西東京市の外装リフォームを連日に渡ってご紹介させていただいています。
本日は屋根や外壁の塗装前に必ず行う高圧洗浄と、サイディングの目地のコーキング打ち直しの様子です。
高圧洗浄とは、約15Mpaの高圧水流によって塗装をする面に付着している汚れや苔などを洗い流す作業です。仮に高圧洗浄をせずに塗装をした場合どうなるかというと、塗料が汚れなどの異物の上に乗るため、しっかりと下地に密着しません。そのため、剥がれやひび割れを起こしやすい塗装になってしまいます。高圧洗浄ではかなりの高圧ですので、塗装時に不要な古くなって浮いた塗膜も一緒に除去することができます。
左写真が屋根の高圧洗浄です。洗浄前の部分は茶色っぽくなっているのがお分かりいただけるでしょうか?これは苔が付着しているのです。それに対して洗浄済みの箇所は苔がなくなっています。屋根の高圧洗浄が終わると、続いて外壁の高圧洗浄を行います(右写真)。屋根、外壁の順に行うことで、屋根を洗浄した水で外壁を汚しても、その後外壁に高圧洗浄をすれば二度手間になりません。
高圧洗浄が終わった後、塗装前にサイディングの目地のコーキングを打ちなおします。通常、コーキングの耐用年数は5年から10年程度ですので、外壁を塗装するタイミングで交換するのがベストです。年数が経ったコーキングはひび割れなどを起こします。そこから雨水が浸入して雨漏りすることがありますので、長年メンテナンスをしていないお住まいは要注意です。
コーキングの打ち直しの手順として、まずは古いコーキングを撤去します。この時、カッターなどで切れ目を入れるのがポイントです(左写真)。続いてサイディングの境目に養生をします。右写真の黄色いテープはマスキングテープで、これを使ってコーキングが余計な箇所に付着しないようにしています。その後、刷毛でプライマーを塗布します。プライマーを塗ることでこの後のコーキングをしっかり密着させることができます。
プライマーを塗布した後、コーキングガンという専用の道具を使って目地にコーキングを注入します(左写真)。この状態ですとコーキングの表面がデコボコしていますので、ヘラなどを使って綺麗に成形します。最後に養生を外し、コーキングが固まれば打ち直しは完了となります。
最近はDIYが流行っており、器用な方はご自分で塗装をする方もいるそうですが、下処理の方法が十分でないことで数年でひび割れを起こすなど、塗装が長持ちしないということがあります。また、高圧洗浄器などはホームセンターやネットショッピングでも購入できるので、手軽に行うことができる反面、水圧が強すぎて壁面を傷めてしまう場合もあります。お住まいのメンテナンスは専門的な知識が必要です。DIYでできることと、そうでないことを見極め、無理のない範囲で行うようにしましょう。
記事内に記載されている金額は2021年06月08日時点での費用となります。
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