サイディングやALCのように、外壁の構造として目地を持っている種類の外壁材を塗装する場合にはシーリングも打ち替えます。
その際、塗装よりもシーリングの打ち替えを先にするのか、それとも後に行うのか気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実はどちらのケースもあり得るのです。

塗装時にシーリングを施工する場合
先打ちとは?
「先打ち」は、名称通りシーリングを先に施工してから塗装を行う方法です。
新しく打ち替えたシーリングの上から塗料を塗ることで外壁一面の色を統一でき、見た目がすっきりと仕上がるのが先打ちの特徴です。
また、塗膜がシーリング材の上に乗ることで、シーリング自体への雨水や紫外線の影響を低減し、劣化を遅らせる効果も期待できます。
ただし、動きのある目地(サイディングのつなぎ目など)では、シーリングが動いた際に塗膜にひびが入ることがあり、それが目立つように感じることもあります。

後打ちとは?
「後打ち」は、塗装がすべて終わったあとにシーリングを施工する方法です。
こちらは塗膜の上にシーリングを施工するため、塗装によるシーリングのひび割れが起きにくく、防水性を優先したい場所に適しています。
シーリング材の色が塗装とは異なるため、外壁全体の一体感は劣るものの、表面に塗膜を形成しないことから「塗膜のひび割れ」が目立ってしまうことは避けられます。
ただ、シーリングは日光や雨風に晒される状態となるため、劣化スピードは先打ちに比べると早まる傾向にあります。
シーリング打ち替えのメリット
塗装の際にシーリングの「打ち替え」を行うことには、大きなメリットがあります(^▽^)/
古くなったシーリング材は紫外線や雨風の影響で硬化・ひび割れ・剥離などの劣化が進み、放置するとそこから雨水が浸入して雨漏りや構造材の腐食につながる恐れがあります。

打ち替えは劣化した既存のシーリング材をすべて撤去し、新しいシーリング材を充填する方法です。
この作業により、外壁やサッシ回りの防水性や気密性が大きく回復し、外壁材の耐久性を維持しやすい効果が期待できます。
また、塗装と一緒にシーリングを打ち替えることで足場費用を一度で済ませられるという、コストパフォーマンスの面でも優れた選択肢になります。

私たち街の外壁塗装やさんでご紹介しているシーリング打ち替えの参考費用も、シーリングの打ち替えを含めていることを前提としております!
劣化症状が進む前に、シーリングと塗装をセットで見直すことをおすすめします。気になる点があれば、現地調査・点検からお気軽にご相談ください。

記事内に記載されている金額は2025年06月25日時点での費用となります。
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