外壁のサイディングを2種類使った切妻で背の高いお洒落なお家です

タイル調と柄の細かな横張りのサイディングの貼ってあるとても背の高いお洒落なお家です。
南玄関で明るい感じです。
車を止めて玄関に向かう部分はタイル調のサイディング。
塗膜の状態も良くシーリングも良い感じに劣化しているお家でした。
お客様にご挨拶して今回のお見積りの理由を伺うと
「特に気になる部分は無いが築20年なのでそろそろ」との事
…??20年?? とてもそうは見えないお家でした。
パッと見た目は15年以内かと思いました。
まずはスレート屋根の状況です。

普段はコロニアルとかカラーベストと呼んでいますがスレート屋根が正式名称でしょう
今回は建物の形状(急こう配)で屋根には上がりませんでいたが
下から見る限り板金の浮きや極端な屋根の歪み等はありませんでした。
しかし南側の苔の発生量からして北面の苔の状態は想像できます。
破風や鼻隠し、軒天、雨樋と言った附帯部と呼ばれる部分のチェックです



木製の破風はもともと木目を残すオイルステインかキシラデコールのようなものを塗っていたのでしょうか?
今は表面はほんのり黒くなっていますがサンドペーパー(紙やすり)等で削ったら殆ど白木になってしまいそうな状態です。
白木と言うと大げさですが塗装が綺麗に取れてしまうと思って下さい。
鼻隠しは雨樋の影になってあまり日も当たらないので比較的良い状態ですが
こちらも破風同様サンドペーパーですぐに塗膜は削れてしまうと思います。
ちょっと気になったのは軒天の釘です。
あまり使わない鉄の釘を使っています。
塗装の際にはこの釘頭の全てに錆止め塗料を塗らなければなりません。
錆止めを使ってしまうと軒天を塗る塗料も考えなくてはなりません。
外壁サイディングの状況は




築20年とは思えないとても良い状態です。
タイル調ではない横張りのサイディングも20年間何もしていない様には見えません。
チョーキング(白亜化)もほとんどしていません。




現状の塗装が浮いている部分が2ヶ所ありました。
ガムテープを使って付着(密着)検査をしましたが塗膜がガムテープについてきました。
浮いている部分が剥がれて付いてくるのは当たり前ですが
今は浮いていない部分が塗装後に剥がれてくることも考えられるので
慎重なケレン作業が必要になるポイントと感じました。



北と東の窓下に塗料が流れてしまったような痕がありました。
お施主さんに聞いてもいつからかは分からないとの事。
水性塗料を務った直後に水で流したような感じです。
シンナーでも流したかのようにも見えますが下人は分かりません。
コチラもガムテープで付着試験をしました。
ガムテープにサイディング材そのものが付いてきてしまいます。
やはり慎重なケレン作業と下塗り材の選択が必要な部分です。
外壁サイディングでもっとも重要なシーリングの状況




シーリングが全体的にヒビが入ったり中心部分が切れてくるのは劣化だと思います。
一般的にいう経年劣化です。
しかしサイディングとの間に隙間が出来るような切れ方は劣化では無い様に思えます。
この先のお話に興味があればお問い合わせ下さい。
サッシ周りも含めてシーリングの増し打ちを提案するかたがいるようですが
シーリングの薄塗は基本NGです。
この下の写真の変色がシーリングの薄塗からくるものです。

本日の現調で感じたことですが南面より北面の方が外壁もシーリングも傷んでいました。
日当たりの関係で屋根は北面の方が苔等の影響で劣化するのは分かります。
外壁の剝れに関しては直射日光や紫外線以外にも下地の問題とうも理解出来ますが
シーリングについてはよく分かりませんでした。
お客さものご要望は 長持ちする塗料を使いたい という事ですので
無機塗料をベースに御提案するつもりです。
タイル調の部分は当社 十八番のダブルトーン(目地底との2色塗分け)もご提案させて頂きます。
記事内に記載されている金額は2018年03月18日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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