モルタル外壁とは
今日は、さいたま市北区でセキスイハウス2x4で作られ築23年目のモルタル外壁2回目の塗り替え工事下塗り作業です。
今日の作業工程の前に、モルタル外壁をお持ちの方へ、
モルタルとは、
セメントと砂に水を混ぜた材料で、サイディングやタイルといった建材のように張っていくのではなく一軒ずつ丁寧に職人が塗っていく工法になります。つまり同じ仕上がりの住宅は一軒もなく、職人の技術力がはっきり現れる外壁になります。
メリットは、
●窯業系にしても金属系にしてもサイディングボードを使用する場合、ボードに継目・目地が出来てしまいますが、モルタル外壁は、手作業で塗る為、継ぎ目なく仕上がりが非常に綺麗です。
●複雑な形状の家でも施工可能で外壁の模様バリエーションも多くあります。
デメリットは、
工程が複雑・工期が長い・コストが高い・仕上がりに差が生じることです。
ローコスト住宅が普及している現在は施工が簡単で品質が安定しているサイディングが多くなっているのです。
モルタル外壁のチェックと対処補修方法
次に、モルタル外壁のご自分で出来るセルフチェック方法とその対処補修(修繕)方法です。
チェックNo.1 ⇒ 汚れや苔・藻、カビが発生していないか
対処:水をかけ台所用中性洗剤と柔らかいブラシでやさしく外壁の汚れや苔・藻、カビを落とす
チェックNo.2 ⇒ ひび割れ(クラック)が発生していないか
対処:ヘアークラックと呼ばれる0.3mm未満のヒビであれば、そのまま外壁塗装でOKです。
そのヒビが今後広がる事も考慮して弾性・微弾性の下塗り材や上塗り塗料を使用したほうが良いでしょう。
チェックNo.3 ⇒ 色あせやチョーキング現象が発生していないか
対処:外壁塗料の劣化があり防水力が低下している為 全体の外壁塗装を行ってください。
モルタルの収縮・乾燥が一段落した7年以降で今現在でクラックが無い場合でも、地震他将来のクラックに備えて、やはり弾性・微弾性塗料をお勧めします。
チェックNo.4 ⇒ 塗膜の浮きや剥がれが発生していないか
対処:塗膜を下地から完全に剥離しその部分だけモルタルで模様付けからやり直した上塗装を行う
モルタル作業が加わると通常の塗装より費用が掛かる事になります。
チェックNo.5 ⇒ ひびが大きかったり、進行していないか
対処:ひび割れが深い場合、幅により入口をVカットやUカットし広げて補修材を深部まで充填させます。
ほとんどの場合、外壁塗装に合わせて行い、補修部分はモルタル模様付けも必要になってきます。
※チェックは、ご自分で行えるものですが、補修は、No1.と起用な方でNo.2でしょうか。
他は、塗装業者に頼んでくださいね。
モルタルは、性質上ひび割れを起こしやすいものです。
そして劣化が進行するほど補修の工程も増え費用も嵩みます。
不具合を見つけた場合は早めのメンテナンスが肝心です。
塗替えの時期には、キチンとした点検・補修を行った後、お宅にあったメンテナンスを行ってください。
詳しくわかりやすく解説
↓
こちらのお宅は、築23年で2回目の塗り替えで、塗膜に劣化はありましたが、ひび割れはほとんど見当たりませんでした。
ご自身チェックですとNo.3に当たるでしょう。
本日の下塗りに使用した塗料は日本ペイント パーフェクトシリーズ「パーフェクトフィラー」です。
パーフェクトフィラーの特長は、
●水性系なので環境にやさしい
●ひび割れ追従能力に優れ中性化(コンクリートなどの劣化を意味する)を防止する
●密着性に優れている
●シーラーとフィラー両方の機能を備えている
適用下地は
モルタル
コンクリート
窯業系サイディングボード
ALCパネル
です。
下塗材の一番の役目は、素地と仕上げ塗料を密着させることです。
パーフェクトフィラーは、こちらで使う外壁の仕上げ塗料「パーフェクトトップ」に適した下塗材ですし、上の特長からこちらのモルタル外壁とパーフェクトに密着してくれることでしょう。
破風板辺りの下塗りです
2階の東面、西面、南面、北面すべて、下塗りを終えました。
1階の下塗りも終えました。
この後、日本ペイントの仕上げ塗料「パーフェクトトップ」で、中塗り、上塗りを行い外壁塗装が完了します。
モルタル外壁についてのご質問他は、
さいたま市、上尾市、伊奈町、蓮田市他周辺の地域で外壁・屋根の塗り替え防水工事をおこなっています
街の外壁塗装やさん さいたま伊奈店 (株)リメイクラビット埼玉へお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2020年12月21日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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