台風19号による屋根の被害状況診断
今回は工事のご縁で、ご紹介頂いたアパート屋根の台風19号による被害状況と、鉄部塗装の現地調査です。
現地に向かっていると、目に飛び込んできたのが棟板金が道端に落ちていました。
色から察するに、これから現地調査へ向かうアパートの屋根と思います。
さっそく現地調査に取り掛かろうと思います。
屋根に上がってみると、棟板金が飛散している状態です。
もっと近づいてみましょう。
貫板と呼ばれる板が、かろうじて釘で留まっている状態でした。
このまま雨や風にさらされていると、より劣化を招いてしまいます。
台風では無いにしても強い風が吹いて落下したら、人にあたってしまったら大変なことになります。
幸いにもルーフィングシートは傷んでいなかったので、すぐに雨漏れに繋がることはありませんが早めに対処した方が良いかと思います。
ドーマーの棟もキッチリ確認し、問題がないことを確認。
しかし、塗装がかなり傷んでいることが気になります。
棟板金は全体的に塗膜がかなり傷んでいて、一部に基材が見えている箇所もあります。
擦り傷のような形で塗膜が浮いていて、剥離を起こしていました。
本来ならば塗膜は水を弾いて建物を守りますから、現在の状態では水を弾くことが出来なくなってきている状態です。
ここはしっかりと屋根塗装して塗膜を付けてあげることが最善かと思います。
こちらはコロニアルの状態です。
苔がかなり生え、コロニアル自体も退色や割れを起こしていました。
屋根は雨や風は勿論ですが、紫外線からも脅威にさらされて外壁よりも働いている部位です。
その屋根に…
苔や藻が生えている=根を張っている=根は水分を含んでいる=基材の反りの原因になる
また、黒カビも発生しやすくなります。これもまた生き物ですから厄介なものです。
苔や藻、黒カビは長い年月をかけて劣化を促進させていきます。
鉄部の塗膜が剥離して、錆が発生しています。
こちらは鉄部の診断です。
人通りがある場所ですから、塗膜が剥げてきて錆がでてしまうことは免れません。
しかし、そのまま放置されると鉄そのものに影響が出てくる場合もあります。
そうです、鉄も腐るのです。
鉄部塗装は雨水から鉄を守り、基材自体を長持ちさせるために行います。
定期的な目視チッェックを行って傷み具合を確認された方が良いかと思います。
共用通路の手摺りも同様に塗膜が浮いて剥離しています。
こちらもケレンをしっかり行ってからの錆止めからの塗装をご提案です。
鉄部は膜厚を厚めにつけてしまうと剥離の原因となり得ます。
かといって薄目にしすぎてもいけません。
何ごとも匙加減が大事です。
屋根の棟板金と鉄部塗装のご提案をじっくりと考えて、
お客様のためになるご提案をしたいと思っております。
ご拝読ありがとうございました。
記事内に記載されている金額は2019年11月29日時点での費用となります。
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