そもそも「目地」ってなに?外壁のつなぎ目にある重要な部材

目地(めじ)とは、外壁材と外壁材の間のすき間を埋める部分で、主に「シーリング材(コーキング)」が使われています。
目地は建物の動きや揺れに追従して、ひび割れを防ぎ、水の侵入も防止する重要な役割を持っています。
窯業系サイディングやALCパネルなどでは、目地の状態が建物の寿命にも大きく影響します。
目地の劣化症状を見逃さない!こんなサインに注意

目地の劣化は、外壁塗装の必要性を判断する大切なサインのひとつです。
以下のような症状が見られたら注意が必要です。
● シーリング材のひび割れ
● 肉やせ(痩せて隙間ができる)
● 剥離(外壁からはがれている)
● 目地部分からの水の侵入跡
これらは防水性が失われている状態で、放置すると外壁の内部に雨水が浸入し、構造体の劣化につながります。
なぜ外壁塗装と一緒に目地の補修が必要なの?

外壁塗装を行う際、目地の補修も同時に実施するのが基本です。
塗装だけしても、目地から水が侵入すれば建物の防水性能が保てなくなるため、塗装の効果も長持ちしません。
特に窯業系サイディングでは「打ち替え」や「増し打ち」と呼ばれるシーリング補修が必須です。
また、塗装で目地の状態が見えづらくなる前に補修しておくことで、仕上がりの美しさも向上します。
シーリング補修の2つの方法「打ち替え」と「増し打ち」の違い

目地の補修には主に2つの方法があります。
● 打ち替え:古いシーリング材をすべて撤去し、新たに充填する方法。耐久性が高い。
● 増し打ち:既存のシーリングの上から新しい材料を充填する方法。軽度の劣化に向く。
建物の状態や予算、今後のメンテナンス計画によって使い分けます。
新築から10年以上経過している場合は「打ち替え」が推奨されるケースが多いです。
目地の劣化を放置するとどうなる?最悪のケースとは

目地の劣化は、単なるシーリング材のトラブルにとどまりません。
防水性能が落ちると、そこから雨水がじわじわと外壁内部へ浸入してしまいます。
すると、外壁材そのものが水分を吸ってしまい、膨れや剥がれ、変色、カビといった深刻な症状が現れることがあります。
写真のように、サイディング外壁の表面がふやけて塗膜が剥がれ、内部の劣化が進行している状態は、明らかな注意サインです。
このようなケースでは、目地補修だけでなく外壁材自体の張り替えや下地補修が必要になる可能性もあります。
早めに点検を行い、小さな劣化のうちに対処することで、将来的な大規模補修のリスクを減らすことができます。
外壁塗装をご検討の際は、ぜひ目地と外壁全体の健康状態を一緒にチェックすることをおすすめします。
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