工事前の状態になります。
場所は東面で遮る建物がなく、直射日光が当たります。
紫外線の影響で塗料の劣化の原因となります。
塗料の劣化によりチョーキング現象が起こり、コケや藻の発生原因となったり、クラックの発生原因となります。
しかし今回は、全体的な塗膜の状態は悪くなく、部分的な塗膜の浮きや剥がれ、サイディングの反り返りが見受けられます。
浮きや剥がれが出ている箇所を広く見ると、一つの筋の様になっている事が分かります。
全体的な劣化ではなく、部分的に一本の筋状に浮きや剥がれが出ている事が見受けられる事から、筋を辿った先からの雨水の侵入が推察されます。
縦格子のフラワーボックスと既存の壁との間に、目で分かるくらいの隙間があります。
まずはコーキングで穴埋めをしていきます。
既存サイディング壁の浮きや剥がれ箇所のケレンを実施します。
塗装面の素地(今回でいうところサイディングの壁)の旧塗膜に浮きがあると、このまま塗装しても旧塗膜ごと剝がれる原因となります。
まずは皮すきで大きく浮いている箇所を削り落とします。
次にマジックロン(ナイロン繊維の研磨材)でしっかりと削って行きます。
ケレン作業が不十分だと、仕上がりが悪くなるだけではなく、塗装して数か月も経たない内に塗膜が剥がれてしまう事にも繋がります。
そのような事を防ぐ為にも、しっかりとしたケレン掛けが必要となってきます。
サイディングに出来たクラックもコーキングで確実に埋めていきます。
クラックにコーキングで穴埋めを実施する事により、クラックの進行を防ぎ、雨水の侵入を防ぎます。
下地処理が完了したら、下塗りを実施します。
今回は下塗り材として、エスケー化研の水性ミラクシーラーを使用しました。
一般名称は1液多機能型カチオンシーラーで、特徴は各種旧塗膜や、各種水性上塗材と強固に付着します。
優れた耐水性、耐アルカリ性、高いシール機能を発揮します。
下塗り材からの防カビ、防藻機能を発揮してくれるので、衛生的な環境の維持に期待が出来ます。
最後に中塗り、上塗りを実施します。
今回は部分塗装という事で、塗装をしない廻りの箇所に色を合わせて調色してから、中塗りと上塗りを実施しました。
工事が無事に完了しました。
補修した跡も目立たず、キレイに仕上がりました。
水が侵入していた箇所もしかっり防く事が出来て、安心です。
記事内に記載されている金額は2024年08月14日時点での費用となります。
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