今回は、スレートの基本情報や塗装メンテナンスの重要性を実際の塗装メンテナンス・屋根葺き替え工事の様子と合わせてご紹介致します!
スレートとは?
スレート屋根の特徴とメリット
「スレート」とはセメントを主原料とした厚さ5mm程度の薄い屋根材あり、現在日本の住宅で最も普及している屋根材です(*^-^*)
最大のメリットは、その導入コストです!
他の屋根材に比べて比較的安価であり、施工においても特別な技術や材料が必要無い事から一般的な屋根工事業者であれば大体取り扱っています。
また、軽量であることから耐震性が高く、お住まいの構造に及ぼす負荷も少ない事も大きな魅力です。
屋根の重量が増すほど地震の際のお住まいの揺れは大きくなるため、地震が多い日本の住宅にとって特に重要な要素と言えます。
また、デザイン性の高さもメリットの一つです。
カラーバリエーションが豊富で、建物の外観に合わせた選択が可能です!
スレート屋根のデメリット・塗装メンテナンスが必要な理由
スレート屋根のデメリットとして挙げられるのが、素材自体の防水性・耐久性が低い事です。
セメントを主原料に製造されるスレートはそれ自体に耐水性を備えておらず、防水性・撥水性は施されている塗膜に依存しています。
その為、塗膜の防水性・撥水性を維持する為に定期的な塗装メンテナンスが必要となります(>_<)
また、塗膜の保護機能の低下は苔・カビの繁殖や、屋根材自体のひび割れ・反りなどの症状にも繋がります。
定期的な塗装メンテナンスを行わなければ、美観や屋根材の寿命を縮めてしまう原因となってしまいます。
導入コストを抑えられるスレート屋根ですが、長期的なメンテナンスコストを併せたトータルコストで考えますと「他の高機能な屋根材」の方がコストを抑えられる場合もありますので注意しましょう!
スレートの種類:天然スレートと化粧スレート
実は、スレートには主に「天然スレート」と「化粧スレート(人造スレート)」という2つのタイプに分かれます。
化粧スレート(人造スレート)はセメントを主成分とした人工スレートであり、現在日本国内で使用されているスレート屋根材の多くがこちらの種類です。
一方、天然スレートは主に粘板岩(ねんばんがん)という素材を薄い板状に加工したもので、天然の鉱物のような風合いと独特な模様が特徴です。
耐久性に優れ、色褪せしにくいというメリットがありますが、材料自体の価格が高く、また施工できる職人も少ない事がデメリットです。
その為、天然スレートは国内でほとんど使用されていません。
「スレート」や「スレート屋根」と言えば、「化粧スレート屋根材」を指す言葉ですので、注意しましょう!
スレート屋根に関わる施工事例をご紹介!
続いて、実際に施工させて頂いたスレート屋根に関わる工事事例をご紹介致します(^^)/
船橋市湊町のお住まいにて施工したスレート屋根の塗装メンテナンスの様子
スレート屋根の色褪せや苔の繁殖
写真の様にスレート屋根全体に色褪せが見られ、苔の繁殖も確認出来ました(>_<)
苔の繁殖はスレート屋根上に長時間に渡って水分が滞留している証拠であり、スレート屋根に施された塗膜の劣化サインとなります。
それでは、さっそく塗装メンテナンスを施工させて頂きます!
下塗り、タスペーサーの設置
下塗り完了後、タスペーサーを使用した縁切り作業を行っていきます。
タスペーサーを設置する事でスレート材同士の重なり部分にわざと「隙間」を作り、屋根材内部に回ってしまった雨水の排出口つくります(#^^#)
中塗り、上塗り
今回は、塗料に「サーモアイ4F」を使用させて頂きました。
優れた遮熱効果を持ち、夏の暑い時期の太陽熱による屋根材の劣化やお住まいの気温上昇を減少させる効果を備えます。
スレート屋根の塗装メンテナンスの施工完了
スレートの防水性を高めるのはもちろんですが、景観が良くなることも塗装メンテナンスの大きなメリットとなります。
綺麗な仕上がりにお客さまにもお喜び頂けました!
スレート屋根材を使用した屋根葺き替え工事の様子
お住まいのメンテナンスをご検討されているM様より、点検・お見積りのご依頼を頂きました!
既存の屋根材には松下電工(現:パナソニック)「フルベスト16」が使用されていました。屋根材の劣化が目に見えて進行している状態でしたが、大雨が降ると雨漏りも発生してしまうとの事でした(>_<)
点検の為、屋根の上を移動しているとフカフカする感触も感じられたため、下地の傷みも心配される状態です。
その為、今回は屋根葺き替え工事をご提案させて頂き、工事のご依頼を承りました!
まずは屋根材を全て撤去していきます。推測通り、屋根下地材である野地板には腐食が進行していました(>_<)
大部分に増し張りを行い、腐食が著しい部分は撤去して新規の野地板を設置しました。
構造部分から耐久性の高い屋根になります(^^♪
続いて、防水紙・屋根材を敷設していきます。屋根材にはスレート屋根材「コロニアルグラッサ」を使用させて頂きました!
グラッサシリーズはケイミューが発売するスレート屋根材の中でも高ランクの屋根材で、「30年間色褪せない」といわれています。
その為、スレート屋根材のネックとされる定期的な塗装メンテナンスの手間・費用を大きく削減できる製品です(#^^#)
屋根材の敷設が終わり、棟板金を設置すれば屋根葺き替え工事の完了です。屋根材が新しくなった事に加え、野地板の補強・交換をさせて頂きましたので、構造部分から耐久性のある屋根へと生まれ変わりました。
もちろん雨漏りの発生も無くなりましたので、お客さまにも大変ご満足いただけました(#^^#)
私達、街の外壁塗装やさんはスレート屋根はもちろん、お住まいのあらゆる屋根・外壁の塗装施工の実績が豊富です。
スレート屋根の点検・塗装メンテナンスをご検討中の方がおられましたら是非、街の外壁塗装やさんまでご相談下さい!
専門スタッフによる点検からお見積りの作成まで無料にて承っておりますのでご安心ください!
記事内に記載されている金額は2024年03月07日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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