土浦市の築28年の住宅の現場調査の依頼を受けました。
施主さまから外壁にあるヒビの補修工事についてご相談があり、現場調査にうかがいました。
外壁はモルタル壁でした。
モルタルとは水と砂とセメントを混ぜ合わせた建材で、90年代までの日本家屋の壁材として普及していました。
モルタル自体には防水性能はなく、仕上げの塗装によって防水機能を担っています。
紫外線などで塗装は劣化していくので、10年ごとに塗替えを行うようにしていくのをおすすめしています。
軒天の様子です。
直射日光が当たりにくい場所なのでカビや藻が発生しやすくなっています。
放っておくと腐食していく可能性があるので塗装で補修していくといいでしょう。
モルタル壁のヒビの様子です。
ヒビができると雨水がそこから外壁に入り込んで言ってしまいます。
外壁に水分が入りこむと結露や雨漏りにつながるのでしっかり補修します。
外壁の結露を調べるにはサーモカメラを使用します。
今回は、クラックのところにサーモカメラをあてて、チェックをします。
サーモカメラの写真です。
壁の内部の温度をチェックしていきます。
水分が含まれていると周りより温度が低くなります。
ひび割れに沿って色が黄緑色になっていて結露が起きているのがわかります。
屋根の様子です。
和瓦が葺かれていました。
瓦屋根は、コロニアル屋根やカラーベストとは違い塗装での補修は必要なく、半永久的にメンテナンスフリーと言われています。
一部、飛来物によってか割れてしまった瓦があったので継ぎ補修を行う必要があります。
棟部分の漆喰の様子です。
瓦は半永久的にメンテナンスがいらないと書きましたが、漆喰は風雨によって剥がれたり痩せたりしてしまいます。
外壁などのメンテナンスの際に、漆喰の様子を確認し、剥がれ始めてしまっていたら補修を行うようにします。
ベランダの金属部です。
サビが発生しやすい場所のため、腐食を抑えるサビ止めでコーティングし劣化を防ぎましょう。
記事内に記載されている金額は2020年06月30日時点での費用となります。
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