討する時、約7割の人々が2~3社に見積もりを求める(相見積り)傾向があります。
外壁や屋根の塗り替えを考えた際、まず気になるのが価格や相場ですよね。 相見積りは「複数の業者の価格を比較し、外壁塗装の適正な相場を理解する」ために有益です。
こちらのページでは相見積りの必要性や目的、依頼時のポイントなどを丁寧に解説しています。現在外壁塗装を検討中の方や見積もりを取りたい方は、ぜひご参考にしてください。
長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。動画で見たいという方はこちらをご覧ください!
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長い文章のページとなっていますので、内容を動画でもまとめています。
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「相見積もり」とは、金額や条件を比較するために、複数の業者から見積もりを取ることを指します。
外壁塗装で相見積もりをとる目的は、他社との内容の比較です。日常的にチラシ・広告で、購入前にいろいろと比較される方も多いかと思います。
基本的に、外壁塗装の相見積りも、「1社で決めるのは不安」「ほかの業者はどんな内容なのだろう?」という不安や疑問から、他社と比較することになります。
外壁塗装では、大きなお金がかかります。食材や日用品を買うのと違い、簡単に交換ややり直しができません。「想像と色合いが違う」といった不満があっても、さらに費用をかけて塗り替えるのは現実的ではないですよね。
数年後になってから「塗り替え時に説明された耐用年数よりも前に塗膜が剥がれた」などの不具合も避けたいところです。
また、相見積もりの際にやってしまいがちなのは、「安い業者ならどこでもいい」との気持ちで、信頼できる業者選びができないことです。いくらお金を安く済ませても、「失敗した」と不満に感じている方も多数いらっしゃいます。すでに商品化されている商品と違い、外壁塗装工事は職人さんの手で仕上げるもの。正しい施工方法や技量なども関係してくるものです。
必ずしも「安い=良い業者」ではないのです。価格はもちろんですが、後々の失敗を防ぐために「信頼できる業者を選ぶ」という気持ちで相見積もりをしなければなりません。
お客様によっては、「ほかの業者と比べる相見積りって失礼にあたらないの?」とためらわれる方もいらっしゃいます。見積もりの際に丁寧に調査してもらうと、「せっかく来てもらったのだし…」と、よほどのことがないかぎり断りにくいと考えてしまうのでしょう。
特に「友人が勤めている会社だから」「親戚から紹介してもらったし…」などの場合、余計に‟断れない“というケースが多いですよね。
相見積もりは、塗装業者を傷つけるものではありません。高額な費用が必要になる外壁塗装ですから、納得できる工事をするためにも相見積もりをしてみましょう。
相見積りの前に外壁塗装の相場や見積り書の見方について知りたいという方向けのページもご用意しております。相場を知り、見積り書の仕組みを知ることで正しい業者選定もできますので併せてご覧ください。
見積もりのときに伝えるべきは外壁塗装についての具体的な内容
相見積もりをするときは、外壁塗装への要望をしっかりと伝えましょう。外壁塗装はお客様のために行われるべきものです。そのためお見積りをお願いする際もご遠慮なくご要望・ご質問をお伝えください。
お客様のご希望に近づけるために、どんな塗料の色にしたいか、どんな機能を持った塗料がいいかなどをまとめたものが見積書です。
「長持ちする塗料がいい」「予算に合わせて工事をしてほしい」といった希望は、初めに伝えておくべきです。
それでは、どんな内容を伝えるべきか、ご説明していきます。
1.塗料の色は「新築時のように?」それとも「イメージチェンジ?」
外壁塗装で塗料の色を決めるとき、「新築の時のように外観を戻したい」「イメージチェンジしたい」というケースがあるでしょう。イメージチェンジの場合、お客様がイメージされていたお色と、実際に塗装されるお色に差が生じないよう、完成イメージをご提示させていただくケースも多いです。
業者によってはカラーシミュレーションに対応している場合もありますので、ご希望の色やイメージも気兼ねなくご相談ください。
2.予算?それとも性能?何を優先したい?
