土浦市でアパート補修のご相談を受けました。
屋根瓦がずれて雨漏りが発生してしまっているとのことです。
まず、どれくらいの傷みがあるのかをチェックし、工事計画や見積もりを立てるために現場調査に赴きました。
今回の現場の屋根材には『モニエル瓦』と呼ばれる輸入コンクリート瓦が使用されていました。
70〜80年代に、丸みのある形状やカラーバリエーションの豊富さから非常に人気の出た建材です。
1973年から日本モニエルが代理店となって輸入販売を行っていましたが、2010年に廃業したため現在、日本での新規の取扱はありません。
写真からわかるように屋根の一部が欠落しています。
また、コンクリート瓦は一般的な和瓦と違い経年劣化で表面塗装が傷んでしまいます。
表面塗装が傷む事で雨水が浸透し雨漏りなどのトラブルを引き寄せることもあるので気をつけます。
破風の部分も傷んで色あせています。
木材のためこのままにしておくと腐食の危険があります。
室内の様子です。
天井の化粧板にシミができています。
このようなあとがある場合は雨漏りの可能性が高くなっています。
同じようなシミがいくつも見られました。
天井のパネルが雨漏りによって剥がれかけてしまっています。
天井をサーモカメラで撮影します。
赤い部分と青い部分がくっきりと別れています。
青などの寒色は温度が低い場所です。
湿気など水分が多い場所は周囲より温度が低くなります。
ひとつひとつ雨漏りの状態を確認します。
サーモカメラで晴れ間のいまも青っぽくなっているため恒常的に湿気にさらされていることがわかります。
天井の化粧板が欠落しています。
骨組みなどに影響が出る前に対処する必要がありそうです。
雨漏り対策、充分ですか?
梅雨での長雨や夏の豪雨、台風などこれから雨にまつわるトラブルが増えていく時期です。
雨漏りによって家屋の骨組みなどを腐らせてしまうこともあり、非常に甚大な被害を引き起こしがちです。
すみよい家を長持ちさせるために、是非一度メンテナンスなどを行い急な天候変化に負けない家を作っていきましょう。
記事内に記載されている金額は2021年01月15日時点での費用となります。
街の外壁塗装やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
外壁塗装、屋根塗装、外壁・屋根塗装、ベランダ防水の料金プランはそれぞれのリンクからご確認いただけます。