屋根や外壁の塗装を検討する際、決めなければならないのはどんな色にするか、そしてどの塗料を使用するかです。色はこれまでの雰囲気をそのまま引き継いだり、思い切ってイメージチェンジを図るなどの考え方がありますが、塗料の場合はどうでしょうか。値段や効果、それぞれのメリットなど考慮する点が非常に多いです。かなり多くの種類があるため、悩んでしまう方も多いでしょう。そこでオススメなのが、省エネ効果があると期待されている遮熱・断熱塗料です。
遮熱・断熱塗料で省エネが期待できる?
遮熱・断熱塗料は、建物の断熱性能を向上させるために使用される塗料です。ここでは特に省エネ効果が期待できる断熱塗料の効果やメリットについて詳しく解説します。1. 熱の反射・吸収: 断熱塗料は特殊な材料で作られており、太陽光や熱を効率的に反射・吸収する性質があります。これにより、建物内部への熱の侵入を抑え、室温の上昇を防ぎます。遮熱塗料の有無で室内温度に約9℃の違いが出たというデータもある為、かなり暑さ対策には有効的です。
2. 断熱性能の向上: 断熱塗料の塗布により、壁や屋根の断熱性能が向上します。冬場には室内の暖かさを保ち、夏場には外部の熱を遮断し涼しさをキープする効果があります。
3. エネルギー効率の向上: 断熱塗料による断熱性能向上は、暖房や冷房の使用頻度を減らすことにつながります。結果として、エネルギー消費量が削減され、省エネルギー効果が期待できます。
4. 快適な室内環境: 断熱塗料の効果により、建物内部の温度ムラが軽減されます。これにより、各部屋の温度差が少なくなり、快適な室内環境が実現されます。
遮熱塗料と断熱塗料の違いは?
どちらも室温の上昇を抑えることに貢献し、快適な環境を作りだすために寄与する効果を持つ塗料です。ですが、熱の抑え方がやや異なります。断熱塗料は遮熱塗料のように熱を跳ね返すだけではなく、ある程度吸収した熱を通しにくいという効果も持ち合わせています。効果が少し増えているため、断熱塗料は遮熱塗料よりも若干コストは高めとなります。
熱伝導が低いという特性から、冬場は暖房によって温まった室内の熱を外に逃がしにくいというメリットも断熱塗料には存在し、夏と冬両方の頼もしい味方となってくれます!
遮熱塗料を使用した工事の様子
ここからは、実際にスレート屋根への遮熱塗料で塗装工事を行った佐倉市王子台での現場の様子から、塗り替えの工程を見てみましょう。
使用したのは遮熱塗料のサーモアイSiとなります。サーモアイシリーズには遮熱効果を持つ専用の下塗り材も存在し、高い効果が発揮できる製品となっています。既存のスレートにまずは白色の下塗り材、サーモアイシーラーを塗布していきます。
その後は上からお客様がご希望されていたクールディープグレーの色で中塗りと上塗りを行い、しっかりとした塗膜を形成していきます。サーモアイは遮熱だけではなく防カビ機能なども備わっているため、非常に優秀で人気のある遮熱塗料です。塗装時の色決めでは、実際の雰囲気を確かめられるカラーシミュレーションをご利用いただけます。また、断熱による省エネ効果を高めたい場合、外壁部分の断熱調査なども非常に有効です。
私たち街の外壁塗装やさんでは赤外線カメラを使用した断熱調査(参考価格:税込198,000円~)も承っておりますので、ぜひご検討ください!
記事内に記載されている金額は2023年06月07日時点での費用となります。
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