内壁に見られた木部劣化の症状

船橋市三山にお住まいのお客様より、「内壁の下部が黒ずみ、表面がボロボロしている」とご相談をいただきました。
現地調査を行った結果、内壁に使用されていたベニヤ板の経年劣化が進行しており、見た目の問題だけでなく、構造的な不安も確認されました。
今回は、劣化した木部の撤去から、構造用合板による補強までを行った「内壁交換工事」の流れをご紹介いたします。
内壁解体で構造材を確認

まずは、傷んだベニヤ板をすべて解体し、下地となる構造材の状態を確認しました。
内部の木材には白アリや腐食は見られなかったため、下地材の一部調整のみで済みました。
不要な残材や釘の除去、ホコリの清掃も丁寧に行い、次の工程へと進みます。
新規構造用合板の取り付け

下地が整ったら、新しい構造用合板をビス止めでしっかりと取り付けていきます。
今回使用したのは、厚さ12mmの構造用合板で、耐震性と耐久性を兼ね備えた仕様です。
見えない部分である下地だからこそ、確実な施工と材料の品質が問われます。
一部下地調整と合板設置完了

構造用合板の取り付けにあたり、一部の下地材に段差や傾きがあったため、パッキン調整などで微調整を行いました。
最終的には、壁下部全体にわたり合板張り替えが完了しました。
木部劣化のあった箇所をすべて取り除き、新しい合板で補強された壁面は見た目にも安心感があります。
内壁交換工事の完了

すべての作業を終えた内壁は、下地としての耐久性が格段に向上しました。
今後、仕上げ材(クロスや塗装)を施工することで、より快適な空間がよみがえります。
今回のように、木部の劣化が見られた段階での早期対応が、建物全体の寿命を伸ばすポイントとなります。
木部劣化は、目に見えないところで進行しやすく、気づいた時には構造材へ影響を及ぼすこともあります。
今回の船橋市三山での事例のように、早期発見・早期対処を行うことで、建物の長寿命化と安全性の向上が図れます。
街の外壁塗装やさんでは、内壁の不具合や劣化症状の診断から、適切な補修工事までトータルで対応しております。
「最近、壁が黒ずんできた」「カビ臭い気がする」といったお悩みがある方は、ぜひお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2025年08月11日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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