建物を雨水から守るために欠かせないのが防水工事です。
その中でも「シート防水」は、ビルやマンションの屋上などで広く採用されている工法です。
この記事では、シート防水の基本や種類、メリットとデメリット、施工後に注意すべきポイントについてわかりやすく解説いたします!
ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)/
シート防水とは?知っておきたい防水方法の基本!

シート防水とは、塩化ビニルやゴムなどの防水シートを屋上やベランダなどに貼り付けて、雨水の侵入を防ぐ工法のことです。
薄いシートを下地に密着させることで、雨や雪から建物を守ってくれます。
屋上や陸屋根のような平らな形状の建物によく採用されていて、ビルやマンションでも多く使われているんですよ(^^♪
施工方法は「密着工法」と「機械的固定工法」の大きく2種類に分かれます。
密着工法

密着工法は、防水シートを接着剤や専用の接着材で下地に直接貼り付ける方法です。
下地との一体感を持たせるので、強風や外力にも比較的強いのが特徴です。
下地との一体感を持たせるので、強風や外力にも比較的強いのが特徴です。
特徴
・接着剤でシートを全面的に密着させる
・下地の状態が仕上がりに大きく影響する
・複雑な形状にも施工しやすい
・下地の状態が仕上がりに大きく影響する
・複雑な形状にも施工しやすい
メリット
・仕上がりが美しく、見た目がすっきりする
・細かい部分や入り組んだ形状にも対応可能
・接着面が広いため、シートの浮きが少ない
・細かい部分や入り組んだ形状にも対応可能
・接着面が広いため、シートの浮きが少ない
注意点
・下地がしっかりしていないと密着不良や膨れの原因になる
・接着剤が乾くまでの施工管理が必要
・高温や湿気が多い季節は膨れやすくなる場合がある
・接着剤が乾くまでの施工管理が必要
・高温や湿気が多い季節は膨れやすくなる場合がある
機械的固定工法

機械的固定工法は、防水シートを金具(ディスクやアンカー)で固定する方法です。
シートの全面を接着しないため、下地の状態に左右されにくく、大規模な屋上でも安定した施工ができます。
特徴
・下地にアンカーやディスクを設置し、シートを機械的に固定する
・シートは部分的にしか下地に接触しない
・下地の含水状態や劣化の影響を受けにくい
・シートは部分的にしか下地に接触しない
・下地の含水状態や劣化の影響を受けにくい
メリット
・下地が劣化していても施工が可能な場合が多い
・接着剤を使わないため施工が早く、環境の影響を受けにくい
・膨れが発生しにくく、長期間安定しやすい
・接着剤を使わないため施工が早く、環境の影響を受けにくい
・膨れが発生しにくく、長期間安定しやすい
注意点
・金具の設置部分が弱点となりやすい
・風圧が強い場所では金具の固定強度が重要になる
・端部や立ち上がり部は別途処理が必要
・風圧が強い場所では金具の固定強度が重要になる
・端部や立ち上がり部は別途処理が必要
シート防水の主な種類と特徴
シート防水には大きく分けて「塩化ビニル系シート防水」と「ゴム系シート防水」の2種類があります。
塩化ビニル系シート防水
紫外線や熱に強く、比較的メンテナンスがしやすいのが特徴です。
カラー展開もあり、見た目をきれいに仕上げたいときに向いています。
カラー展開もあり、見た目をきれいに仕上げたいときに向いています。
ゴム系シート防水
伸縮性が高く、下地の動きに追従しやすい特徴を持っています。
特に寒暖差の大きい地域や、地震による揺れに対しても効果を発揮します。
どちらもシートを貼るだけなので工期が短く済むことが多く、改修工事にもよく選ばれる防水方法なんです(^^)/
シート防水のメリットとデメリット

シート防水には以下のようなメリットがあります(#^^#)
・工期が短く、比較的早く仕上がる
・下地に直接貼るため、仕上がりがきれい
・紫外線や雨風に強い
・改修工事でも施工しやすい
一方で、デメリットもあります。
・複雑な形状の屋根には向いていない
・シートのつなぎ目や端部が弱点になりやすい
・強い衝撃や鋭利なもので傷が入ると破れやすい
つまり、広くて平らな屋上などには最適ですが、細かい入り組んだ形状の場所には不向きな場合があるのです(>_<)
シート防水の施工後に気をつけたい点
シート防水を施工したあとは、定期的な点検が大切です。
特にシートのつなぎ目や端部は劣化が起きやすいので、早めのチェックがおすすめです。
落ち葉や砂がたまると水はけが悪くなり、劣化の原因になることもあります。
また、重いものを引きずったり鋭利なものを落としたりするとシートに傷が入ってしまうので注意が必要です。
普段から屋上やベランダを使うときには、少し気を配るだけでも長持ちさせることにつながりますよ(^^♪
まとめ

今回は、シート防水について基本からメリット・デメリット、施工後の注意点までご紹介しました。
平らな屋上やベランダに適しており、短期間で仕上げられる便利な工法ですが、弱点部分の点検や日常的な配慮も大切です。
防水の知識を知っておくことで、大切なお住まいを長持ちさせることができます。
ぜひ今回の記事を今後の参考にしてみてくださいね(#^^#)
記事内に記載されている金額は2025年09月26日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。