屋根のてっぺんにある「棟板金(むねばんきん)」は、見えにくい位置にあるものの、実は屋根を守るためにとても重要な部材です。
雨風から家を守る役割がある一方で、台風などで飛散してしまうケースも多く、気づかないうちに劣化していることも…。
この記事では、棟板金の役割や劣化症状、補修・交換の方法まで、プロの視点から分かりやすく解説いたします!ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
屋根のてっぺん「棟板金(むねばんきん)」ってどんな部材?

お住まいの屋根のてっぺん部分に取り付けられている金属製のカバー、それが「棟板金(むねばんきん)」です。
スレート屋根や金属屋根などの屋根では、屋根の面と面が合わさる山の部分「棟(むね)」に、雨水の侵入を防ぐための仕上げ材として棟板金が使われます。
棟板金は屋根材とは別に、釘やビスで貫板(ぬきいた)という下地木材に固定されており、見た目の美しさだけでなく、雨風から内部を守るという大切な役割を担っています。

この棟板金、普段はあまり意識することのない場所かもしれませんが、実は台風や強風などで飛ばされる被害が多く報告されている箇所なんです(>_<)
棟板金の劣化で起きるトラブルとは?
棟板金が劣化すると、以下のようなトラブルが発生するリスクがあります。
・強風時に板金が外れたり、飛散したりする
・隙間から雨水が侵入し、雨漏りにつながる
・内部の貫板が腐食して、全体の固定力が落ちる
・サビや変形によって屋根全体の美観が損なわれる
特に注意したいのは、貫板の劣化です。
板金の内部にある木材が湿気や水分で腐ってしまうと、釘やビスが効かなくなり、結果的に板金がグラついたり外れてしまうことも。

最悪の場合、落下した板金が通行人や隣家に被害を与える恐れもあるため、早めの点検とメンテナンスが重要です。
棟板金の補修・交換が必要なサイン
以下のような症状が見られたら、棟板金のメンテナンス時期が来ているサインかもしれません。
・屋根の上の金属部材が浮いているように見える
・屋根付近から「カタカタ」「バタバタ」と音がする
・棟板金にサビや変色、変形が見られる
・台風や強風のあとに板金がずれていたり、落ちていたりする

また、築年数が10年以上経過しているお住まいでは、板金や貫板に劣化が進んでいる可能性が高いため、定期的な点検をおすすめします。
街の外壁塗装やさんでは、こうした棟板金の点検を無料で行っておりますので、お気軽にご相談くださいね(#^^#)
棟板金のメンテナンス方法には棟板金塗装と棟板金交換工事があります
棟板金のメンテナンス方法は大きく分けて以下の2つがあります。
棟板金塗装

塗装によってサビの進行を抑えたり、美観を保つための方法です。ただし、あくまで軽度の劣化が対象で、板金そのものに大きな変形や破損がある場合は効果が薄いことも。
屋根塗装と同時に行うことが多いです♪
棟板金交換工事

既存の棟板金と貫板をすべて撤去し、新しいものへと交換する方法です。下地まで劣化が進んでいる場合はこちらの方法が必要となります。
交換工事の流れとしては、
・既存の棟板金と貫板を撤去
・新しい貫板(近年では樹脂製のものも多い)を設置
・板金をビスでしっかりと固定
・防水処理を施して仕上げ
といった手順で施工されます。
【参考費用】
棟板金交換工事:15万4,000円(税込)~(20mあたり)
※屋根の勾配や足場の有無によって価格は変動しますので、まずは現地調査での確認が大切です。
「屋根のてっぺん」は見えにくい部分だからこそ、知らないうちに劣化が進んでいることも多い場所です。風の音や板金の浮きなど、少しでも気になることがあれば、どうぞお早めにご相談くださいね(^^)/
棟板金のメンテナンスは早めの対応が安心です!

棟板金は屋根のてっぺんに位置し、雨風から住まいを守る大切な存在です。
劣化が進行すると、釘の浮きや板金の浮き・剥がれが起こり、雨漏りや強風による飛散の原因にもなります。
塗装による保護や交換工事で、屋根の寿命を延ばすことができますので、定期的な点検とメンテナンスが大切です。
街の外壁塗装やさんでは、専門スタッフが点検~お見積りの作成まで無料で対応しております。お気軽にご相談くださいね!
記事内に記載されている金額は2025年05月19日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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