龍ケ崎市で棟板金の補修工事のご依頼を受けました。
棟板金というのは、屋根の峰の部分に設置する金属製の部材のことです。
コロニアル屋根や金属屋根を屋根のてっぺんから押さえつけることで、暴風による屋根材の飛散防止に役立っています。
しかし、屋根をかけのぼる突風の1番強い力を受けるので、傷んでしまっていると今回の現場のように飛んでいってしまうこともあります。
棟板金の飛散の原因としては、棟板金を固定する釘が緩む、というのが一番に挙げられます。
貫板(ぬきいた)と呼ばれる板材に棟板金は固定されているのですが、湿気によって腐食してしまうと釘が緩むことがあるのです。
今回の現場は、すべての棟板金と貫板を交換するため、まずは撤去作業から行います。
高所での作業のため安全に気を配りながら作業していきます。
続いて、貫板を設置していきます。
貫板というのは幅約90mm、厚み約15mmほどの細長い板材の総称です。
柱同士を貫いて強度を上げる筋交いのような役割としてよく使われる建材のため、そう呼ばれています。
汎用性のある板材なので、ここの場所のこの用途!と使い方が決まっているわけではなく、似たような規格のものをすべて貫板と呼んでいます。
今回使用したのは杉材の貫板です。杉は非常に防腐性のある材質で、湿気の多い日本では建材として昔から使われています。
屋根の峰に沿って貫板を設置していきました。
この上に覆いかぶせるように棟板金を設置します。
棟板金が設置できました。
新しい貫板にしっかりと固定できたので、これで台風や突風にも負けない屋根になったことでしょう。
これから本格的な台風の季節を迎えます。
緩んだ棟板では屋根を守ることも心もとないこともあると思います。
大きな被害が出る前に、メンテナンスをおこなって安全な家を維持していってはいかがでしょうか?
記事内に記載されている金額は2020年08月06日時点での費用となります。
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