
街の外壁塗装やさん熊本店です。
今回は熊本市南区にて、サイディング外壁の下塗り作業を行いました。下塗りは、塗装の仕上がりや耐久性を左右する非常に重要な工程です。
この記事では、実際の作業の様子や使用した塗料、下塗り塗料の種類と役割について詳しくご紹介します。
「外壁塗装の下塗り」に関する正しい知識を得たい方、施工品質にこだわりたい方はぜひ最後までご覧ください。
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サイディング外壁に適したローラーで丁寧に下塗り

使用したのは短毛ローラー。
これは表面の凹凸が少ないサイディングボードに適しており、塗料を均一にムラなく塗ることができます。

この丁寧さこそが、長持ちする外壁塗装につながるのです。
使用した下塗り塗料は「ハイパーシーラーエポ」

このシーラーは「どんな下地にも対応できる万能型」の下塗り材であり、有機・無機・金属系などあらゆる素材に強力な密着性を発揮します。
特に経年劣化したサイディングや複雑な素材の混在した建物には最適です。
現場の状態に合わせて、最も効果的な塗料を選定できるのは、経験と知識が豊富な職人ならではです。
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下塗り塗料の種類と役割について解説
外壁の下塗りに使用される塗料には、大きく分けて以下の6種類があります。
シーラー

役割:塗料の密着性を高める「接着剤」のような存在
シーラーは、素地(塗装する面)と仕上げ塗料の「つなぎ役」となる塗料です。下地が塗料を吸い込みすぎるのを防ぎ、仕上げ塗料がしっかりくっつくようにします。
特に、吸い込みが激しいモルタルやスレートなどには欠かせません。
・水性・油性のタイプあり
・透明または白色が多い
・金属やタイルなど特殊素材にも対応した製品もあり
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フィラー

役割:細かなひび割れや凹凸を埋める「下地調整材」
フィラーは、外壁表面の細かいひび割れ(ヘアークラック)や凹凸を埋めて、平らに整える役割があります。
モルタル外壁やALC外壁などに使用されることが多く、表面の仕上がりをキレイに見せるために重要です。
・厚みを持って塗るためコテ塗りやローラーで施工
・主に水性タイプ
・上塗りとの密着性も高い
プライマー

役割:金属や非吸収性の素材への密着性をアップ
プライマーは、金属や樹脂など、塗料がくっつきにくい素材に対して使う下塗り材です。英語で「最初」を意味する「プライム」に由来しており、塗装のスタートに欠かせない塗料です。
・金属(トタン、ガルバリウム)、プラスチック、サイディングなどに使用
・防錆性能を持つものもある
・速乾性が高いものが多い
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バインダー

役割:脆くなった壁面の補強+密着力アップ
バインダーは「接着する」という意味があり、劣化して粉を吹いている外壁(チョーキングしている)に使うことで、表面を固めて塗料がしっかり密着するようにします。
・劣化が激しい外壁や旧塗膜に最適
・透明なタイプが多い
・下地を強化する効果が大きい
サーフェイサー

役割:凹凸の吸収や色ムラの防止、上塗りを美しく見せる
「サーフェイサー」は、塗装面をなめらかに整えて、上塗り塗料の発色を良くする役割があります。建築だけでなく、自動車塗装などでも使われる下地処理剤です。
・グレーや白色が多い
・凸凹の調整やピンホール(小さな穴)の埋めにも効果的
・上塗りの色を均一に見せる
微弾性フィラー

役割:外壁の動きに追従して、ひび割れをカバー
微弾性フィラーは、通常のフィラーに弾性を持たせたものです。地震や気温の変化で動く外壁に追従し、ひび割れを防ぐ効果があります。
・弾力性があり、ひび割れしにくい塗膜を形成
・モルタルやALCなどの動きやすい外壁に向いている
・塗膜が厚く、柔らかいため下地の動きに対応可能
これらの中からどれを使うかは、下地の素材・劣化具合・環境などを考慮して決めます。
つまり、「ただ塗る」のではなく、適切な判断ができる職人の知識と経験が非常に重要です。
下塗り後はしっかり乾燥させるのが大切!夏場は工期短縮にもつながります
下塗りが完了した後は、塗料メーカーが指定している「乾燥時間の目安」に従ってしっかりと乾燥させる必要があります。
この乾燥時間を守ることで、後から塗る中塗り・上塗りの密着性が高まり、塗膜の剥がれや膨れを防ぐことができます。
特に夏場は気温が高く、塗料の乾きが早いため、他の季節と比べて工期が短くなる傾向があります。
「できるだけ短い日数で塗装を終わらせたい」という方には、夏の塗装はおすすめです。
下塗りがしっかり乾いたら、いよいよ次の工程である「中塗り・上塗り」に進み、美しい仕上がりへと近づいていきます!
よくあるご質問(FAQ)
Q:下塗りは何のために行うのですか?
A:上塗り塗料の密着性を高め、塗料の吸い込みムラを防ぎ、美しい仕上がりと長寿命化を実現するために必要な工程です。
Q:1回の下塗りで十分ですか?
A:通常は1回で十分ですが、劣化の激しい場合や吸い込みが激しい素材では2回行う場合もあります。
Q:シーラーとフィラーの違いは?
A:シーラーは密着性を高める目的、フィラーは下地の凹凸やひび割れを埋める役割があります。
まとめ│熊本市で外壁塗装をご検討中の方へ

外壁塗装の成功は、見えない下塗り工程にどれだけ手をかけられるかにかかっています。
今回のように、素材に合わせて最適な塗料と施工方法を選び、確実な施工を行うことで、美しく長持ちする仕上がりを実現できます。
「熊本市で外壁塗装を検討しているけれど、どんな業者に頼めばいいかわからない」
そんな方はぜひ一度、下塗りからこだわる当社にご相談ください。
電話:0120-555-378
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