モルタル外壁は日本の住宅で長く採用されてきた素材です。
しかし、適切な塗装やメンテナンスを怠ると、モルタル クラック(ひび割れ)が発生しやすくなります。今回ご紹介するのは、
杉並区荻窪の住宅で撮影された実際の外壁の様子です。
こちらの住宅では、昔ながらの左官仕上げのモルタルが使用されていました。
表面は吹き付け仕上げで凹凸があり、美観性に優れていますが、経年劣化と共に細かなひびが目立っていました。
モルタル外壁の劣化で最も注意すべき症状がクラックです。
クラックには大きく分けて2種類あります。
・ヘアークラック:幅0.3mm以下の細いひび。表面塗膜だけの劣化。
・構造クラック:幅0.3mm以上。内部まで割れ、雨水侵入の恐れ。
今回確認されたのは、構造クラックに近い大きなひび割れでした。
このまま放置すると、雨水の浸入により雨漏りや内部木材の腐食につながります。
モルタル外壁だけではなく、庇(ひさし)や鉄部も劣化が確認されました。
庇は雨風を直接受けるため、塗膜が剥がれると錆びやすくなります。
すでに鉄部では錆(サビ)が発生していました。
鉄部の錆は放置すると進行し、穴あきや雨漏りの原因になることもあります。
錆落とし(ケレン作業)後、錆止め塗装が必要です。
屋根のスレートには雨だれ跡や色褪せが目立っていました。
紫外線による塗膜劣化が進むと、防水性が低下し、雨を吸収しやすくなります。
この状態が長期間続くと、苔やカビの発生にもつながります。
モルタル クラックの補修には、ひび割れの大きさに応じた工法選びが重要です。
●ヘアークラックの場合
微細なひびには、フィラー(下地調整材)で埋め、上から塗装を行います。
●構造クラックの場合
Uカット工法やVカット工法でひび割れ部分をカットし、プライマーを塗布後、シーリング材で補修します。
その後、モルタルで整形し塗装を行います。
この工程を怠ると、再びクラックが生じる原因になります。
モルタル クラックが発生する原因は以下の通りです。
・素材の収縮や乾燥によるひび割れ
・地震や振動による建物の揺れ
・防水機能が低下した塗装の劣化
・雨水浸入による膨張・凍害
特に杉並区荻窪のような住宅密集地では、建物同士が近く湿気がこもりやすいことも、劣化を早める一因となります。
一般的にモルタル外壁は10〜12年ごとの塗装が理想です。
しかし、クラックやチョーキング(白い粉)が見られる場合は、早めの点検・補修をおすすめします。
私たち街の外壁塗装やさんでは、
・モルタル クラックの無料点検
・写真付きの劣化診断報告書の作成
・補修+塗装の最適なご提案
を行っています。
杉並区荻窪周辺で外壁や屋根の劣化が気になる方は、お気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年11月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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