



前回に引き続いて本屋屋根の葺替工事について報告します。前回は全体屋根面の2/3程を葺き終え、その後残りの板金材料をアングル用フックで固定し移し替えました。そして今回は最上部の板金の撤去に係っています。反対面(今回工事では反対側の葺替無し)の板金をほぐし、こちら面の板金を剥がして行きます。築25年以上経過していますが、釘はしっかり効いています。一本一本の釘を専用の大きなバリを使用して抜いて行きます。最後まで気を抜かずに作業を行います。



ここで屋根の葺き方について報告します。私たちの生活する雪国では、瓦屋根と板金屋根がほとんどです。その中でも80%以上が板金葺きの屋根と思われます。
この板金葺きは大きく分けて2通りで、今回現場の横葺き仕上げと瓦棒葺きの仕上げ方があります。今回のように急勾配屋根にはほとんどが横葺き仕上げで葺き上げます。
この板金葺きは鼻先の部分が重要です。野地板の鼻先に留め付ける淀材(広小舞)に唐草金物を留め付けてある所です。上から見た所と下から見上げている所です。



唐草の上に葺いて行った板金を掴み金具で折り曲げて鼻先から風を巻き込まないようにしっかりとつぶして、唐草につかんで行く作業を行います。写真が最下部(軒面)でつかんでいる様子です。右の写真がしっかりと掴み終えて(1階下屋)葺き上がった屋根の鼻先です。この作業の様に鼻先全体に渡ってつかみ作業を行って作業が終了となります。



全体に作業が終了し、完了した状態です。峠の半対面の屋根との取合いも注意して仕上げて行きました。
急勾配の屋根でしたので作業は緊張の連続でした。無事に屋根板金の葺き上げ作業に安堵しました。
お疲れ様でした。
記事内に記載されている金額は2017年11月07日時点での費用となります。
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