木更津市牛袋野にて外壁のメンテナンスをお考えということで、この度現地調査を行いましたのでその様子をご紹介いたします\(^o^)/今回の建物は外壁材にALCが使われています。
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ALC外壁とは、「Autoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)」の略で、主にセメント、生石灰、珪石を原料とする建材です。この素材は、内部に無数の気泡を含んでおり、通常のコンクリートの約4分の1の軽さを持つことが特徴です。
特徴とメリット
軽量性: ALCは非常に軽く、水に浮くほどの軽さを持っています。
耐久性: 適切なメンテナンスを行えば、50年以上の耐用年数を持つことができます。
断熱性: 内部の気泡が断熱効果を高め、熱伝導率が低いため、夏の暑さや冬の寒さの影響を軽減します。
耐火性: 燃えにくい特性を持ち、耐火構造に優れています。
デメリットとメンテナンス
吸水性: ALCは水を吸収しやすく、内部に水が侵入すると膨張やひび割れの原因となるため、防水性を確保するためのメンテナンスが重要です。
定期的なメンテナンスの必要性: 外壁塗装やシーリングの打ち替えが必要で、適切なメンテナンスを行わないと耐久性が低下します.
ALC外壁はその高い性能から住宅や商業施設など様々な建物に採用されていますが、水に弱いという特性を克服するため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
ALC外壁の点検における重要なポイントは以下の通りです。
1. 劣化症状の確認:ALC外壁は吸水性が高いため、表面にひび割れ(クラック)や剥がれがないかを確認します。特に、チョーキング現象(塗膜が粉状になること)や色褪せ、汚れが見られる場合は注意が必要です。
2. シーリングの状態:目地部分のシーリング材が劣化していないかをチェックします。シーリングの痩せやひび割れ、剥がれがある場合は、雨漏りの原因となるため、早急に補修が必要です.
3. 防水性の確認: ALC外壁は防水性が低いため、定期的に塗装を行い、防水性を維持することが重要です。塗装の劣化が見られる場合は、再塗装を検討します。
4. 定期的な点検の実施:定期的に外壁の状態を確認し、7~10年を目安にメンテナンスを行うことが推奨されます。これにより、外壁の耐久性を維持し、長持ちさせることができます。
これらの点を定期的にチェックし、必要に応じて適切なメンテナンスを行うことで、ALC外壁の性能を長期間にわたって維持することが可能です。
ALC外壁のチョーキング現象は、外壁の塗膜が劣化し、表面に粉状の物質が現れる現象です。この現象は、主に太陽からの紫外線や雨風による劣化が原因で発生します。外壁塗料に含まれる顔料が分解され、特に白色顔料(酸化チタン)が粉に戻ることで、外壁表面にチョークの粉のようなものが付着します。
チョーキング現象の確認方法
手で触る: 外壁を手でなぞった際に、指先に粉が付く場合、チョーキング現象が起きていると判断できます。粉が少し付く程度なら、外壁のリフォームを検討する時期ですが、しっかりと粉が付く場合は、早急に塗装のやり直しが必要です。
濡れたときの変色: 雨が降った際に外壁が変色する場合も、チョーキング現象が起きている可能性があります。これは、防水効果が切れている証拠で、放置すると雨水が建物内部に侵入する恐れがあります。
チョーキング現象は、外壁の防水性が低下しているサインでもあるため、早めの対策が重要です。
外壁のサッシ付近に発生するクラックは、特に注意が必要な部分です。サッシ周辺のクラックは「開口クラック」と呼ばれ、雨水の侵入を許しやすく、雨漏りの原因になることが多いため、早急な対応が求められます。
クラックの種類と原因
1. ヘアクラック: 幅0.3mm以下の細いクラックで、表面的なものであるため、すぐに建物の構造に影響を与えることは少ないですが、放置すると悪化する可能性があります。
2. 構造クラック: 外壁内部から発生する深いクラックで、建物の構造自体に影響を及ぼす可能性があります。原因としては地盤の不動沈下、地震、設計ミスなどが考えられます。
補修方法
シーリング材の充填: クラックにシーリング材を充填することで、雨水の侵入を防ぎます。この方法は特に開口クラックに対して有効です。
Vカット工法: 深いクラックの場合、クラックをV字にカットしてから補修材を充填することで、補修材が奥まで行き渡り、強度を持たせることができます。
メンテナンスの重要性
クラックを発見した場合は、早急に点検と補修を行うことが重要です。特に構造クラックは建物の安全性に関わるため、専門家による詳細な調査と適切な補修が必要です。補修の際には、外壁全体の塗装も検討することで、外観の美観を保ちつつ、防水性能を回復させることができます。
ALC外壁のクラック補修跡についての情報は、クラックの補修方法やその後のメンテナンスに関連しています。以下に、ALC外壁のクラック補修に関するポイントをまとめます。
クラック補修の方法
1. シーリング材の充填: クラックにシーリング材を充填することで、雨水の侵入を防ぎます。特に、サッシ周辺などの開口部付近のクラックには効果的です。
2. Vカット工法: 深いクラックの場合、クラックをV字にカットしてから補修材を充填することで、補修材が奥まで行き渡り、強度を持たせることができます。
3. 塗装の再施工: クラック補修後には、外壁全体の塗装を行うことが推奨されます。防水性を高めるために、適切な塗料を選び、塗装を行います.
補修跡の注意点
色の違い: 補修跡が目立たないようにするためには、既存の外壁と同じ色の塗料を使用することが重要です。しかし、経年劣化による色褪せがある場合、完全に一致させるのは難しいことがあります。
防水性の維持: 補修後も防水性能を維持するために、定期的な点検と必要に応じた再塗装が必要です。
定期的なメンテナンス:ALC外壁は吸水性が高いため、定期的なメンテナンスが重要です。おおむね10年前後で外壁塗装やシーリングの打ち替えを行うことで、耐久性を維持できます.
ALC外壁のクラック補修は、適切な方法と材料を選ぶことで、外観の美観を保ちつつ、建物の防水性と耐久性を確保することができます。
街の外壁塗装やさんではALCだけでなく、あらゆる外壁材への対応が可能です。外壁塗装は平米2,860円から対応しておりますのでお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2024年08月18日時点での費用となります。
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