今回の調査対象は、集合住宅に設置された鉄骨製の外階段です。
居住者の方から「手摺の根元に錆が目立つ」とのご相談を受け、現地調査を実施しました。
調査の結果、手摺の支柱部に明らかな錆の発生が確認されました。
表面の塗膜はまだ一部残っていましたが、根元部分の腐食は内部まで進行しており、金属部分がもろくなっています。
錆は塗膜の下で広がっており、見た目以上に劣化が進んでいました。
さらに錆の進行状況を確認したところ、金属部分が薄くなり、強度が著しく低下していることが分かりました。
このまま放置すると支柱が分断される危険性があり、階段利用者の安全を脅かします。
強度低下が明らかで、早急な対策が必要です。
支柱の裏側からも腐食が進行していることが確認されました。
雨水や結露のたまりやすい箇所は、特に腐食が進みやすくなります。
今回のケースでは、腐食が進んだ支柱部分を切除・交換し、その後全体の鉄部塗装を行うことをご提案しました。
部分的な補修だけでなく、周辺の鉄部も含めた塗装を実施することで、再発防止と美観の維持が可能となります。
腐食の再発を抑えるため、防錆塗料による下地処理が必須です。
鉄部補修・塗装工事の流れ
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調査と診断
目視と計測を行い、腐食箇所とその範囲を特定します。 -
部分交換工事
腐食が激しい鉄骨柱や支柱部分を切除し、新しい部材に交換します。 -
下地処理
鉄部全体をケレン作業で錆や古い塗膜を除去します。 -
防錆塗装
錆止め塗料を塗布し、その後仕上げ塗装を行います。 -
最終確認
塗膜の密着性や仕上がりを確認し、お引き渡しとなります。
鉄骨柱腐食の予防とメンテナンスの重要性
鉄骨柱や手摺などの鉄部は、定期的な点検と塗装メンテナンスが長寿命化の鍵です。
塗膜が健全であれば、雨水や湿気の侵入を防ぎ、腐食の進行を大幅に抑えることができます。
外階段や手摺は安全性に直結するため、劣化の初期段階で補修することが重要です。
まとめ
今回の千葉市中央区での鉄骨柱腐食調査では、支柱部分の著しい腐食と強度低下が確認されました。
そのまま使用を続けると、重大な事故につながる可能性があります。
当社では、鉄骨柱の腐食補修から鉄部全体の塗装まで一貫して対応し、建物の安全と美観を守ります。
鉄部の錆や劣化が気になる方は、ぜひ早めの調査・補修をご検討ください。
記事内に記載されている金額は2025年10月12日時点での費用となります。
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