今回の現場は窯業系サイディングという建築材が使われていました。
サイディングとは定尺の板でできている外壁材になります。
施工がかんたんで、様々なカラーリングや意匠が選べると、30年近く前から普及仕出しています。
しかし、外壁サイディングは、乾湿差や寒暖差によってサイディングボード同士のつなぎ目に隙間が生まれやすくなっています。
横目地は特に雨水がたまりやすく、これが外壁の結露や雨漏りにもつながっていきます。
塗り替えメンテナンスの際は、雨漏り対策のためにも、横目地もしっかりシーリングでうめていきます。
外壁サイディングの表面の小さいヒビを埋めたり、上塗り剤の吸い込みを防ぐ役割をします。
塗料にはすべて、メーカーが決めた平米あたりの塗布量があります。
外壁全体の面積を算出し、過不足なく塗料を塗っていきます。
まず、１階の塗装です。1階は色の濃いニンバスというカラーを使用しました。
全面はローラーをつかって均一に塗装し、細かい部分はハケを使って塗り替えます。
塗り残しなどがないように丁寧に施工します。
外壁塗装にはアステックペイント社の『超低汚染プラチナリファイン2000MF』を使用しました。
非常に高性能な無機塗料で、耐用年数が長いのが特徴です。
また、紫外線からの劣化に強い無機成分配合で色あせしにくいとも言われています。
超低汚染リファインシリーズは、その名の通りよごれにくさ（低汚染性）に定評があります。
特筆すべきこととしては、雨水で汚れが洗い流されるセルフクリーニング機能です。
雨のたびに汚れが流され、きれいな外壁を維持します。
ニンバスの落ち着いたカラーリングに変わり、雰囲気が一気に変化しました！
こちらも1階同様『超低汚染プラチナリファイン2000MF』を使用していますが、カラーはスモーキーラベンダーという薄いグレーのカラーです。
同じようにローラーをつかって塗り替えます。
同じ色の塗料を重ねて塗っていくので、どこを塗ったかわからなくならないように順序立てて施工します。
ベージュ風の色合いから落ち着いたグレーの外壁にイメージチェンジです。
記事内に記載されている金額は2022年02月18日時点での費用となります。
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