お住まいが綺麗になる外壁塗装ですが、「低予算で耐用年数は長くしたい」という方がほとんどですよね。しかし、耐用年数と塗料の値段は比例しており、耐久性を求めると必然的に費用も高くなる傾向にあります。なかには「お金がかかってもいいから高耐久塗料を塗りたい」と、予算よりも耐久性を重視したい方もいらっしゃるでしょう。
街の外壁塗装やさんでは、低汚染性や断熱などの機能性塗料も数多く取り扱っております。せっかく大きな費用をかけて行う外壁塗装です。快適にご生活いただけるお住まいとなるよう、機能性に優れた塗料についても是非ご検討ください。
3.お住まいの正しい築年数
お住まいのなかでも、日常的に見やすい場所にあれば、傷んでいる箇所にも気づくことができます。しかし、確認や判断をすることが難しい箇所では築年数である程度判断するしかありません。
優良業者の場合、正しい築年数が分かれば、それに合わせてのご提案ができます。築年数を聞いたうえで傷みやすい箇所を念入りに点検してくれるでしょう。
4.家の図面があれば準備しておく
外壁を塗装する際には正しい面積を計測しなければなりません。とはいえ、ご自身で一から十まで計測するのは大変かと思います。もし、図面をお持ちの場合はご参考いただき、途中で増築をしている場合などは事前にお伝えしておきましょう。
相見積もりには、「相場や価格が分かる」「信頼できる業者を見つけられる」というメリットがあります。また、そのほかにも次のようなメリットも得られるでしょう。
塗装業者を比較しながら、外壁塗装を成功させるために相見積もりを上手に活用することが大切です。
相見積もりのときは、塗装業者に「相見積もりだ」という点を伝えましょう。
優良業者の場合、自社の見積もり内容に自信を持っています。
「相見積もりだ」と業者側が知ることで、「他者に負けたくない」「うちはこういったサービスをしよう」と競争心理が働くものです。結果的に、お互いに金額を少し下げたり、サービスがよくなったりなどもあるでしょう。
「相見積もりです」と伝えることで、業者間でサービスをしてくれるのはありがたいことですよね。
先に相見積もりであることを伝えておくと、余裕を持って比較・検討をすることにも繋がります。
見積もりの際、営業の方に「今すぐに工事すべきですよ!」「この見積書の価格でやれるのは今だけ」などと言われると、焦って契約しそうになってしまうかもしれません。しかし、急かされて決めた外壁塗装工事は、後悔につながります。
確かに、スムーズに契約できれば、それだけ工事が早く進むメリットがあるでしょう。しかしそれほど急いでおらず、むしろじっくりと比較検討したい人にとって、業者側から急かされることはデメリットでしかありません。
見積もりで契約をすぐに迫る業者には「他社にも見積もりを依頼していて…」と伝え、結論まで時間がかかる旨を説明しておきましょう。最も良いのは「見積もりが全てそろったら、家族みんなでゆっくりと検討したい」と伝えることです。
複数の業者の見積もり内容を比較できる“相見積もり。
しかし、いざ見積書を受け取っても「どうやって比べるの?」「金額が安ければいいのかな?」と、比較しづらいと感じる方もいらっしゃるでしょう。何よりも、専門用語がたくさん並んだ見積書は、読み取るだけでも難しく感じるものですよね。
見積書は、業者ごとに記載方法に違いがあるだけでなく、提案内容もさまざまです。内容が同一ではないため、比較しても“良い・悪い”が判断しづらいでしょう。相見積もりでは、「価格が安いからこちらにしたい」と価格で判断しそうになるかもしれませんが、そもそも安価な塗料を使っているため、安くなるのは当然というケースも考えられます。
まずは、予算感や塗装に関するご自身の希望をしっかりと伝えて、それをもとに同じ条件で見積書を作成してもらうことが大切です。そのうえで、業者ごとの提案をじっくり比較することで、より後悔のない業者選びが可能になりますよ。
見積書をほかの業者に見せることは大丈夫?
