雨漏れが原因で内装の工事を行った後も同様の状態が起きた為、屋根のシート防水・雨樋について点検依頼を頂きお伺いいたしました。
屋上シート防水の状況
築30年位経過した屋上防水シートの状態です。表面塗膜が経年劣化で機能が低下していると同時に、補修できてない期間が長かったせいか雨漏れに繋がる剥離状態にあるのが解ります。
防水シートの剥離・浮き状態
防水シートが浮いているのが解ります。
防水シートが浮いている為、シートが縮小し端のシートを止めているトタンにお隙間が出ています。ここから雨漏れが起きたと考えられます。
塩ビシートが経年劣化で硬化し、縮んだ状態はもとには戻りません。張替が必要と思います。
防水シートと雨樋の状況
防水シートの端部がトタンで押さえて雨樋に雨水が流れるようになってます。
防水シートの剥離で全体が縮小し、コーナーの押さえトタン部から隙間が確認できます。
シート防水・FRP防水・ウレタン防水等使う場所で変わってきますが、いずれも5年を経過したらトップコーティングの補修工事は検討されることをお勧めいたします。
雨樋の状態
鉄製の雨樋の為内部も塗装してます。何度か塗り重ねたようでガサガサ状態でサビも確認できます。
縦樋の排水口周りが、凹凸があり排水処理が良くない事が解ります。
鉄製の雨樋内部の塗装は、事前のケレン作業でサビを撤去し下地調整をシッカリ行うことが大切です。ここではサビで穴が開いて得いるところもありました。こちらのお宅の雨樋は、鉄骨の建物で陸屋根に設置してある特殊なものである為、一般の雨樋と違い簡単に交換が出来ない為とてももったいないと感じました。
この開いてしまった穴の補修は、特殊シールで穴を塞いだ後、防水塗装を行う事をお勧めいたしました。
雨漏れが発生し排水口を増やしたとのこと。排水口にドレンストレーナ、ルーフドレン等と呼ばれるゴミ避けがついてない為、ゴミ詰りが気になります。しかし、雨漏れの原因は防水シートの剥離が原因と思われるため防水シートの改修工事をお勧めしました。また、樋内部の塗装も普通ペンキではなく防水仕様の塗装をお勧めします。
記事内に記載されている金額は2020年01月15日時点での費用となります。
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