瓦屋根の漆喰ってどんな役割があるの?

瓦屋根には「漆喰(しっくい)」と呼ばれる白い材料が使われています。
漆喰は瓦を固定したり、瓦の隙間を埋めることで雨水の浸入を防ぐ大切な役割を担っています。
特に棟部分や瓦の重なり目などに使用され、屋根全体を長持ちさせるための重要な存在なんです。
また、漆喰は見た目の美しさにも貢献しており、瓦屋根の風格をより引き立ててくれます。古民家や和風建築などでは欠かせない素材で、昔から日本の気候風土に適した建材として親しまれてきました(^^♪
漆喰が劣化するとどうなる?よくある症状
漆喰は年月が経つにつれて、どうしても劣化してしまいます。劣化が進むと以下のような症状が見られます。
・漆喰の ひび割れ
・一部が 剥がれ落ちる
・漆喰の隙間から雨水が入り込み、屋根下地を傷める
・漆喰の脱落により瓦が動きやすくなる

これらの症状を放置すると、雨漏りの原因になったり、瓦自体がずれて落下してしまう危険性もあります。
特に強風や地震の多い地域では、早めの点検と補修が大切なんです。
漆喰補修の方法と工事の流れ
漆喰補修には大きく分けて「部分補修」と「全面補修」があります。
軽度の劣化なら剥がれた部分だけを補修しますが、広範囲に傷んでいる場合は一度古い漆喰を取り除き、新しく塗り直す必要があります。
工事の流れはおおよそ以下のようになります。
1.現地調査で劣化状況を確認
2.古い漆喰の撤去
3.新しい漆喰を丁寧に塗り込む
4.仕上がり確認


漆喰は塗り方や厚みによって耐久性が変わるため、経験豊富な職人による施工が求められます。特に棟部分は雨水が入りやすい箇所なので、しっかりとした補修が大切です(#^^#)
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漆喰補修のメリットと補修のタイミング
漆喰を補修することで、以下のようなメリットがあります。
・雨漏りのリスクを減らせる
・瓦の固定力を高め、安全性がアップ
・屋根の美観が蘇る
・屋根全体の寿命を延ばせる
補修のタイミングとしては、一般的に築10〜20年ほどが目安といわれています。
ただし、気候条件や屋根の環境によって劣化スピードは変わりますので、5〜10年ごとの定期点検を受けると安心です。
「見た目はきれいでも中が劣化している」なんてケースもありますので、定期的にチェックしておくことが大切ですよ(^^)/
まとめ

今回は、瓦屋根に欠かせない漆喰の役割から補修の流れ、補修によって得られるメリットについてご紹介しました。
漆喰の劣化を放置すると雨漏りや瓦のズレなどにつながってしまいますが、早めに補修することで屋根全体を長持ちさせることができます。
ご自宅の屋根を安心して使い続けるために、定期点検と適切な補修を心がけてみてくださいね(^^♪
記事内に記載されている金額は2025年09月26日時点での費用となります。
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