「A社ではこの価格だったけれど」「B社の塗装面積はこうだった」など、ほかの業者からもらった見積もり内容を伝えてもいいか、気になる方もいらっしゃるでしょう。法律的な観点から言えば、お客様がもらった見積書をほかの業者に見せること自体は特に問題となることはないでしょう。ただし、商道徳的な観点で言えば、よくありません。
見積書のなかには、業者独自のノウハウや情報、塗料の販売価格や人件費の詳細など、ライバル会社に漏洩したくない内容が満載です。図面や完成後のカラーシミュレーションなどもほかの業者に流出させたくないものです。さらに、「うちの見積書もほかの業者に見せられてしまうのだろうか…」と思われてしまいます。結果的に、お客様にとっての不利益につながる可能性もあるでしょう。
見積書そのものを見せることはお控えいただいた方がよいのですが、一方で値引き交渉やサービス追加のための交渉材料として、口頭で他の業者の価格を伝えることは問題ありません。
「A社くらいの価格まで値引きしほしい」、「A社の価格より高くなっても大丈夫なので、機能性の高い塗料にしてほしい」など、他の業者への交渉に口頭で伝えてみましょう。「御社に依頼したいと思っているのですが・・・」と一言伝えるだけで、業者側に悪く思われることはないかと思います。
どこの業者に相見積りしてもらうべき?「業者の選び方・探し方が分からない」という方
相見積もりは上手にご活用いただくことでお客様にとって様々なメリットがあります。とは言っても、相見積りをしてもらう業者の選び方や探し方が分からずに悩む方もいるでしょう。
塗り替えは、頻繁にやるものではないため、業者選びで失敗はしたくないですよね。相見積もりにより、優良業者を見抜けるかどうかも成功の鍵となります。
とは言え、「外壁塗装が初めて」という方の場合、なじみの業者があるわけでもないので、業者選びには悩んでしまうのが当然です。だからと言って、「後で探そう」と後回しにすれば、日が経つごとに業者選びをすることが億劫になり、その間に被害が悪化してしまうかもしれません。
優良業者を探すときのポイントは、「地元に長く住む方に優良業者を教えてもらう」「近隣の外壁塗装経験者に評判を聞く」「インターネット検索を活用する」などの方法があります。
業者を探すときに、各社のホームページを見ることも多いかと思います。そこで注目したいのが、外壁塗装や屋根塗装の施工実績です。
実際に塗装を行った「お客様の声」が掲載されていたら、信頼ポイントとなるでしょう。塗装後の保証など、アフターサービスについても記載されているかもチェックしたいところです。
また、リフォーム瑕疵保険への加入もチェックしましょう。業者独自の保証制度ではなく、保険法人による「リフォーム瑕疵保険」は、保険法人へ事業者登録するために審査を通過する必要があります。
リフォーム瑕疵保険は、「工事後に不具合があった」「契約と違う内容の工事ではないか」などの際に保証をしてくれる保険です。また、登録事業者が倒産などにより補修対応してくれないときも、保険会社に直接補修の請求をすることができます。
塗装業者の独自の保証だけでなく、このようなリフォーム瑕疵保険にも加入している業者であれば、万が一のときの安心感が増しますね。
外壁塗装を失敗させないためには、業者選びが鍵です。どんなところをチェックすべきなのでしょうか。
1.カラーシミュレーションをしてくれる?
外壁塗装においての失敗事例で多いのが「想像しているのと違う」という色に関するものです。塗装の色のサンプルは、小さいものだけで見ても、それが広範囲に塗られることで印象はだいぶ変わります。
そこで効果的なのがカラーシミュレーションです。外観全体の写真があれば、画像加工して塗装後のイメージを見ることができます。「どんな色を選んだらいいか分からない」というときには、事前にカラーシミュレーションを行うことが大切です。
2.塗装や塗料の知識に長けている業者?
お住まいの“リフォーム工事”は、外壁や屋根、水廻りリフォームの設備工事、内装工事、間取り変更、外構リフォームなどたくさんの種類があります。それぞれの分野において、詳しく専門性のある知識を持つためには、やはり施工実績の多さが深く関係しています。
会社の歴史が浅く、塗装実績が少ない業者と、これまでに数十件、数百件のお住まいの塗装を行っている業者とでは、知識や経験に差が出るといってもいいでしょう。塗料を正しく使い、塗料ごとの相性などを見極められるのは、外壁塗装工事を数多く経験している専門業者なのです。
3.養生と下地処理など塗装前の工程をしっかりやってくれる?
