土浦市でリフォーム工事を行っている現場の様子です。
今回の記事では、倉庫の屋根と軒先の補修についてご紹介します。
まず、屋根塗装からです。
今回の現場はセメント瓦と呼ばれる屋根材で、一般的な和瓦に形は似ていますが塗装による表面保護が必要な建材だったため塗装をおこなっていきます。
まず、シーラーと呼ばれる下塗り剤を塗って、続いて塗布する上塗り剤がしっかりと密着できるようにしていきます。
セメント瓦と和瓦の違いって何?
セメント瓦と和瓦(陶器瓦)の違いはなんでしょうか。
大きな違いは材料です。
セメント瓦はその名の通りセメントと水を固めたものです。和瓦に比べて安価で大量生産ができたため高度経済成長期の住宅の高需要期に普及しました。
しかし、表面は塗装によって保護されているため紫外線や経年劣化で塗膜が傷むとトラブルが置きやすく定期的なメンテナンスが必要になります。
かわって、一般的に和瓦と呼ばれる陶器瓦は成形した粘土に釉薬を塗り高温で焼き上げて作られています。
非常に強度と耐久力があり、表面劣化もないことから一度葺いたら半永久的にメンテナンスがいらないと言われています。
下塗りが完了しました。
しっかりと乾燥させて次の塗装に移ります。
上塗りは2回行います。この上塗りによって屋根の色が決まってきます。
ローラーを使って塗り残しがないように塗り替えます。
1回目の上塗りが終わりました。
乾燥時間を設けてから2回目の塗装です。
乾燥時間って必要なの?
乾燥時間というものは必要なんでしょうか?
工事期間はなるべく短くしたいですよね。ベンチタイムを開けぬまま重ね塗りをしたほうがすぐ工事が終わるような気がしませんか?
美しい仕上がりのためには乾燥期間が重要なのです。
塗料を塗ったあと、乾燥期間を置くことで塗料内部の水や溶剤を蒸発させています。
中途半端に間を置いて、半乾きのまま塗り重ねると塗料がひきつれたりよれたりしてしまいます。
結果、仕上がりにむらができたりと機能的にも美観的にも非常に残念なことになってしまうのです。
塗料や気温によって乾燥期間が違うのでしっかりそこは守って作業します。
屋根塗装が完了しました。
軒先の垂木(たるき)が腐食や虫の食害で穴が空いていました。
このまま放置してしまうと見栄えだけでなく強度や機能も低下してしまうのでパテで埋めていきます。
しっかりと穴の空いた部分の奥までパテを埋め込んでいきます。
表面はもとのように平らにします。
他の部分と色が違いますがこの上から塗装するので、気にならなくなるでしょう。
記事内に記載されている金額は2020年10月31日時点での費用となります。
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