
葛飾区新小岩、築35年の瓦屋根、モルタル壁のお宅において、風雨の強い雨が降ると、1階の窓枠の内側から雨が漏ってきて悩まさされている、とのご相談がありました。そこで現地へ伺い、お住まいの構造から、窓枠の直上の瓦屋根部分、ベランダの手摺の結合部、ベランダ下の雨樋のドレン等、いくつか原因と成り得る箇所を想定しました。

そこで、施主さんに散水試験による雨漏り診断をご提案。施主さん自身も、工事をやるにしても、原因を特定しないと工事をする意味がない、との我々との共通見解をもって頂き、改めて散水試験を行いました。試験は写真のように原因の可能性のある各箇所に継続的に散水を行い、一定時間のインターバルをおきつつ、水の流れの様子を見ていく事を繰り返していきます。

あ!水が漏ってきた!今回の原因はベランダのドレンとその下の雨樋にありました!ベランダに散水を行うと1分足らずで水が溢れ出し、ベランダはすぐに水浸し、その後程なくして窓枠の内側から雨漏り症状が発生しました。施主さんも小屋根や外壁の部分を可能性として挙げてましたが、原因はここに有ったのです!

原因は集水桝の部分の詰まり!水の流れる余地が殆ど無く、雨量の強い日や風向き次第ですぐにオーバーフローを来たし、逃げ道を無くした水は内側を流れて、窓枠から出てくる事に繋がりました。そこで雨樋を部分的に切断し、集水桝内部の清掃を行ったところ、布や汚泥等、これらの物が大量に詰まっておりました。

更に1か所に特定せず、その他の場所も確認することも大事です。複数の場所から雨漏りが発生しているケースも少なくありません。今回はこの1か所が原因でしたので、清掃作業と一部切断した雨樋を新設し再度散水試験を致しましたが、雨樋内側の水もスムーズに流れ、ベランダに水が溜まることもなく、当然雨漏り症状をしっかりと撃退することに繋がりました。こういった雨漏り原因をしっかり掴むことと原因を除去することで、この先の外壁塗装工事や防水工事と言ったお手入れが、有意義な工事になっていきます。特に雨漏り等、症状が出ているお宅の方は、塗装工事だけしておけば大丈夫だろうと思わず注意が必要です!
記事内に記載されている金額は2019年03月24日時点での費用となります。
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