塗装においては「養生」と「下地処理」がとても大切です。塗装をするとき、塗料がほかの部分に付着するのを防ぐために、ビニールなどで覆うのが「養生」です。養生をないがしろにすると塗らない部分と塗った部分の境目が綺麗に分かれず、仕上がりが悪くなります。また、塗料の密着力を高めて、塗料を綺麗に塗るための「下地処理」も重要です。
下地処理として、コーキング処理も忘れてはいけません。近年の流通量が多い窯業系サイディングの場合、ボード同士の継ぎ目のコーキングが劣化していることも多いです。モルタル壁も、亀裂を埋めるためにコーキング処理をしておくと安心です。この工程をするかしないかでも、塗装後の塗膜の寿命に影響します。
施工事例などを確認し、養生や下地処理を行っている業者は信頼性が高いと言えるでしょう。
4.無料点検の内容でも信頼性が判断できる!
一般的に、見積もりを作成する前には、業者による点検が行われることになります。問い合わせをすると、実際に現場にやってきて調査をします。しかし、業者によってその内容が大きく異なるケースもあります。
そこで、次のような業者を比較した場合、あなたならどちらが信用できるでしょうか?
AとB、貴方ならどちらの業者を信用しますか?
信用性があるのは、やはりAのような業者です。
細かく調査することで、よりお住まいの状態を詳しく知ることが可能です。見積もりでも、適切な提案をしてくれるでしょう。
お住まいの規模により、点検時間の変動はあるものの、現状を知って正しく塗装をするには、しっかりと調査することが重要です。それなりに時間がかかるものなので、「周囲をざっと見ただけ」「10分も経たずに点検が終わった」というのは早すぎると言えるでしょう。
点検をきちんとしてくれたかどうかを見極めるためにも、点検の際は極力立ち会われることをおすすめします。どのように点検をしているか、その姿を見ることでも信頼度がはかれるものです。
相見積もりは何社くらいにお願いしたらいいの?
また、相見積りの難点としてよくある話が「たくさんの業者に相見積もりをしたら、結局どこに頼むべきか悩んで結論が出せない」というものです。
多数の業者に見積もりすれば、さまざまな提案がもらえるのでメリットに感じるかもしれません。しかし、それぞれの業者に対して見積もりの連絡をしたり、点検にやってくる日時はご在宅である必要があります。
そして、その後すべての見積書を比較して検討することになるでしょう。「問い合わせ・無料点検・見積書の比較」と、かなりの時間と労力を費やすことになります。最後になって「どこに頼んでも同じなのでは…」と、投げやりになって正しい業者選びができなくなっては、元も子もないですよね。相見積もりが業者選びに有効であるとは言え、無理のない範囲で依頼をするようにしましょう。
近頃は、インターネットで外壁塗装業者を比較できる相見積もりサイトも増えています。複数の業者を一度に紹介してもらえるのですから「相見積りをしたい」と考えている人には便利なサイトと言えるでしょう。ここからは、相見積もりサイトの実態についてご紹介していきます。
確かに、一括で見積もりを頼めそうな業者を紹介してもらえるので、時間の節約にもなります。利便性が高いサイトで、忙しい人にとっては重宝しますよね。しかも、利用するのに費用が必要なわけではないのもメリットです。相見積もりの運営サイトが、業者への交渉やお断りもしてくれるので、安心して使えそうな印象があります。
しかし、その反面、「果たして信頼できる業者選びができるのか?」という点では、不安点も多いです。
相見積もりサイトの基本的な流れ~お問合せからお見積りはどのように進むの?
