今回現場調査を伺った3階建ての
お宅になります。築年数は１０年との事です。
外壁の目地の劣化がかなり進んでいました。横面の縦目地の開き具合は酷すぎ
ました。築１０年でこれほどの劣化症状は珍しいです。ここまで来たら、早急に修繕したほうが良いでしょう。この状態で雨が降ったら雨水などが
侵入してしまい今以上に酷くなってしまいます。建物の寿命を維持するには外側のコーキングは非常に重要になります。
屋根はガルバリウム鋼板という事もあり劣化はしていませんでしたが、板金部分の釘が飛び出ているのが目視で確認できました。
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウムという合金でメッキされた鉄の事くを言います。ＪＩＳ規格におけるガルバリウム鋼板の正式名称は、【５５％アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板
メッキとは、金属の膜の事です。電気や熱の力を利用して鉄をメッキ層で被せます。
〇横葺き
横葺きとは昔からある工法で、屋根全体に対して横方向に葺く屋根材の事を言います。横葺きは屋根の傾きが２.５寸以上の勾配でないと施工できません。寸とは、斜面の傾斜の程度を表す方法で、２.５寸は１ｍあたり０.２５ｍ高くなる勾配の事を指します。つまり緩い勾配には使用できないという事になります。
横葺きには、高価ですが断熱材ありと安価な断熱材なし、そしてデザイン性を重視した石尽き断熱材なしの３種類があります。
〇縦葺き
縦葺きは、屋根全体に対して縦方向に葺く屋根材の事です。先ほどの横葺きとは違い、２.５寸以下の緩い勾配でも施工できる屋根材になります。０.５寸以上３寸未満の勾配屋根の家にオススメです。縦葺きには、心木あり瓦棒葺きと心木なし瓦棒葺きの２種類があります。心木あり瓦棒葺きは、金属板の内部に心木として木材が入っています２０年程度すると、心木の木材が腐食する為、近年では心木なしタイプが主流となってきています。
〇瓦調葺き
瓦調葺きは、施工方法は横葺きと同じで屋根全体に対して横向きに葺く工法ですが、使用する屋根材が瓦屋根に似た見た目のものを使用します。本物の瓦のような見た目や重厚感を重視する方にお勧めです。瓦屋根のデメリットである重さや耐震性の低さという点を解消しつつ、瓦屋根の雰囲気を演出することができます。ただし普通の瓦屋根は塗装が必要ないのに対し、瓦葺きは耐久性がそこまで高くなく、塗装などのメンテナンスは必要となります。
〇折板葺き
折板葺きは断面の構造を重視して開発された屋根材で、大きな建物に合わせたデザイン性や強度を備えています。そのため一般住宅で使用されることはほとんどありません。工場や倉庫、ショッピングモールなどで使用される事が多いです。
とあります。
弊社からのご提案
としては、シーリング改修工事のみのプランと外壁塗装工事の2種類でご提案させていただきました。どちらにしても足場を組むことには変わりないので、予算面によりますが外壁塗装工事をする方が長期的に見てもお家のメンテナンス面では安心できます。
記事内に記載されている金額は2023年03月01日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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