最近特に多いのが「突然訪ねてきた業者に屋根の棟板金が浮いているから点検させてほしい」と言われたというお問い合わせです。これは台風シーズン前後に多くなる傾向があり、中には問題の無い棟板金を点検時にわざと破損させてしまうなんてケースも存在しています(T_T)
そんなことにならないためにも、まずは棟板金がどのようなものか、そしてメンテナンス方法について理解しておくことが何よりの対策となりますので、ぜひご確認ください!
そんなことにならないためにも、まずは棟板金がどのようなものか、そしてメンテナンス方法について理解しておくことが何よりの対策となりますので、ぜひご確認ください!
そもそも棟板金はなぜ設置されているの?
棟板金は、建物の屋根の頂上部に設置される板金のことを指します。
棟板金の役割は、主に以下の2つです。
棟板金の役割は、主に以下の2つです。
1:棟の保護
まず、棟板金は屋根の頂上部を覆う役割を果たします。屋根の棟部分は、雨水や風などの外部からの影響を受けやすい場所です。屋根面が重なり合う部分を保護しすることが棟板金の大きな役割と言えるでしょう。
また、棟板金は屋根の形状を整えるためにも使用されます。屋根の形状によっては、棟部分が複雑な形状をしていることもありますが、棟板金はその形状に合わせて加工され、屋根全体の美しさを保つ役割も担っています。
また、棟板金は屋根の形状を整えるためにも使用されます。屋根の形状によっては、棟部分が複雑な形状をしていることもありますが、棟板金はその形状に合わせて加工され、屋根全体の美しさを保つ役割も担っています。
2:防水
次に、棟板金は屋根の防水性を高める役割も果たします。
屋根は必然的に雨水や雪などの影響を受けることがありますが、棟板金は棟部分への水分の浸入を防ぐ役割を果たします。
以上のように、棟板金は屋根の頂上部に設置される板金であり、屋根の覆いや防水、耐久性向上などの役割を果たします。建物の屋根において、棟板金は重要な役割を担っていることがわかりますね。
重要性が分かったところで、次は棟板金のメンテナンスについて確認してみましょう。
棟板金の補修方法
棟板金は新築時に釘で下地材へと留められることが一般的ですが、築年数が経過すると浮きや抜けが生じることがあります。特に風の強い地域や立地条件によっては、築5~7年で棟板金に浮きが見られることもあります。
棟板金の外れを防ぐためには定期的に状態を確認し、浮きを見つけたら補修を行うことが重要です。
棟板金の外れを防ぐためには定期的に状態を確認し、浮きを見つけたら補修を行うことが重要です。
1:ビスへの交換
強風に耐えるためには、釘よりも抜けにくく錆びにくいステンレス製のビスを使用して棟板金を固定することをオススメします。これにより、棟板金がしっかりと屋根に固定され、強風による飛散や破損を防ぐことができます。
棟板金を固定する釘は昼と夜との温度差で膨張と収縮を繰り返したり、風による揺れで抜け出てきてしまいます。軽度な状態なら打ち直すことで修復は可能ですが、できればこのタイミングでビスに交換するとより頑丈な固定にすることができます!
棟板金を固定する釘は昼と夜との温度差で膨張と収縮を繰り返したり、風による揺れで抜け出てきてしまいます。軽度な状態なら打ち直すことで修復は可能ですが、できればこのタイミングでビスに交換するとより頑丈な固定にすることができます!
2:棟板金交換工事
貫板とは棟板金の内側に存在する下地材のことで、固定用のビスや釘はこの貫板に打たれています。そのため棟板金に錆などの劣化が見られなくとも、貫板が腐食してしまっている場合は固定力が著しく低下するため、丸ごと交換してしまう方が良いでしょう。
ステンレス製のビスを使用し、ガルバリウム鋼板製の棟板金や樹脂製の貫板による交換を行うことで、強風や雨水に耐えられる状態を維持することができます。
台風前に雨漏りを予防しておきたい場合には、樹脂製貫板は特におすすめの対策です!
棟板金のメンテナンスは、屋根の耐久性や安全性を保つために非常に重要です。定期的な点検と適切な補修工事を行うことで、棟板金の不具合や破損を未然に防ぐことができます。
屋根の無料点検時には、棟板金の浮きや釘の抜けを確認することが重要です。
私たち街の外壁塗装やさんでは、点検時には棟板金の写真を撮影し、お客様にもご確認いただいた上で必要なメンテナンス方法をご提案させていただきます。
<棟板金交換工事の参考価格>
・税込154,000円~/20m(樹脂製貫板使用の場合)
記事内に記載されている金額は2023年10月10日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。