初めに、ご自身の情報をいくつか入力します。お住まいの地域や延べ床面積など家に関する情報を入力するだけで、サイトへの登録ができます。
その後、担当者から連絡が来るので、そこで詳しい話をお伝えします。運営サイトがお客様に合った業者をある程度ピックアップ、そしてその業者から連絡がやってきます。
初めの段階では、お客様が塗装業者と直接やり取りすることなく、サイト運営者とのやり取りになります。しかし、ここが不安点につながっていると言えるでしょう。
具体的に、不安な点をいくつかご紹介します。
不安点となるのが「運営サイトの担当者が外壁塗装についてどれだけ知っているのか」ということでしょう。問い合わせをすると、お客様と塗装業者との仲介役となる担当者が決まります。その担当者が、お客様へご紹介する外壁塗装業者を選別します。担当者の方はいわば、塗装成功かどうかのキーマンとも言えるでしょう。
単に業者を紹介するだけであれば誰でもできるかもしれません。
しかし、
・お客様がどんな希望があるのか
・お住まいの築年数はどのくらいか
・周囲の環境はどうなのか
・現在の外壁材は何か
など、それぞれのお住まいの状況を把握しながら、それを外壁塗装業者に伝える技量も必要になってきます。外壁塗装への知識が乏しい場合、お客様の状態を詳しく業者に伝えられず、業者間とのやり取りも上手くいかないケースもあります。相見積もりサイトによっては、リフォームの資格を持っているスタッフが担当者として活躍していることがあります。しかし、資格があっても現場について熟知しているとは限らないのです。
初めの段階で、担当者に伝えたことが業者側に伝わっておらず、結果的に何度も同じことを話したり、上手く伝わらずに疑問が増えたりなども多いでしょう。
一方、直接的に業者に問い合わせをした場合、外壁塗装について専門性のある担当者が話を聞きますので、安心感があります。お客様が上手く伝えられない点でも、プロの業者なら話を導いてくれるでしょう。
相見積もりサイトに登録している業者は、初めから「比較される」ということ前提で見積もりをしてきます。「安くしなければお客様と契約できない」「他社に負けたくない」と、“安さ”を売りにしているケースばかりかもしれません。それに、お客様の多くが、「相見積もりサイトで安く契約できた」という口コミも多く、比較のポイントが価格になっていることも多いです。
しかし、この価格競争が、実はお客様の塗装工事内容に不利に働いている可能性も大きいのです。
相見積もりサイトからは、通常3~4社ほどを紹介されるケースが多いです。それぞれ相見積もり前提で見積書を出すため、価格競争が水面下で行われています。
しかし、金額を下げることで工事の品質低下につながっていることを忘れてはいけません。外壁塗装工事は、人の手で仕上げられる商品です。金額を下げるということは、「塗料を安いものにする」「人件費を安くする」など、相場よりも安くするために、何かしらを削らなければならなくなります。数十万円もの金額が下げられることは、それ相応の仕事になってしまうリスクがあります。
また、常識の範囲内で価格が下げられるのではなく、いわゆる手抜きと言われる内容になってしまう状態になってしまうことも考えられます。塗料の希釈率を無視して薄めることや、3回塗りせずに2回塗りで済ませるなど、正しい工程をとらないなどです。
しかし、「塗料を薄める」「正しい工程で作業しない」といった手抜き工事が行われた際に、厄介なのは“一見、綺麗に塗れたように見える”という点です。塗装直後はそれが分からず、数年経ってから不具合が発覚するケースもあります。
特に、施工後の保証に関してアバウトなところや、そもそも保証制度がないところは危険です。相見積もりサイトには、そういった業者が存在している可能性もあります。
もちろん、自社施工の業者の場合、独自の施工保証をつけるところがほとんどです。
あくまでも一例ですから、価格を下げることが必ずしも手抜き工事をしているとは言い切れません。しかし、価格競争が行われることは、お客様が気づきにくいところで「ごまかされている可能性」も頭に入れておかなければならないでしょう。
そのため、価格だけでなく、信頼できる業者を選ぶことが大切なのです。
外壁塗装は、約10年で一度の工事です。今回外壁塗装をすれば、次の塗装はしばらく後になります。そのため、外壁塗装で後悔はしたくないですよね。それに、まとまったお金を出すのですから、しっかりとこだわってやるべき工事と言えるでしょう。
ただ、どこのご家庭にも予算があるかと思います。できるだけ予算はおさえたいですし、お得に工事ができるならそれに越したことはありません。
相見積もりサイトは、価格を比較できるメリットがあります。しかし、たくさん値引きしてくれたからと言って優良業者とは言えません。
相見積もりサイトから紹介を受けた業者が、価格を前面にアピールしてくるようなら、別の手段で業者選びを行い、相見積もりをお願いするなど、慎重に比較・検討を行っていく必要があるでしょう。
複数業者に見積もり…ではなく、「一社に複数の見積り」も可能
同じ“複数”でも、何社もの複数業者から相見積もりするのではなく、気になる一社に複数の見積書を作成してもらうこともいいでしょう。お客様のご要望をお聞きしたうえで、複数の見積書を出すこともできます。
仕事に真摯に向き合っている塗装業者なら、お仕事を任せていただける以上、お客様が塗装後に後悔しないように希望等をヒアリングしながら、プランをいくつか考えてくれるはずです。仕事をしていて最も嬉しいのは、「綺麗になって良かった」「頼んで良かった」とお客様にご満足いただけることです。希望が複数ある場合は、いくつかのパターンで見積書を出してもらいたいと伝えてみましょう。
外壁塗装専門店はもちろん、リフォーム店、地元の工務店、ホームセンターなど、外壁塗装ができる業者は全国に多数あります。近年では、家電量販店まで外壁塗装などのリフォームを取り扱うようになっています。
ちょっと前には、外壁塗装ができる業者はコンビニエンスストアの数よりもちょっと少ない程度というデータがありました。しかし、これほどまでに選択肢が多い中から、一社を厳選するのは難しいものですよね。
「外壁塗装を行ったが不具合が起きた」というご相談をいただいた際は、「専門店ではない業者が塗装した」というケースが多く感じます。
外壁塗装は経験や技術によって仕上がりや耐久性が左右されますので、外壁塗装をご検討の際は施工実績が豊富な業者へご依頼ください。
街の外壁塗装やさんでは、外壁塗装工事専門店としてお客様にご満足いただける施工を心がけています。
保証制度やアフターサービスについても徹底しているので、きっとご安心いただけるかと思います。もちろん、相見積もりでもぜひご相談ください。
「複数のプランで見積書が欲しい」というご要望も承っております。街の外壁塗装やさんでは無料で点検を実施しております。
「築10年が経過するが点検をしたことがない」「メンテナンスの方法や流れがわからない」という方は、是非お気軽に街の外壁塗装やさんの無料点検をご活用ください。
外壁や屋根は住まいの中でも最も傷みを受けやすい箇所です。見える部分の変化には気付きやすいものですが、見えない・見えにくいところの傷みは分かりません。
そういったリスクを全て洗い出すのが、街の外壁塗装やさんの無料点検です。
屋根の上にものぼり、ご希望があれば小屋裏にも入り、点検します。調査・点検した箇所と問題のあった部分はお客様にも見ていただくためにデジカメで撮影します。
点検後、お客様にはさまざまな部分を画像で確認してもらい、メンテナンスの必要・不必要をご説明いたします。ご相談やお見積もりも無料で行っておりますので、何でもお気軽にお尋ねください。
目的と業者選びを徹底解説まとめ
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相見積りは、価格の比較はもちろん、信頼できる業者の見極めにも役立ちます
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築年数や図面などの情報をしっかりと伝えておくと、業者の方で見積書を正確に作成することができます
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「相見積りは業者に失礼にあたらないか」を気にする方もいるでしょう。ですが、相見積もりは決して失礼なことではないのです
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初めに、「相見積りだ」と伝えておくと、じっくりと比較検討する時間を持つことができます
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相見積もりでは、希望を明確にすることで、同じ条件での見積書の比較が可能です
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業者から受け取った見積書ですが、他社に見せるのはマナー違反でもあります
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相見積りの際、値引きにこだわりすぎると、工事品質の低下を招く可能性もあるでしょう
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相見積もりサイトの担当者は、外壁塗装工事について精通していないケースも多いです
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一社に複数の見積りを依頼するというのも、後悔のない塗装工事のために効果的です